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2011年2月20日 (日曜日)

アートをめぐる冒険 ~東京・横浜 番外編

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渋谷から山手線に乗って目黒駅に着いたところで、電車が動かなくなった。
「巣鴨駅の線路内にひとがいて、安全確認できるまではこのまましばらく停車します。
現在、山手線はすべての駅に電車が停まっている状態です」‥‥えぇぇ~~~( ̄□ ̄;) !

車内のみなさんは、そんなことは慣れっこなのか動揺することもなく、何事もなかったようにしている。
いや、みなさんはいいのよ。でも、私は困るのじゃあぁぁぁぁぁ~~~~ヽ( ̄д ̄;)ノ

東京駅で友人に逢って、グランスタでランラランと買い物して、少し時間があったら
友人とお茶でもして、それから名古屋へ帰る予定なんだから~。
名古屋の叔母の家へ帰っても、鹿児島へ荷物を送る準備もしなくちゃいけないし、
風呂に入って、服にアイロンかけて‥と名古屋に帰ってもビジーなのだ。
しかも、明日も朝5時半に起きて、出発しなくちゃいけないしぃぃぃ~~。

新幹線は指定席を取っているのだが、乗り遅れても自由席は乗れるけれど、
東京をギリギリ19時半くらいには出ないとダメなのよ~~~ん。
それでも駅まで迎えに来てくれる叔父の就寝時間は、かなりオーバーなのだ。
ぜぇぜぇ‥。

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安全確認できました、いうことで、やっと電車が動き出したときには、
予定していた新幹線が発車する40分前‥。
東京駅に着くと、探す間もなく友人から声をかけられた。
私は逢っていきなり訴えた。
まだ時間が少しあるから乗れないことはないけど、出来ればタイムリミットぎりぎりの30分後くらいのに変更したい、今回はグランスタは見なくていいけど新幹線のなかで食べる晩ご飯は買わないといけない、そして、トイレに行きたい!!‥と。
他にも、目黒駅が停まっているときに考えていたことを云ったような気がするのだが、
とにかく、時間がない、と。

友人は、いたって冷静なひとなので、それじゃあ、新幹線の変更は自分がするので、
菊ちゃんはトイレに行きなさい、と云った。
どちらも混んでいて待たされるから、ひとりでいっぺんには無理だろ、と。
鹿児島までのチケットの入った袋を渡すと、座席の条件はあるのか、と聞かれたので、
「進行方向に向って右側窓側!」と云って、私はトイレに走った。
すっきりして、ちょん切れていた眉毛もかいて、すっかり無くなっていた口紅もつけて、
待ち合わせの場所へ行くと、友人は携帯で何かしら会社のひとに指示をしていた。

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金曜日の夜なので、席がとれたかなぁと思っていたのだが、「右側窓側とれたよ」と。
さらに、「隣が空いていたから自分の分も買った」と。
えっ?!なんですかぁ?!っと、四半世紀ぶりくらいに、なんですかマンを思い出すくらい、
耳に手をあてて聞きなおした。「なんですかぁ?!」
「隣が空いているか尋ねたら、空いています、と云うからさ、名古屋まで一緒に行こうかなと思ってね。
このままじゃあ、ゆっくり話す時間もないだろ」と。
「名古屋に泊まるの?ホテル?」と聞くと、
「名古屋に着いたら30分後には帰るよ。帰りの座席もとった」だって~。
あなた、確か、大阪出張から新幹線で今日帰ってきたはずじゃあ‥。
そんなに東海道新幹線が好きなのか?! ちがうか。

仕方がない(?)ので、新幹線のなかで食べるおにぎり(私)やビールのつまみ(友人)を買って、
名古屋の叔父叔母へのお土産も買っているうちに、発車時刻になった。

新幹線の座席に着くと友人に、右側窓側にこだわるわけは?と聞かれた。
それは、東京駅から名古屋へ向って右側が東京タワーの見える席だから~♪
そして、品川までのあいだに、昔住んでいたあたりがほんの少しだけど見えるから。
「だから品川までは、ほっといてね」とお願いした。
「なんなら陽水の曲を唄おうか」という友人の心使いは硬くお断りした。

