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2008年12月

2008年12月27日 (土曜日)

あなたのいない休日は。

1

どうしても観たい映画があって、ちょうど福岡と熊本で上映されていた。
日帰りしか出来ないので熊本へ出かけることにした。
ちょうどもう一本観たいなぁと思っていた映画も同じ映画館で上映されているとわかったので久々の映画はしごなのだ。
ちなみの2本とも、九州で上映予定がないのは鹿児島だけ‥sweat02

‥ということで~

Photo 熊本駅に着いたワン
2 市電を降りたらカエルさんを発見

友人から、映画館がある通りで買い物したら入場料が少し安くなるよ、と教えてもらったので通り会に入っているパン屋でサンドウィッチと手作りかりんとうを買った。
その日は普通の日だったので、まともに払うと当日券は1800円なのだが、そのパン屋のレシートを提示するとなんと前売り料金の1300円!
パン屋に払ったのは400円なので、それ以上の割引で、しかも、もう一本観ると伝えたら、「2本目は1000円です」と云われた!
す・す・すばらしい~~~shine

Photo_2 映画が始まる~ワクワクslate

Photo_3 とぉ~ってもステキな映画

何ヶ月も前から友人たちに「菊ちゃんがきっと好きだと思うんだよ」と聞かされてから気になって、観たくて仕方がなかった映画なの。
基礎や資質がきちんと出来上がっているということは、いくつになっても夢をかなえるための自信になる。
そして、なにかを『つくる』ということは、こんなにも豊かなココロで生活できるんだなぁと。
私も母やこの映画のマルタのように、おばあちゃんになっても針を持っていたいと思った。
縫い針、マチ針、かぎ針、そして、ヤなかんじのひとにはチクチクと~。ふふふ~smile

幸せな気分でロビーへ行き、美味しいコーヒーを買った。
映画館のロビーに美味しいコーヒーを飲ませてくれるところがある。
もちろん、そのコーヒーもパン屋で買ったサンドウィッチも持ち込みOKだ。
イマドキのシネコンのように持ち込み禁止とし、美味しくもないコーヒーや食べ物を高い値段で売ることもない。
こんな映画館はもう鹿児島にはないんだなぁと少しだけ寂しくなった。

2_2 次の上映時間まで‥

少し時間があったので、ロビーで友だちにお手紙を書いた。
日帰り旅行でもバッグのなかには、カードやレターセット、そして切手の入ったケースを入れていく。

もしかすると以前も書いたかもしれないが、

         絵葉書は、そこまでの空
     「明日からはここにはいない」という語残して

‥という短い詩があり、とってもお気に入り。
 
友人から届く、旅先や出張先からのお便りが大好きだ。
そこで買い求めたハガキだったり、泊まっているホテルのレターセットだったり。
急ぐ用は何ひとつない。出したい気持ちだけのお便り。
50円や80円で届く小さな小さな、でも温かいプレゼント。
そんなワクワクする気持ちは大切にしたいなぁと思っている。

Photo_4 ラブリ~heart04

そんな私に「きっとビンゴだよ」と云われた映画。
そのとおり。ビンゴ!だったのだ。
ルゥルゥのことを少し思い出した。

Photo_14

いい気分のまま映画館を出て、小さな路地へ入った。
以前、熊本に来たときに気になったお店があったのだが、ちょうどお休みだったので今回はどうかなぁと行ってみた。

Photo_6 ステキな本屋さんを発見flair

      
Photo_8 中はもっとステキ

鹿児島でも注文したら手に入るのはわかっているのだが、い~んだぁ~。
ここで買いたかったのだもの。

そのあと、雑貨屋さんでカードや布や紙モノを少し買った。
Photo_9 かわいいお店だワン
         
2_3 また来たいワン

サイフは寂しくなったが気分はホクホクになった私は 『コッツウェルズ』 へ行ってお茶をした。

Photo_5 ワッフルにティハニーをかけて

買った本を眺めたり、また友人にカードを書いたりして、ホッとするひととき。

それからアーケードをてくてくと歩いて、現代美術館へ行った。
もう4時は過ぎていたのだが、8時まで開いているのでゆっくり観られるのだ。

         Photo_10 何みるの?

