夕べ、日本アカデミー賞の授賞式をうたた寝しながら見た。
いや、録画していたから、つい睡魔に負けてしまって~。
それに私は授賞式が好きなのに、それに行くまでが少し長くてウトウト‥(*_ _)zzz
ジョーは残念だったネ、と友人知人の皆さんに云われたのだが、ジョーが取る取らないよりも、
吉岡秀隆だけはないだろう、と思っていたので、そっちのほうが正直いってビックリだった。
ジョーは「胃が痛いメイク」だったわけだが、それについてふられる堤真一も困っただろう。
でも、叱ってくれそうだから仕方ないのか。違うか。
そして、主演男優賞よりもなによりもステキな言葉をジョーにかけてくれた松岡監督、
ありがとう!!
それよりも、録画したものを早送りしてみたのだが、冒頭あったらしい先日亡くなられた市川崑監督へのオマージュらしきものが放映されてなかったような気がするのだが‥?
樹木希林さんが受賞コメントで市川監督のことを話されていたのになぁ。
私は二十歳そこそこのときに、午前中にあったテレビの懐かし映画館のような番組で市川崑監督の『おとうと』という作品を見て、なんて美しい映画なんだろう、と感動し、昔の邦画を見るようになった。
幸田文の自伝的な小説が原作で、姉を岸恵子が、弟を川口浩が演じていた。
川口浩と聞くと、隊長!っといったカンジで覚えているかたも多いと思うが、この『おとうと』のなかの川口浩は、ちょっとジョーに似た面影があると思う。
市川監督というと、金田一くんシリーズや『東京オリンピック』 『細雪』などの印象が大きいと思うのだが、その前の大映のときの作品が私は結構好きだ。
『おとうと』をはじめ、『炎上』 『破戒』 『野火』 『鍵』などなど。
最初の写真の『黒い十人の女』は、数年前にピチカートファイブの小西康陽が紹介して、結構若い世代にも評判になった作品だ。
びっくりするくらいクールでカッコいい映画だが、それでも、当時のほかの作品に比べれば、大傑作とはいかないような気がする。
そんな私が一番好きな市川崑の映画は‥
原作者の山崎豊子さんは「違う!」と云って怒っていたという話だが、見たとき私は、久々にゾクゾクする映画だ、と感じた。
市川雷蔵主演なのだが、このぼんち役は他にできる俳優がいるだろうか、と思う。
それに加えて、他の共演者がまた素晴らしくいいのだ。
市川雷蔵といえば、眠狂四郎なんじゃないの?と思うかたもいると思うが、私のなかでは市川雷蔵の作品のなかでは、『ぼんち』が一番好きな作品だ。
ちなみに時代物では、眠狂四郎よりも『薄桜記』という作品が好き。
東京の映画館ではちょうど市川崑の特集をしていた、と聞いた。
友人たちのなかには、半休とって時々見に行っているよ、いうひともいて、とってもうらやましいのだ。
東京のなにがうらやましいかというと、こういうときなのだ。
グルメなレストランやスィーツも、オシャレ~なお店も芸能人もちっともうらやましくない。
でも、すっごく見たい展覧会や、映画の上映会のことを聞くと、ジダンダしたくなるのだ。
もちろん市川作品を録画したものはいくつか持っているし、DVDだって出ている。
だけど、映画館で見ることができるのなら、一度くらいはスクリーンで見てみたいのだ。
あぁ、できることなら、初期の作品を見てみたい。あと、『プーサン』を!!
市川崑監督の訃報を聞いて、久々にそんなことを感じた。
だから、いうわけでもないが、日本アカデミー賞の授賞式を見ながら、
「みんな 『キサラギ』 見てないでしょう~?!あたしは映画館で見たよ~ん。へへへのへ~
」
とココロのなかで意地悪くつぶやく菊ちゃんなのだ。