品川を過ぎて、おにぎり食べながら(友人はビールを飲みながら)話をしていると、
ふたりとも旅の友に文庫本を持っているのがわかった。
友人は「自宅を探せばあるのだけど、出張先でむしょうに読みたくなって」買ったそうで、
東京駅で1時間以上待たされているときも読んでいたらしい。
私は、飛行機や新幹線の移動のときに読もうと思って持ってきていたのだが、
なにしろ移動中はつねに爆睡しているのでまったく読んでいない。
私の持っていた本を見て、「懐かしいなぁ、読み直してみたくなったなぁ」と云うし、
逆に友人の持っていた本は、私も読んでみたい本だったので、
「それじゃあ、お互いのお土産代わりに」と交換した。

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その本、井上ひさしの「十二人の手紙」は、最近になってやっと読んだ。
読み始めるといっきに読み終えた。
久しぶりに唸るような本を読んだかんじ。
井上ひさしは「四十一番目の少年」や「手鎖心中」が好きだったのだが、
もっともっと他のものも読んでみたいと思った。
そうなると、友人と交換した本、向田邦子の「思い出トランプ」も読みたくなって、また買った。

伊丹十三が「ヨーロッパ退屈日記」のなかで、詩集か何かに「本の倍の大きさのハトロン紙を使ってカバーをつけた」というようなことを書いてあって、この2冊にもハトロン紙でカバーをつけちゃおうかな~と思ったのだが、本の倍の大きさのハトロン紙がそのあたりになかったので、お気に入りの和菓子屋さんの包装紙でカバーをつけた。

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話は新幹線のなかに戻るのだが、ふと友人を見ると肌触りのいい、かっこいいスーツだと気づいた。
「ねぇねぇ、それって、イタリ~?!」と聞くと、「そう、イタリ~」とお返事。
なんとか、というイタリ~の服地でオーダーらしいが、24時間働くにはもったいない気がしたので、
「それで出張行ったの?!」と聞くと、前回逢ったときに私が「スーツじゃないんだ~」と云ったらしく、
妙にそれが気になっていたそうで、今シーズンのおNEWに着替えてきたらしい。
でも、何かの拍子に私の云ったことに対して、少しビールをふき出していたので、
せっかくのイタリ~なスーツが台無しに‥(^◇^)
ちなみに「イタリ~」というのは、数年前に私の職場にいらしたかた(お金持ちのマダム風)が
その日、私が着ていた少し派手めの服を「あなたの今日の服ステキね。その服、イタリ~?!」
と、おっしゃって、私はその「イタリ~」がかなり“どつぼ”で気に入ってしまい、
友人たちにも広めて、ことあるごとに「イタリ~」を使っているのだ。

名古屋駅に着いて、これから乗る電車の時刻を確認したら少し時間があった。
友人も少し時間があったので、「名古屋みやげを選んであげるわん」とおみやげ屋さんへ。

Photo 箱がけっこうデカイ

いろんなスナック菓子がご当地モノを出しているけど、名古屋はコレが一番おすすめなの!
と、あまりに私がすすめるので、巨大プリッツを家族と職場の分、購入~。

そして、「正確には名古屋ではないけど、私はコレが好きなの~」とさらに強く訴えて‥

0 真夜中のお菓子なのnight

ちなみに、ふつうのうなぎパイは「夜のお菓子」で、そのほかにも朝のお菓子の「すっぽんの郷」とかいうのもあってね、昼のお菓子の「しらすパイ」というのもあるの。でも、それらはセットで、V.S.O.P.だけは単品でも売っているみたいなのよ~ん‥と熱く語る私に負けたのか、真夜中のお菓子「うなぎパイV.S.O.P.」も数個購入~♪
やはり「イタリ~なスーツには、V.S.O.P.」と云ったのがよかったのかも~。

友人に「東京に着いたら、また会社へ戻って仕事するの?」と聞いたら、
「いや、品川で降りて、そのまま自宅へ帰るよ」と云ったのでホッとした。
しかし、次の日(土曜日で休日)に出社して残してきた仕事を済ませて、
置いたままの出張の荷物を持って帰るとも。

とっても楽しい2時間だったよ。
本当はね、すっごく嬉しかったの。
ありがと。

言葉にして伝えてみたら、「Prego!」とイタリ~なお返事。

「じゃあ、またね!チャオ!」と改札口で別れて、それぞれの場所へ帰っていった。
叔母の家へ戻り、お風呂、荷物の整理、明日来ていく服のアイロンかけ‥などしていたら、
お布団に入ったのは夜中の2時くらい。
5時半には起きないといけないんだけど~。
きっと、明日もまた爆睡して本は読まないのだろう。

2010年3月 9日 (火曜日)

それって必要?