Photo_11 アラーキーどす~camera

久しぶりにアラーキーの写真をたくさん観ることが出来た。
熊本のお母さんと赤ちゃんの写真はよかったなぁ~。

Photo_12 美術館を出ると、かわいいネオンがshine

わざわざ、12,000円も交通費をかけて映画を観に行くなんてもったいない、というひともいるだろう。
DVDになるまで待てばいいじゃないか、と。
しかし、『映画館』で観る楽しみ、そして悦びを知ってしまったものには、そこまでの時間や費用よりも得る何かがあるのだ。
何よりも、いつもと違った街の音を聞き、空気を吸い、自分の足で歩く楽しさは何ものにも代えがたい時間。
よく、「自分探しの~」という言葉を耳にしたり目にしたりするが、そういうのではまったくない。
いつでも自分はそこにいる、と思っている。
立っている場所が違うだけ。
きょうはたまたまここにいるのだ。

帰りの列車の時間まで1時間くらいあったので、お気に入りのカフェに行ってみた。
確か夜7時からがBARタイムだったので、まだコーヒーが飲めるはずと思い、入ってみると、この日は早めのBARタイムになっていたのだ。
コーヒー飲めないのかぁ‥‥じゃあ、お酒を一杯飲んで帰ろう~っとbar

Photo_13 大好きなモヒートheart04

バーテンダーのお兄さんがとっても気さくで優しいかたで、楽しくお喋りをした。
いい気持ちのまま、友だちにカードを書いた。

2_4 カウンターの前は大きな窓

「気をつけて、お帰りください」
「また来ま~す」

店を出ると、夜の賑わいのなかをくぐるように歩き、市電に乗った。

3

『つばめ』の車内でぐっすり眠っていたのは、お酒だけのせいだけではないだろう。

  

2008年12月23日 (火曜日)

星屑の街

21

桜島の望む海岸近くに『ドルフィンポート』という、ショッピングモールのようなところがある。
レストランやカフェや地元の食材やお土産屋さんなどなどがあるのだが、最近、“てづくりドルフィンマーケット”というイベントが時々開催されていて、先月初めて行ったのだが楽しかったので、土曜日にまた開催されたので出かけてみた。
いつもは1~2ヶ月の一回くらいのペースで、日曜日の昼間に開催されているのだが、今回は土曜日の午後3時スタートで夜の8時まで。
ちょうどその日は夕方6時からクリスマスイルミネーションの点灯式があるらしいのだ。
仕事を終えて家へ帰り、お昼ご飯を食べて夕食の買い物をすませてから、テクテクと歩いて出かけた。
先日のDWELLがある場所から2~3分のところにドルフィンポートはあるのだ。
なので、20分くらい歩くと目の前に‥

Photo ドルフィンポートどす~

ちなみに着いたときはまだ4時前で明るかったのじゃ~。
いつもは1階の中央広場みたいなところに12~15店ブースくらいなのだが、今回は20ブースくらいになったので1階と2階で開催されていた。
どのお店の前にも大勢のお客さんがいる。
パン屋さんの前にはいつものように並ぶひとたち。
歩いてきたので、のどが渇いたなぁと思っていたらコーヒー豆屋さんの試飲が~cafeshine
挽きたてのグアテマラを売っていたので買った。
あとは、こっちをブラブラ、あっちをブラブラ~。

 *てづくりドルフィンマーケットのくわしい様子はこちらへ →

前回、ニット布やボタンなど手作り材料をいくつか買ったので今回はそれほど買い物はしなかったのだが、出来上がった作品を売っている隅っこにカット布を売っているところがあり、それがけっこうお買い得なお値段なので少しだけ布を買って、更紗屋さんのブースへ行き外国の使用済み切手の詰め合わせを買った。

Photo_2 更紗屋さんのHP →

ひと通りみたあとは、地元の食材やお土産(食べ物)があるお店に行った。
母が叔母たちに荷物を送ると云っていたので、それに入れるものをいくつか買ったのだが、そこに「かりんとう饅頭」みたいなのがあり、試食用のもあったのでもちろん食べてみた。
中の餡は黒砂糖餡みたいだったが、外のお饅頭ガワが確かに「かりんとう」なのだ。
不思議な食感~、と思い2個買った。
カロリーはかなり高そうだった。
そうしているうちに夕方6時前になった。

Photo_5 点灯前

           Photo_4 点灯後

          2_4
3 4

         2_5
Photo_6 Photo_7

マーケットのブースでもキャンドルを灯しているところがたくさんあり、いつもとは違う雰囲気で好かったなぁ。
この日は暖かい夜だったので、海風も冷たくなく、夜まで開催されるマーケットにとっては最適の天候だった。

