アートをめぐる冒険 ~名古屋周辺 ②

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金山駅から快速で15分くらいで刈谷駅に着いた。
これから見る展覧会は毎週木曜日の午後1時から担当学芸員によるギャラリートークがあるので、
それに合わせて前後のスケジュールを決めたのだが、思いのほか浮世絵をじっくり見てしまい、
ゆっくりランチをとる時間がなくなったので、駅構内にあるドトールで5~6分でランチタイム。
駅から美術館までは、歩いても15分もかからないくらいだと思ったのだが、時間がないうえに
雨が降っているのでタクシーに乗った。
案の定、すぐ着いた。12時45分くらいだった。間に合った~。

Photo_8 刈谷市美術館

入口には、開催中の展覧会の看板が‥

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大好きな宇野亜喜良の展覧会なのだ~~~~heart04

今回のわたしの旅は、この『宇野亜喜良展』がメインと云っても過言ではない。
他に見る予定の展覧会は、この展覧会のついでと云ってもいいくらいなのだ。
ホントは違うけど~、それくらいの心意気っていうの、そんなカンジ(?)なのだ~。
しかも、巡回はなく刈谷市美術館のみの今までにない大規模な展覧会なのだ~~。
おおげさではなく、私が生きている間にもう1回あるかないかの展覧会なのだ~~~。 ぜぇぜぇ‥。

美術館に着いたら、荷物をロッカーへ入れてトイレを済まし、会場入口で午後1時からの
ギャラリートークが始まるのワクワクしながら待った。
平日の昼間で、しかも冷たい雨の降るなか、想像以上に参加者が集まっていた。
すぐに担当学芸員のお兄さんがやってきて、ギャラリートークが始まった。
いよいよ会場へ入るのだ。ドキドキ~~heart04

    Aquirax

    *展覧会の詳細はこちらへ 『宇野亜喜良展』

宇野亜喜良は、1934年生まれのグラフィックデザイナーで絵本作家でイラストレーターで、
ひとつのジャンルでは括ることのできない、アートの天才のひとりなのだ。
私は高校生の頃(20年以上も前だが‥)から見ていた『イラストレーション』誌の影響がかなり強く、
当時から宇野亜喜良はすでに大御所で、あこがれの絵描きだったのだ。
もしも、俳優が演じるならば、まちがいなく寺田農さんだと思う。多分‥。

それはさておき、初期の絵本の原画を見てビックリした。かなりキュートでラブリ~。
一番古い時代の作品なのだが、今そのまま出てきてもまったく古い感じがなく、
逆に今風にさえ思えるかも、と思った。
そのあとのいろんな雑誌の表紙のカッコイイこと!!
今、星の数くらい雑誌は出版されているが、実際、表紙をとっておきたい雑誌は何冊あるだろう。
そんな気持ちはポスター類を見ているとさらに強くなった。
いろんなモノの数は増えたけれど、大切にしたいモノの数が増えたわけではないんだなぁと。
絵本の原画を見ていると、本当に多彩であると実感できる。
50年以上ずっと第一線で活躍し続けているかたのものすごい底力というものを
まざまざと見せられて圧倒され、そして感動した展覧会だった。

Photo手をつないだワン

学芸員のお兄さんもおっしゃってたのだが、作品をジャンルで分けるということが難しく、
最終的に年代順になったとのこと。
なるほど、と思った。
2年以上かけて、何十回と宇野亜喜良のアトリエに通い、作品を集めてそして選んでいったそうだ。

こちらの刈谷市美術館は、今まで開催してきた展覧会を見てみるとわかると思うのだが、
大規模な美術館をいくつも抱えている名古屋という都市の近くにある、
規模でいえばけっして大きくはない地方の美術館でこんな展覧会があったのか?!
と思う展覧会をいくつも開催しているのだ。
いろんなかたの努力があってのことだと思うのだが、やはり学芸員の企画力と行動力に
何かがあるのだと思う。
それがなにかと聞かれても困るけど~。

会場の最後のほうに、駆け出しのころにコーワのカエルのデザインのコンペに応募して、
入賞した新聞記事が展示してあった。
そのとき一緒に入賞したのが、やはり若かりし頃の和田誠。
この記事を見たとき、私はなにか運命みたいなものを感じた。
目尻に二粒くらい涙が出たかも。
そして、やはり多少無理をしてでも来てよかった、と思った。

予定していた時間よりも30分以上長くギャラリートークは終わった。
最後に学芸員のお兄さんが、
「同じ敷地内にあるお茶室で3時まで、お抹茶と一緒に展覧会を記念して作ってもらった
お菓子が召し上がれます。宇野先生もお気に入りのお菓子です。」
とおっしゃったのだが、私はグっとガマンした。
っというのも、会場を今度はひとりでゆっくり見たいのと、お茶すると帰る時間がますます遅くなるのと、
練りきり・上用饅頭など、お茶席のお菓子がちょっと苦手なので、気にはなったのだがやめたのだ。
ちなみにこちらがそのお菓子。(お茶席は300円くらいだったかも。)
       
Barano_kioku 宇野亜喜良らしく薔薇よんshine

っていうか、実は、なによりも正座すると外反母趾が痛いのじゃあぁぁぁぁぁぁ~~weep

ひとりでさらに一時間以上会場を見てまわって、美術館をあとにした。
刈谷市は公共施設などを周回する無料バスがあるので、その時間は調べてあった。
もちろん電車の時刻にも合わせてね。
バス停の場所を受付のお姉さんに教えてもらった。
待っている少しの間に立ったままハガキを書いたのだが、
届いたかたには申し訳ないくらい乱筆状態~。
届いたかた、申し訳ないどす~。
バスに乗って5分もしないうちに駅に着いた。
また金山駅まで戻り、そこで今度は地下鉄に乗り換えて、名古屋一番の繁華街へと向った。
夕方になっても冒険はまだまだ続くのだ。

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