Photo

世間では、ムダをなくそう!エコ!エコ!!(アザラク‥‥)とみなさん頑張ってらっしゃるのだが、
ど~も私は体もムダな肉がついているしいぃぃ、部屋のなかも(私以外のひとからすると)ムダなモノだらけだ。
必要最小限っていったい何だろう、と思ってみたり、最大限はあるのか、と思ってみたり。

本は小説以外のほうが多く、そのほとんどが実用性があまりないどっぷり趣味の本ばかりだ。
それに比べて、『生きかた』や『暮らしかた』を考えたり、『向上心アップ』をあおる本や
カツマーな本は皆無といっていいだろう。
ひとから「ていねいに暮らす」とか「自分探し」を教えてもらわなくてもいいし、
カツマーのように時間にも仕事にも追われていないので~。

そんな、人生のんきが一番な私の最近のお気に入りの本を数冊ご紹介~book

    

Photo_3 チロリアンテープの本

             2 本のなかから

小さいリボン状のなかにラブリーにデザイン化された世界がぎっしりの一冊。
私は、そんなにしょっちゅうは買わないが気に入ったものを少しづつ買っている。
1mが1000円以上するものは買わないので、お手頃なものを50㎝~1mくらいづつ。

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上の太いものは3㎝~5㎝くらいの幅がある。

41_2 意外にも赤やピンクが少ないのだ

今度、自分用のブックカバーをチロリアンテープだらけで作ってみようかなぁ~。

               tulip cherry tulip cherry tulip cherry tulip
               

Photo_4 Photo_5

文房具好きなステキなお兄様がくださったカッコいい封筒やラブリーな切手と一緒に入っていた
夜長堂のペーパー(便せん)。
「何コレ?何?ナニ?!」とジダンダするくらいラブィなペーパー。
そんな夜長堂の図案本。
『図案』ということばがいいでしょ。

1 4
3 2_2

いったい、コレは何なんだぁぁぁぁああ、と思うくらい好き好き大好きな世界なのだ。
ちょっとクラクラ~とめまいがするくらい。

Photo_6 マイ・コレクション
倉敷意匠から出ている封筒や折り紙

Photo_8 マイ・コレクションⅡ
いただいたり、ネットで見つけて買った夜長堂のペーパーたち。
少しザラっとした紙に印刷されている。
たま~に手紙を書いたり、包んだりしたりして使っているのだ。たま~~に。 

               chick clover chick clover chick clover chick
   

先日、時々見るブログのなかに、ものすご~~~く気になる本が紹介されていた。
ビビビッflairっとくるものがあった。
さっそく注文してみた。

Photo_9 ビンゴ!!なのだ~happy02heart04

2 ラブリーすぎるぅぅ~~~
1 すばらしいデザイン

めくるめくラブリー切手の世界なのだ。
なんだか私にうらみでもあるのか?!と思うくらいラヴィなのだ。

最近の切手は、やたらと金を使っていたり、何かといえばお花ばかりで、
デザイン化(図案化)されたものが少ない。
色数や紙の質はよくなっているのだろうけど、なんだかごちゃごちゃしたカンジだ。
もう少しスッキリしたものがあってもいいのに、と思う。

Photo

夜長堂のペーパーもだが、私は子供柄が好きだ。
切手も愛らしいものが大好き。

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私にとって、菊柄も欠かせないコレクターズアイテム(?)
っといっても、コレも分けていただいたのだが‥catface

日本の切手はどんなに古くても額面どおりの切手として今も使えるので、
時々、お便りに混ぜて貼っている。
私の貧乏がさらに増して将来インターネットも出来なくなったとしても、
便せんや封筒や切手はタンマリあるので、特に急がないときには
お手紙だして連絡をとって、死ぬまでには使い切りたいと思う。
これからの時代こそ文通よ~mailto 多分~。

Photo_2 お気に入りの外国の使用済切手
Photo_3 いただいたラブリーな切手

外国の切手も日本の切手に混ぜてお手紙に貼って出すこともよくある。
私が持っているのは使用済みのものが多く、シール感覚でペタペタと使う。
デザインが気に入っているものを100円ショップの小さい額に入れてプレゼントしたり、
クリスマスの切手をカードに貼ってメリークリスマス☆としたり。

ちなみに、この切手の本は装丁もステキでわくわくする。
3_2 中のグラシン紙にも!

Photo_4 さらにおまけの切手も!!