Photo
         2

11月に母が圧迫骨折をしてしまい自宅療養しているのだが、ふだんがのん気に生活している私は仕事と家事でアップアップ状態になりそうだった。
私はこれまで有り余る自分の時間をのんびりと過ごしていた。
正直いうと、家事は大して苦にならなくストレスにもならない。
しかし、今までが自由すぎて、自分の時間が少なくなることがこんなにストレスになるとは思いもしなかった。
でも段々と時間の使い方がうまくなっていくのもわかった。
それと共に時間の大切さにもあらためて気づかされた。

Photo_2

母もまだまだ治るまでは時間がかかるのだが、少しづつは好くなっていて、今は簡単な食事は自分で出来るようになった。
「自分で出来ることはするよ」と母は云う。
生まれてからこの歳になるまでのあいだに、母から受けたあふれるほどの愛への恩返しをするチャンスがきたのだ、と気づいた。
親が健在なうちに出来ることは少ないのだ。

帰り道、そんなことをなんとな~く考えながら歩いていた。
そして、ずっとシアワセな親子でいたいと思った。

2_2

  

 Photo_4

せっかくのメリクリのあとに申し訳ないのだが、おまけなのだ~。
っというのも、いくつかツリーの写真を撮るうちに、飾ってある丸いキラキラボールに自分が映っているのを見つけた。

Photo_3 ←キラキラボール(正式名称不明)

     2_4 もちろんボクも!
Photo_5 暗いと映りが悪い

        Photo_6 自信作 shine

2_5 みなさんも試してみてネ~camera

           3ばいなら~xmasshine

      

2008年12月19日 (金曜日)

山はありし日のまま

Photo

前々回に桜島から見た夕焼けのことを書いた。
もちろん、そのあとがあるわけで、すっかり日が落ちたあと宿へ戻り、昼寝をしていた叔母と母を起こし夕食を頂いた。

Photo_2 和洋折衷コース
Photo_3 お刺身と鍋もあるワン

一泊二食付きで約11,000円くらいだったのだが、充分すぎるくらいの味と量だった。
Photo_5  私はプラス日本酒代~bottle

お腹いっぱいになったあと少し休憩してゆっくり温泉に入って気持ちよかったぁ~spa
布団に入ると、おやすみ3秒だった。

Photo_6 部屋の窓からの朝の桜島
2 日の出どす~sun

次の日は前日のドンヨリとしていた空がウソのように晴れて明るかった。

Photo_7 朝食はしっかりとね。

桜島一周の観光バスもあるのだが、一人1700円くらいなのと、母の足腰の調子も好くなかったこともあり、少しくらい高くついてもゆっくりと周りましょうということで、知り合いのタクシーを頼んで朝、宿に来てもらった。

Photo_8 先ずはお決まりのコースを‥

数年前にあった長渕剛のオールナイトコンサートを記念して建てられた『叫びの肖像』。
コンサートがあった場所はかなりけずられていて、すぐそこが海になっていた。
人工島のためにけずられたのかなぁ。
実はこのあたりは柵に囲まれていたのだが、みんなそこをくぐって入って写真を撮っていた。
工事のみなさんも特に注意するようすもなかった。
っというわけで‥
Photo_9 やっぱりねんcoldsweats01

   

Photo_10 有村展望所にて

有村展望所に母は行かれるかなぁと思っていたのだが、ゆっくりゆっくりと途中まで行くことが出来た。
この日は、雲ひとつない晴天で空気も澄んでおり、桜島の南側になる展望所からは薩摩半島と大隈半島の端っこもキレイに見え、遠くの島々も見えた。
しかも!
2_2 開聞岳が!!

母達のふるさとの山である開聞岳がくっきり見えたのだ。
観光案内のかたが話してらしたのだが、こんなにキレイに見えるのは年に何度かで、この日みたいに見られたのは4~5ヶ月ぶりのことだそうだ。
叔母も母も桜島の美しい姿とともに、遠くに見える開聞岳に感激していた。
Photo_11 薩摩富士

