旅する親子 ~ 神戸 ⑤
ぐっすり寝た朝は、すっきりと目覚めて、グッモーニン
私はやはり、朝方、窓の戸(ブラインド)を開けて朝日を部屋のなかに入れたらしい。
叔母が教えてくれたのだが、かなり無意識なので覚えていないのだ。
ある意味、だいじょうぶか、私?!
朝食は、フロントのある最上階で。
メインはいくつかから選べるらしく、母たちは和食で、私はパンケーキにした。
カレーもあって気になったが、焼きたてのパンケーキが食べたかったのだ~。
飲み物もコーヒー・紅茶は持ってきてくれるらしく、カフェオレと言ったらカフェオレが、
母がカプチーノと言ったらカプチーノを持ってきてくれた。
半分バイキング、といったかんじ。
美味しかったパンケーキ
パンケーキにして正解だった。
ホイップされたバターが添えてあった。
今度泊まることがあっても、パンケーキにするかも~。
お腹いっぱいになったら、ホテルから少し散歩して観光することに。
ホテルのある旧居留地から15分~20分くらい歩いたら、中華街である南京街に着く。
神戸の街は南京町も含めて、歩いて廻れる範囲にいろんなお店がコンパクトに集まっているのがいいなぁと思った。
京都もそんなかんじがする。
てくてく歩いてみつける自分だけのたのしい時間が好き。
上の写真はカップルの彼氏が撮ってくれたのだが、私たち三人が「シェーシェー」すると、
かなり受けたらしく、ドつぼにハマッたように笑いながらシャッターを押してくれた。
そのあとカップルの写真も撮ってあげたのだが、彼が「シェーシェーしようと」いうのを、
ツレない彼女が軽く拒否して、それはそれではたからみていると楽しかった。
南京町のあとはアーケードのなかに入り、海文堂書店で地元のリトルプレスや川西英の絵はがきを購入。
2階にある海事関係コーナーも楽しく、オリジナルの文具もあった。
ブックカバーをつけるような本は買ってないのだが、ブックカバーが欲しいと伝えると快くくださった。
オリジナルのブックカバーとは別にイベントのチラシを再利用したブックカバーもあって、それもステキだったので頂いた。
旅先でみつけるちいさな楽しみのひとつなのだ。
アーケードを出て、大丸の地階でお土産を買って(宅配で送る)、ホテルへ戻り、荷物をまとめてチェックアウト。
ホテルの前からタクシーに乗って北野へ。
ランチは北野ホテルなのだ~~。
予約していたのが1時半からだったので、それまではロビーで待っていた。
ちょうど12月だったのでエントランスや暖炉まわりはクリスマスムードいっぱい。
予約したのは、「お茶会ランチ」。
「お茶会ランチ」は3人からの予約だったので、2人ではなく3人の機会を逃してはいかんと思い、勇気を出して(?)予約してみたいしだい。
テラスのようなレストラン
母たちが頼んだノンアルコールのオリジナルドリンク
私はもちろん‥
シャンパーニュどす~
途中、パンも出てきたが、母たちに「間違ってもパンのおかわりをしないように」と念をおした。
なぜなら、「お茶会ランチ」の“ランチ”のあとに“お茶会”があるから~~~。
想像以上のスィーツ攻撃に、唖然としながらも笑顔のわたし。
母たちには、「なんだかあんたに嵌められたような気がする」といわれたけれど~( ̄∇ ̄*)ゞ
ピンポ~ン
3時ごろまでゆっくりとお茶会ランチを楽しんで、新神戸駅に行き、名古屋へ帰る叔母を見送ったあと、わたしたちも新幹線に乗って、いったん博多で降りた。
トイレ休憩も含めてワンクッションおきたかったのもだが、なによりも母に博多駅前のイルミネーションを見せたかったから~。
思いのほか、母は楽しかったようで、前日のルミナリエのことはすっかり忘れたかのように
「一番きれいだった」と後日話していた。
「ルミナリエは?」と聞くと、「あれは特別」とも。
年々、目にみえるように母の歩ける距離は限られてくる。
神戸に行ってから半年以上経つが、今年の12月だったらもう行けなかったかもしれない。
テレビの旅番組やサスペンスドラマなどで、行ったことのある風景が写りだされると、とても嬉しそうに「ここも行ったねぇ」と話す。
なかでも一番の思い出の地は、父と行った雪の白川郷だという。
旅に出ると、「お父さんも連れて来たかったなぁ」と思うことが多い。
そして、おいしいものを食べると「お父さんにも食べさせたかったなぁ」と思う。
そんなことをこころの奥でかんじながら、母と旅をしたり、ブラブラひとり旅をしたりしているのだと思う。
表向きは、もちろん、自分へのごほうびだけどね。
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