このように、ひとからみるとムダなものと思えるものが増え続けている私の部屋なのだが、
暑いときと寒いときには片付けは中断するので、春になって暖かくなったら
ちょっとは片付けようかなぁ~と思う。
がっ、実行するか不明。

先日、本屋で『可愛く賢く収納する』とかなんとかいう雑誌をみつけた。
私は案外、『収納』という言葉に敏感だ。
雑誌のなかを見てみると、とても大容量の収納を考えているようには思えない
雑貨カタログのようなしまい方。
『あふれ出る山のように積んだものを収納する』ことを可愛く賢く提案してくれないかなぁ~と
思うのだが、きっと「捨てろ!」と云われるんだろうなぁとも思うので、
「ふ~んだ。期待していませんよ~ん」とつぶやきながら、本屋をあとにした。
ある意味、ムダなものを買わずに済んだのだ。smile イヒヒッ。

2010年2月23日 (火曜日)

Holiday's Lunch

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私は週に少なくとも1~2回は書店へ寄っているような気がする。
っといっても立ち読みをしているわけではない。
ましてや、行くたびに買っているわけでもない。
半ば習慣のようなものなのかもしれない。

自分で買ったり頂いたりして、すっかり安心してしまい読んでいない本がいくつもあるので、
あまり買わないように、と自分に言いきかせているのだが、
それを実行しているかというとそうでもないのが現実なのだ。
書店内をフラフラ~と歩いていると、ピピピッとアンテナにくる本があり、その場ですぐ買ったり、
「今度のお給料日にご褒美(?)に~」となったりする。 
  

最近、気に入って読んでいるのが‥
Photo_5 ←コレ

私は創元推理文庫の『日常の謎』と云われるジャンルのものが好きなのだが、
まさしく、この書店シリーズはビンゴ!だった。
他の本も読みたいけれど、すぐには文庫本にはならないので、
滅多に行かないブックオフに行ってみた。
なにしろ読んでいない本が何冊もあるので、ブックオフに行ってまで本を買ってはいけないのだ。
なので年に2回くらいしか行ったことがないのだ。

ないかも~、と思っていたのだが、一冊見っけ!
しかも文庫本より安かった。
100円コーナーを見ると、「えっ?!これが100円?!」というのが数冊あり、
グッとガマンして一冊だけ購入。
やはり、行くのは年に2回くらいにしようと思った。

              Photo

花ちゃんの本屋さん がイベントに参加するときに出かけて、ピピピッときた本を買ったりする。
花ちゃんが扱っている出版社の目録を見たときには、さほど気にならなかった本も
実際手にとってみると、「おぉ~、コレは‥!」というのがある。
この本もそんな一冊だ。

Photo_2 手触りがすっごくいいのだ

とにかく紙と写真がいい!
もちろん、お料理もおいしそうなのだが、けっしてキレイな写真というわけではなく、
ページをめくると、なんだか目の前にお料理を出された気分になるのだ。
湯気と匂いが立ち込めてくる感じというか。

この本を見ていると、自分でもパスタを作りたくなるのだが同じものを作ることはあまりなく、
似たような自己流パスタをチャッチャッと。

10 シーフードたっぷり

昆布茶と椎茸茶がいい仕事をしているのだ。

            0908 トマトたっぷり

         ミートソースのように見えるが、これでもかポモドーロなのだ。

パスタは、お昼に食べることが多く、たいがい休日のランチに作る。
一番多く作るのはナポリタンで、以前紹介したケチャップに牛乳を混ぜてソースをつくるやつ。
でも、こないだケンタロウが作っていた、仕上げにタマゴを流し入れるのをしてみたら、
妙に懐かしい味が倍増したのが不思議~。

              

   Photo_3 桜海老たっぷり

   キノコと桜海老のだしがきいているのだ~。
   キノコは蒸し焼きすると味も香りも増すので大好き。

             Photo_4 パルミジャーノたっぷり

         パスタには熱で溶けたパルミジャーノがぁぁ~~。
         上にもパルミジャーノがどっちゃり~。
         しかも、シンプルなわりにカロリーも材料費も高~いcoldsweats02

                 2

このように、一点豪華主義のようなパスタをついつい作ってしまう本なのだ。
二冊目も出ていたので、もちろん買った。
最近は、アンチョビソース+オイルサーデン+キャベツの組み合わせがお気に入り。
ただ、見た目が若干“ネコのエサ”っぽいのだが‥coldsweats01

2009年3月26日 (木曜日)