Photo_12 砂防のトンネル

島のあちこちに、噴火のときの火山灰や土砂から避難するトンネルみたいなところがあった。

Photo_13番新しい火口
Photo_14 北側の雄雄しい山肌

桜島は見る方向が変わると違った雰囲気になる。
いつも鹿児島市街地から見えている山と同じとは思えないくらい山肌が変化している。
見ていて飽きないのだ。

Photo_15 黒神の埋もれた鳥居

桜島は大正の大爆発のときに、流れ出た溶岩で大隈半島にくっついた。
父は爆発の数年後に大隈で生まれて家族で鹿児島市に出てきたのだが、もともと祖先は桜島の黒神のあたりに住んでいた。
大正の爆発のときに一族で大隈のほうへ逃げ延びたのだ。
そのときに祖父が家財は置き、持ってきた仏様は今も私の家の仏壇のなかにおられる。
戦後、物のない時代に父が手作りした仏壇のなかある、ひとからみたら粗末にさえ見えるかもしれない仏様だが、母がお嫁に来たときにはもっと薄汚れていたそうで、それを母が磨いて磨いて少しは見られるようになった。
そんなことをフト思い出し、父が亡くなる前にどうして連れて来なかったのか、と今更ながら思い、少しだけ涙がでた。

ちなみに、父の伯父が自分んちの家財を置いて、この鳥居の神様を背負って避難した。
今も佐多にその神様を祭った神社があるそうだ。
そういえば、私も8.6水害のときには、仏様やお位牌をリュックに背負って避難したなぁ。
でも、家を出ると口くらいまで水があがっていて、そのリュックを頭のうえに持ち上げたまま避難したのだった。
そんなことも懐かしく思い出した。

Photo_16 西側の展望所から

Photo_17 市街地

ぐるりと周って、西側へ来ると市街地が見える。
この日は、高千穂連山もキレイに見えた。
‥のに、開聞岳ほどの思い入れがなかったためか写真を撮るのを忘れていた‥f(^ー^;

道の駅でお土産を買い、帰りのフェリーに乗った。

Photo_18 キラキラと輝く海をフェリーが滑るように行く

鹿児島から出て暮らしたことがあるひとはわかるかもしれないが、離れた街でテレビの映像などで桜島が流れると胸がプワ~と熱くなる。
鹿児島出身ではなく、転勤などで鹿児島で生活したことのあるひとも、「おぉ~桜島だ~」と懐かしく、そして「あんなにすぐ近くにあったんだなぁ」としみじみと思うと何人ものひとから幾度も聞いたことがある。
母校の校歌の歌いだしは「むらさきにほふ桜島~♪」だ。
まさしく、むらさきにほふ、というのを実感した一日だった。

一周して、見たものは桜島だけ。
でもこんなにもワクワクしたのは久しぶりだった。

Photo_20 またね!

フェリーから降りたあと、お腹が空いた私たちをタクシーの運転手が連れていったのは‥

Photo_21 ラーメン屋さんどす~noodle

しかも、少し食べてから「あ、写真‥」と思い出し、食べかけなのね~。
すまんすまん。
あ~、美味しかった~shine

2008年12月14日 (日曜日)

鞄に本を詰めて。

     Dwell6

きょうは思いっきり朝寝坊した。
目が覚めてもお布団のなかでゴロンゴロン~。
朝ごはんか昼ごはんかわからない食事をすませたあと、コーヒーを飲みながら母とテレビで駅伝を見た。
冬になるとマラソンや駅伝が多くあるので、それを見るのが大好きな私んちは日曜日にボォ~とテレビのまえで過ごすのも好き。
でも、きょうの私は駅伝を最後まで見たあと、着替えておでかけなのだ。
花ちゃんが最近始めた小さな本屋さんが、『DWELL』で開催される “Sunday Organic Market”に出店するので、散歩がてらおでかけなの。

Dwell5 DWELL→

DWELL は家からゆっくり歩いて20分くらいのところにある。
この辺りは古い倉庫を活用したステキなショップがいくつかある。

Dwell2 接客中の花ちゃん
Dwell1 この本持ってるワン

花ちゃんがオフィス兼住宅の一部で始めた小さな本屋さん →

車を運転しない私は行きたいけれどなかなか行かれそうにないなぁ~と思っていたところ、さっそく出張販売するということで楽しみにしていたのだ。
あと店内でみつけた気になる小物や紙モノを少々購入。

くわしい様子は花ちゃんのブログをどうぞ →

Dwell3 買った本を見ながらティータイム

美味しいイチゴのミルクレープをいただきながら、ほんのちょっとの至福のじかん。
なんだか、ここんとこずっと忙しくって体調も崩しがちだった。
それでも自分の時間は充分あったと思うのだが、余裕のない日々を過ごしていたように思う。
時間の使い方、過ごし方がやっと自分自身でコントロールできるようになったような気がする。
そして、睡眠時間の大切さも‥。

