私を育てたもの。

Dscf0029_1 昇ったり降りたり

私は読書家のように思われがちだが、それは間違いであーる。
読書家に見えるように振舞っているだけで、そんなにたくさんの本を読んでいるわけではないのだ。
何事も、どちらかというと広く浅く、そして少々偏って派なので、思ったよりもこだわりはない。
ただ、昔から雑誌は大好きだった。
あれほど好きだったマンガはあまり読まなくなったけれど、雑誌は今だにいろいろ読んでいる。
それでもだいぶ減ったが‥。
mc Sister や Olive、装苑、私の部屋、ふたりの部屋、そして、ビックリハウス!
水害でほとんどなくなってしまったけれど、今考えても、私にとっては宝物みたいな雑誌たちだった。

2_119
これは、mc Sister から出たカードブック。
これは当時の第一線で活躍しているイラストレーターたちを起用していて、今見てもちっとも色あせていない。
昔、友達にカセットテープを作ってはレーベルを手作りすることに夢中になっていた。
そんなことを懐かしく思い出した。

Photo_266
これは、Oliveで連載されていた藤坂のりこさんの手作りのお人形の本。
いまでも書店に行くと、お人形の本は数え切れないくらい出ているが、この本のなかのお人形よりラブリーなものを私はみたいことがない。
Oliveの連載から出た本で一番の宝物は『のんちゃんジャーナル』だったのだが、これは水没した (>_<。)グスン
『のんちゃんジャーナル』は少しだけ切り抜きがとってある。
紙なのでもちろん色褪せてくるが、内容は今でも新鮮なのだ。

Book 懸賞で貰った本

『イラストレーション』という隔月で出るイラストやグラフィックアートの専門誌を高校生のときからずっと購読していた。
たまに愛読者カードを送ると、かなりの確立でプレゼントが当たって嬉しかった。
100冊くらいはあったのだが、これも水没した。
でも、今までいっぱい楽しんだからいいかぁ~と思って、また愛読者カードを出した。
そのときに「水害で今までのはなくなったけど、またこれからも読んでいきま~す」みたいなことを軽く書いた。
すると、ある日、イラストレーションの編集部から電話が来た。

「いつも購読してくださってありがとうございます。失礼かもしれませんが、編集部で使っていたものなので新品ではないし、少しだけ切り抜いてあるところがあるものもあるのですが、ずっと愛読してくださったかたですので、お見舞いにもなりませんが、それを送らせていただきます。」

ビックリした。いったいどういうことなのか、わからないまま「は、はい」と返事をした。
すると、ダンボール何箱かに分けて入った100冊近い『イラストレーション』が送られてきたのだ!
今でもそのときのことを思い出すと涙が止まらなくなる。

あれから何年も経ち、昔ほど一生懸命に読まなくなってきたなぁと思った。
しかも、部屋の収納量にも限界があり、どうにかしなくては、と思うようになった。
ほかの雑誌や本は必要なところを切り抜いて捨てることができるが、『イラストレーション』だけはそんなことはできないし、してはいけないと思った。
ましてやリサイクルショップに持っていくことなんてできない。
そんなときに、ブラフィックデザイナーの友人に相談したところ、美術系の学校へ寄贈することができた。
少しでもアートを愛する人たちのもとへ旅立たせることができた。
私は今までい~っぱい楽しいことをこの本から吸収してきたのだ。
「ありがとう!」と晴れ晴れとした気分だった。

Photo_267 ペーパートイ

不思議なことがある。
大人になってから知り合ったひと、特に男性は「昔、ビックリハウスを愛読していた」というひとが多いのだ。
でも、なんとなくわかる~、とほくそえむ私だった(*^ー^*)

水害で大丈夫だった雑誌が数冊ある。
そのなかに、林真理子がパリのシャネルで服をオーダーしてしまったときの『装苑』があるのだが、何故かそれは捨てられない^_^;
なんでだろう‥。      

コメント(15)