ひびく

0903

先週は、なんだかビジーだった。
仕事はいつも忙しいのだが、仕事のあとも何かしら用事があった。
用事といっても、“Lサイズバーゲン”に行く、というのもあるのだが‥。

火・水は大阪の叔父(母の弟)が来たので、夕食はご近所さんの『さかなちゃん』へ。

Photo 2

もちろん、『つのこ』(カワハギ)のお造りは食べたのだが、もうひとつ気になるメニューが‥

Photo_3 はなあじ?!
Photo_4 す~んごく美味しかったshine

ブリや鯛にも負けない美味しさだった。
さばく直前までイケスにいたので、さかなの臭みなど一切なし。
みなさんも機会があればぜひっ(〃⌒ー⌒)/

Photo_5 Photo_6

地鶏焼きとさつまあげ。
このさつまあげの美味しいこと!

Photo_7 華鯵のアラはから揚げに
Photo_8 つのこのアラはおみそ汁に
Photo_9 もちろん、コレは忘れずに‥ 

                  Photo_11

祝日には、母とテクテクお散歩しつつ、アイムビルであったイベントふたつを見学して、ワッフル屋さんでランチをした。
かもめ食堂みたいな小さなワッフル屋さん。

家へ帰ると京都に居る友から荷物が届いていた。

0903_6 いろいろ入っている presentheart04

     0903_7 0903_8
              0903_9

そしてお願いしていた図録も!

0903 オールドノリタケ展の図録とカード

観に行きたかったけれど行かれないので、せめて図録だけでも、とお願いしたのだ。
でも図録を見てしまうとますます観たくなってしまった。
京都のあとはご当地でもある名古屋らしい。
それ以来、頭のなかが「ノリタケ・味噌カツ・ひつまぶし」状態な私だ。

 
                  Photo_11

土曜日には、花ちゃんのブログで知った映画の上映会に行った。
会場は鶴丸城跡に建つ黎明館のなかにある講堂。

0903_2 『ご縁玉』

久しぶりに透き通った気持ちで映画を見たような気がする。
ご縁も自分が受けた愛も、伝えて受け継がれていかなければならないのだなぁと思った。
もっともっと多くのひとに観てもらいたい映画だ。
ケンちゃんの奏でるチェロの響きは優しくもあり厳しくもある。
子ども達のために覚えてきた日本の曲には、ただただ涙があふれるばかり。

帰り道からずっと無伴奏チェロがむしょうに聴きたくなった。
うちにある無伴奏チェロは、ミーシャ・マイスキーの最近と若い頃のものとヨー・ヨー・マ。
そして、山下和仁のギターのと、清水靖晃のサキソフォンのもの。
ミーシャ・マイスキーは若い頃のよりも最近のほうがみずみずしいのが不思議。
でも一番好きなのは、清水靖晃がイタリアのヴィラや洞窟のなかで演奏した無伴奏チェロ。
久々に無伴奏チェロをたくさん聴いた。

            
                  Photo_11

 
次の日は日曜日。
前回紹介した、『Sunday Organic Market 』  なのだが、朝からひどい雷雨で出かけられない状態だった。
雷が止んで小雨になったのを待ってテクテクと出かけた。

1階で『カナン』のパンを買い、『MOKU』のミントのガトーショコラを買ってから、花ちゃんの本屋さんのコーナーへ。
欲しい本は事前に注文して取り置きしてもらっているので、まずは売り切れそうなところから攻めるのだ。

0903_3  花ちゃんの本屋さんは2階

花ちゃんから本を受け取り、他の本も覗いて、ナゾのプレゼントを渡したら下のカフェで一息。

0903_4 ナッツがこんがりカリポリなケーキ

買った本を見ながらお茶するひとときが大好きだ。
パラパラと見ながら、この2冊を注文した自分のアンテナに感謝したくなった。
それくらいステキな本だった。

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『内藤三重子さんのこと』(村椿菜文 著) と 『Come a my house すまいの風景』(中村好文 著)
  

チェロの響きのように身も心も忙しく楽しい日々が過ごせることはなんて幸せなことだろう。
楽しみは自分で作れるもので、ひとにも分けられるもの。

実はもうひとつ自分にとっては実に楽しいことがあったのだが、それは後日~(〃⌒ー⌒)/

2009年1月19日 (月曜日)

GIFT

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年末年始にいろいろと頂きものをした。
本当にありがたいと思う。
クリスマスプレゼントだったり、お歳暮だったり、お年賀だったり、おわびのキモチ(?)だったり。
一部をご紹介~。