Dwell4 変な大根みつけたワン

お店の前ではお野菜も販売していた。
もう少し早めに来たらパンも買えたのになぁ~。

店を出ると、目の前には桜島がドドーンと見える。
その上の空にはポカンポカンと雲が浮かんでいた。

風が結構強く冷たかったので、マフラーをぐるりんと巻いてテクテクと歩き始めた。
デパートやお店を数件まわり、買い物を済ませて家路へと着いた。

Dwell7 本日買った二冊

ちょっと早い自分へのクリスマスプレゼントなのだ。
オトナになったら、サンタは自分でやって来るのじゃ~。

2008年12月 9日 (火曜日)

海を見ていた午後。

2

11月中旬、名古屋の叔母(母の妹)がやってきた。
今年で70歳になる叔母の、それを記念した同窓会が指宿であるのだ。
少し余裕のある日程だったので、叔母と母と私の3人でフェリーに乗って桜島の温泉へ行き一泊した。
桜島は、運転できない私んちからは車なしで行くことができる近場の温泉なのだ。
母はオババ仲間と年に1~2回は行っているのだが、私は10年以上行っていない。
叔母はもちろんそれ以上。
いつも目の前にあるだけに、なかなか行く機会がないと行かないものだ。

Photo 桜島だワン

お昼ごはんを食べたあと、ドルフィンポートで篤姫館を見学し、そしてフェリーに乗った。
朝からの曇り空で少し風が強かった。
デッキに出ると強風で髪の毛が山姥状態になった。
Photo_2 あの鐘を~鳴らすのはあなたぁ~bell

桜島に着いたら、迎えの車が来ていた。
歩いてもすぐそこにある国民宿舎『レインボー桜島』に宿泊したのだが、母が少し前に自宅で転び腰を痛めていたので、お願いしたのだった。

Photo_4

母たちはお部屋でお昼寝タイムになった。
私は最近できたという日本一長い足湯というのを見てみようかなぁ~と散歩にでかけた。

Photo_5 これがず~っと先まで続いている

風が強かったせいもあると思うのだが、少しぬるめだったので、お湯の噴出し口に近いところに浸かるといいかも、と思った。

Photo_6 日没までよ。
Photo_7 写真を撮っていた外人さん

着いたときにはドンヨリとした雲り空だったのだが、風に流されて雲が動くので空が次々と変わっていき、それがなんだか楽しくって海と空を眺めながらテクテクと歩いてみた。

Photo Photo_2
       Photo_6
Photo_7

街中に住んでいると、空をビルや電線で区切られていない、まあるい状態でみることが稀なので、顔はずっと少し上向きでニコニコ(*^_^*)
あとで知ったのだが、この日の夕空は鹿児島市街では赤く不思議なかんじだったそうだ。
私はそれをたまたま桜島側から見ていたのだ。

Photo_8 ススキの向こうに市街地が見える
2_4 段々と赤く染まっていた
2_8 夕焼けを見ながら足湯

そして、市街地から見ると桜島は東側なので朝日が昇る方なのだが、この日はなんと桜島の空が赤くなったというニュースをやはりあとで知り、「あー!あれだっ!!」とピンときた。
少しづつ暗くなっていく市街地に比べて桜島は明るいなぁと感じながらフト空を見上げたとき、まるで龍が昇るような雲が!

Photo_11 

ホンの少しの間の出来事だったのだが、空の半球をオレンジ色の光がギュ~ンとまたいでいた。
なんだか得しちゃったなぁ~と散歩道を帰っていると、日が沈む瞬間をみた。

2_6
赤い光が真上にサーチライトでも照らすように伸びていった。

Photo_12 夕波も赤く染まる

遊歩道は3キロくらいあるようだったが、私は2キロくらいで戻ってきた。
気づくと、空や海や溶岩を見ながらテクテクと1時間半くらい歩いていた。
歩きはじめる前は少し肌寒かったのだが、日が沈むころには体はポカポカしていた。
それ以上にココロのなかはポッカポカになっていたように思える。

近すぎて遠い、ということがある。
あるのが当たり前すぎて、いつでも行くことが出来ると思っている。
きっと、そんな場所はいくらでもあるのだろう。

明日は晴れるといいなぁ~。
すっかりお腹が減った私はそう思いながらレインボーへ戻った。

Photo_14
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