カッコ悪くてカッコいい。

    No2

私は青春群像を描いた映画が好きだ。
邦画はそのとき旬な俳優たちが出ていることが多く、それだけでも十分楽しいのだ。
なんだか俳優たちのパワーが観ているこちらにも伝わる瞬間がある。
そんなカンジが好きなのだ。

Bl 『この世の外へ クラブ進駐軍』

4年くらい前に公開された、阪本順治監督の作品で、CGをあえて使わずにセットで終戦直後の様子を再現している。
私は、萩原聖人が苦手で、最初はあまり観るのも乗り気ではなかったのだが、観てみるとアラ
不思議、なかなかいい青春群像なのだ。
きっと興行的にはそんなによくなかったように思えたが、あまり期待せずに見たせいもあるかもしれないが、意外に面白かったのだ。
もちろん、「う~ん(-_-;)」と思えるところもあるし、今でも萩原聖人の唄はちょっとねぇ~と思っているのだが、この映画を観たときに感じたことがあるのだ。

私は、割りと新旧・洋画邦画問わず、いろんな映画を観てきたと思う。
ちょっとくわしくなると、知らず知らずのうちに、自分のポジションみたいなモノを少し高く置いてしまうことがある。
うんちくを並べて、小難しいことを云って、生意気に 「どうよ?!」みたいなカンジになりがちだ。
この映画を観た中学生の感想を聞いて、ハッ、とさせられた。
吹奏楽をしている子は、「こんなひとたちが始めたから僕たちが今、吹奏楽をしてるんだなぁと思いました」といい、別の子は、「戦争は国と国とでは勝ち負けがあっても、人と人には勝ち負けはないのだ、と知りました」と云っていた。
そして、ラストのクレジットのときの、実際、日本のジャズの礎を作ってきたひとたちの演奏風景を見て、「すっごくカッコいいでした!」と云っていたのだ。
中学生からすると、おじいちゃんおばあちゃんたちだ。
もしかすると自分が、素直に観る眼差しを楽しさをどこかに置いてしまいそうになっているのでは?と感じることがある。
そんなときに、青春群像を描いた映画を観ると、なんだかワクワクして、あっけらか~んな気持ちになる。
私は、「癒し」だの「元気」だのを売りにしているモノがなんだか、逆に胡散臭く感じられるヒネた人間だが、清清しいのはちょっと好き。

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『この世の外へ』は、萩原聖人・オダギリジョー・松岡俊介・村上淳、そして、ミュージシャンでもあるMITCH、この5人のバンド、「ラッキー・ストライカーズ」が中心になっている。
おしゃれさん系の俳優(萩原以外)なのだが、なかなかいいのだ。
特に松岡俊介の抑えたつらさがいいなぁと思っていたのだが、オダギリジョーも客観的に見ても好かったと思う。
メンバーのなかでは一番おっちょこちょいタイプなのだが、いい意味でムードメーカー。
ジョーがムードメーカーって、どういうこと?!って思うでしょ?
映画のなかで、私が一番美しいと思ったのは、自分の小さな部屋の窓際で、ジョーが故郷の歌を口ずさむシーン。
気が向いたら、観てみてネ。
ラッキー・ストライカーズというバンド名の哀しさを少しだけ感じながら‥。

 
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            『 クローズ ZERO 』

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そんな私の、この秋一押しのピッカピカの青春映画はコレ!
えぇ~っ?!っという声が聞こえてきそうだが、実はわたくし、ジョーの下の世代の俳優では、
小栗旬が好きなのだ~。
でも、そんなことはどうでもよくなるくらい、ワクワクして楽しかった~。
暴力やイジメと、ケンカは違うのだ。自分の腕一本で男の子はテッペンを目指すのだ。

小栗旬や山田孝之をはじめ、鈴蘭のやつらはみんなカッコイイのだが、中でも、一服の清涼感を与えてくれるのが、いつもラルフローレン(多分)の白いシャツがまぶしい時生だ。
他の作品では同じ印象にはならないと思うのだが、ちょっと菊ちゃんクラクラ~だったかも。

Kiritani1 桐谷なんとか(←ちゃんと調べろ~!)

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       小栗旬は、体つきから変わったような気がする。

カッコ悪くてカッコいい、でも、ちゃんと人間を見ている。
いまどき真っ当な、潔いというか清清しい青春を描いた映画だと思う。

ただ、いつもと一緒に観る客層が違うので、それはそれで楽しんでもらえれば~。

勇気を出して(?)、ぜひっっ!

Photo_10 忘れてないわよ~ん (>_<。)ノ

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