Photo_2 広島の叔母からは
2 モーツアルトのお菓子だワン

叔母からは日本酒も二本届いたのだが、飲み切れないので生酒は友人にクリスマスプレゼントし、もう一本は仕舞いこんでしまったので写真をとらずじまい。
そんな日本酒にピッタリな食材が‥

Photo_3 黒鯛とスズキと‥
Photo_4 真鯛がぁぁ~~shine

がっ、しかしっ、私はさばけないのじゃあぁぁ~~wobblysweat01
っというわけで、もうしわけないのだが腰が少しだけ良くなってきたママがさばいた。
姉にも電話してお裾分け~。
ムニエルを二回作ったのだが、「もしかして、あたしって天才?!」と思うくらい美味しかった。
アラのみそ汁もヴォーノヴォーノshine

私はパラパラとめくって「へへへ~っcatface」となる本が好きだ。
じっくりと小説を読むのも好きだが、寝る前にナイトキャップのようにそういう本を見るのもシアワセなひとときだ。

3 川西英の画集『神戸百景』

神戸生まれの神戸育ちである版画家 川西英が約50年前に出した『神戸百景』が復刻されたのだ。
岡山や神戸で一緒に美術館を巡った友人は、そのとき私が川西英の作品にドキドキわくわくしていたのを覚えていたのだろうか。

3_2 明るい神戸の街

ページをめくるたびに、色使いや構図に胸が躍るような気分になる。
川西英が活躍していたころは、ちょうど川上澄生も活躍していたころで、当時、「東の川上、西の川西」と言われていたそうだ。
私はもともと油絵よりも版画やデザインのほうが好きで、こういうステキな版画家を知るとうれしくなる。

4_2 初山滋の作品集

以前、長野の諏訪湖周辺を旅行したときに紹介した武井武雄と同時代に童画の世界で活躍した 初山滋の本。
2007年から2008年にかけて、初山滋の大回顧展があったのだが行くことができなかった。
ショボンだったこともすっかり忘れていたのだが、上の川西英の本と一緒に送られてきた。
っというか、「本、出てたんだぁ‥」と、自分のぼんやり具合に少々呆れつつもうれしかった~heart04

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      42 ラブリーすぎますっっshine

見ているうちに、「これはあんまりだ。ステキすぎるぅぅ~~~(>_<。)ノ」と思うくらいステキ。
もちろん、「展覧会、見に行かれかなったからね」と覚えていてくれたあなたもステキかも~smile

本といえば、毎年クリスマスに私にオススメな本をチョイスしてくれるSくんは‥

2_2 色合いが似ている2冊

「これ、まだ読んでないだろ?な本」と「菊ちゃんが好きそうな本」らしい。
『シネロマン』は手にとったときに、「あれ?コレ新潮クレストブック?でも違う~」と思ったら白水社のだった。
翻訳ものは見当がつかず自分ではあまりチェックできないので、こうやってオススメを戴くとありがたいのだ。
『スープ‥』は気になっていた本だったのでビンゴ~flair
2冊とも読むのが楽しみ。

花ちゃんが自身のブログで美味しいバゲットの話をしていて、すんごく気になった。
すると、ある日、玄関から「こんにちわ~」と声が‥。

Photo そのパンがぁぁぁ~~~shine

花ちゃんが「ついでだったから」とわざわざ買ってきてくれたのだ~~~~~~heart04
2 すぐにバリバリと食った。
0901 0901_2

その夜はサラダとパスタだったので、バゲットを焼いて食べた。

0901_3 バリバリな皮としっとりとした中身

お正月からずっと胃の調子が悪かったのだが、治っていて好かったぁ~とココロから思ったくらい美味しいバゲットだった。
大きめのほうはサンドウィッチにした。こちらも美味しかったぁ~。
お花ちゃん、ありがとう~~~heart04

2_2 ブラック・ディジー

マーク・ジェイコブスのコロンで『DAISY』というのがあり、透明な瓶に白い帯がついていてお花のキャップをしているのだが、それのブラックバージョンの限定品らしいブラックな『DAISY』なのだ。
まさしくディジーでブラックな(?)私にぴったしなコロンなのだ。
でも香りは、さわやかで清楚なお花の香り。うふheart01

お正月からずっと体調が悪かったのだが、だいぶよくなってきた。
途中、風邪もひいてしまいノドがすっごく痛かったのだが、すぐ薬を飲んだのでノドの痛み以外症状なしだった。
母の圧迫骨折も段々と良くなってきて、またミシンをだして(っといっても重たいので私が出したが‥)、腕カバーを縫い始めている。
私も少しだけチクチクと始めた。

美味しいものをいただきながらステキな画集をながめて、時々チクチク。
また何か手作りのもので感謝のキモチを伝えられたら、と思う。

2008年12月14日 (日曜日)

鞄に本を詰めて。

     Dwell6

きょうは思いっきり朝寝坊した。
目が覚めてもお布団のなかでゴロンゴロン~。
朝ごはんか昼ごはんかわからない食事をすませたあと、コーヒーを飲みながら母とテレビで駅伝を見た。
冬になるとマラソンや駅伝が多くあるので、それを見るのが大好きな私んちは日曜日にボォ~とテレビのまえで過ごすのも好き。
でも、きょうの私は駅伝を最後まで見たあと、着替えておでかけなのだ。
花ちゃんが最近始めた小さな本屋さんが、『DWELL』で開催される “Sunday Organic Market”に出店するので、散歩がてらおでかけなの。

Dwell5 DWELL→

DWELL は家からゆっくり歩いて20分くらいのところにある。
この辺りは古い倉庫を活用したステキなショップがいくつかある。

Dwell2 接客中の花ちゃん
Dwell1 この本持ってるワン

花ちゃんがオフィス兼住宅の一部で始めた小さな本屋さん →

車を運転しない私は行きたいけれどなかなか行かれそうにないなぁ~と思っていたところ、さっそく出張販売するということで楽しみにしていたのだ。
あと店内でみつけた気になる小物や紙モノを少々購入。

くわしい様子は花ちゃんのブログをどうぞ →

Dwell3 買った本を見ながらティータイム

美味しいイチゴのミルクレープをいただきながら、ほんのちょっとの至福のじかん。
なんだか、ここんとこずっと忙しくって体調も崩しがちだった。
それでも自分の時間は充分あったと思うのだが、余裕のない日々を過ごしていたように思う。
時間の使い方、過ごし方がやっと自分自身でコントロールできるようになったような気がする。
そして、睡眠時間の大切さも‥。

Dwell4 変な大根みつけたワン

お店の前ではお野菜も販売していた。
もう少し早めに来たらパンも買えたのになぁ~。

店を出ると、目の前には桜島がドドーンと見える。
その上の空にはポカンポカンと雲が浮かんでいた。

風が結構強く冷たかったので、マフラーをぐるりんと巻いてテクテクと歩き始めた。
デパートやお店を数件まわり、買い物を済ませて家路へと着いた。

Dwell7 本日買った二冊

ちょっと早い自分へのクリスマスプレゼントなのだ。
オトナになったら、サンタは自分でやって来るのじゃ~。

2008年7月 3日 (木曜日)

以心伝心。

   086_2

いつになったら梅雨明けするの?と思う今日この頃なのだが、湿気が天敵の私は暑いのもすっごく苦手。
出来れば、夏には涼しい避暑地で冬眠ならぬ夏眠して目が覚めたら秋になっていて欲しいと思うくらい。
きっと日本の気候が私には合ってないんだわ、と思ってあきらめているのだが、すでに溶けそうになっている私もサプライズで嬉しいこともあった。

以前、『サルビア』という冊子をまとめて買ったことをブログにもかいた。 → サルビア
が、しかし、彼女は最近まで自分のブログも友だちのブログを見ることも冬眠状態であったので、そのときの私の記事も読んでいなかったのだ。
先日逢ったときに、東京に遊びに行ったときに吉祥寺のお店で見かけた「菊ちゃんが好きそうな冊子」をお土産に貰った。
紙袋の外から中のものが見えて、その冊子の号数を見て私はビックリした。
それは、まとめ買いしたときに品切れで買えなかった『サルビア』の2号だったのだ!

Photo うっそぉぉぉぉ~~~happy02shine

彼女は、そのお店に置いてあった何冊もあったサルビアのなかから一番「菊ちゃんにピッタリ」なサルビアを選んだそうなのだ。
ビックラこいた~ビックラこいた~~note とは、このことなのだ。
もうビックラと嬉しさで思わず彼女のことをバシバシッと叩いてしまうくらい。
一緒に入っていたマトリョーシカのラブリーなカードも私にピッタシね、うふheart04
私は、いつの日か無地のマトリョーシカを自分でペイントして “キクリョーシカ” ちゃんを作るのが夢というか、いくつかある目標のひとつなの。
かたち的には何の問題もないしネ。

Photo_2 アイスチャイシロップ

私は、ほとんどジュース類は飲まないのだが(野菜ジュースは別)、コーヒーや紅茶や緑茶は大好き。
コーヒーも紅茶も基本的に砂糖を入れないのだが、チャイだけは別で少しだけ甘みをプラスする。
でも、そんなことを彼女に話したことはなかったのにんにん、上のサルビアと一緒に手作りのアイスチャイシロップを貰ったのだ~~~~(>_<。)ノ
スパイスが効いていて、とっても美味しかった。

Photo_3 ナゾのクロネコヤマト柄のマドレーヌと供に

 
昨年だが、映画『東京タワー』のことを書いたときに、紹介した一遍の詩があった。→ 『かなしみ』
石垣りん さんというかたの詩で、それは数年前に読んだ本のなかに紹介されていたことで知り、胸のなかに大切にしまっていたものだった。
ただ、石垣りんさんの詩集には入っておらず、それが少しだけ残念だった。
自分のノォトに書いてあればいいのだが、ちょっとだけそう思ったことをこの『かなしみ』という詩を知ったときに友人に話したのだろう。
それが、今年の誕生日に友人たちから贈られてきた包みのなかに、小さな詩集も二冊入っていた。

2
2004年12月に亡くなられた石垣りんさんの未刊詩を40篇集めた小さな詩集。

「もしかして‥」と思い、目次を見て「うわ~~」となった。
『かなしみ』が入っているのだ。
だけど、すぐには読むことができなかった。
読むまでの深呼吸の時間がきっと必要だったのだ。

少し経ったある休日に読んだ。
小さな本なので、読み終えるのにそんなに時間はかからなかっただろう。
それでも、少し読んでは本を置き、深呼吸して、また読んで‥としていたような気がする。
終りのほうにある谷川俊太郎さんと茨城のり子さんの弔辞に涙し、編者のあとがきのときには涙のか鼻水なのかわからない状態になった。
そして、ほんの少しだけ背筋がしゃんと伸びたような気もした。

1
ちなみ一緒に貰ったもう一冊はこちら。
これも、違った意味で厳しく優しい一冊。

友人に 「覚えてたの?」聞くと、「書店でね、アレ?と思ったんだよ。タイトルも菊ちゃんが好きそうだしね。」と云っていた。
何年も前に話したことを覚えてくれてアリガトconfident
本屋の詩集コーナーをなにげな~く見ている、そんなアナタが好きです。

 
そういうわけで、ちょっとおセンチな私なのだが、先日、高そうな箱に並んで入っていた高そうなさくらんぼを少しお裾分けして頂いた。
食べてみると、「ん?」ってカンジ~。正直いって味がイマイチ‥coldsweats01

そんな不完全燃焼(?)な私のもとへ、福島の友人から!!

Photo_4 さ・さくらんぼがっっ cherry

開けて、ひとくちふたくち食べてビックリ!!
甘くて美味しい~~~~~heart04
母も「こないだの何倍も美味しい~」と云って嬉しそうだった。
あまりに美味しいので誰にもあげない、と少しだけココロをよぎったが、仕方がないので(?)、半分くらいはお裾分けした。
それでも半分は私たちのもの‥ふふふ~shine

2_2 シアワセはみんなで分けないとネ。

これが夢でありませんように‥。
私、湿度に負けそうでも暑くても起きてますから~~。

2007年3月 8日 (木曜日)

をとめゴコロはレトロ。

Photo_349

よく「乙女ゴコロをくすぐる」と云うが、いつかはそんなココロは少しづつ、どこかに行ってしまうものだ、と昔は思っていた。
それが、私の場合、どうにもこうにも増すばかりだと気づいた。
ストラップの靴が大好きで、花柄やピンクも好き。
しかも、それが似合う(?)と来たもんだ、たぶん。

Photo_356

どうも私が小さい頃から大切に思っているもの、大好きなものはいまやレトロとなっているらしい。
でも本のなかで、大好きな映画『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』を紹介していた。
それだけでも信用できる本かも、と勝手にキメツケしてみた。
アフタヌーンティルームでおひとりさまランチをしながら、この本をみている。
かなりナルちゃんなオトメゴコロなのだ~。

Photo_352 同じひとのこちらの本もホックリ気分。

Hokuo_fabric_cover ラブリ~~~!

北欧ブームが続いているが、私はちょっと好き、といったカンジなのだが、この本は書店で見たときから、眼のなかがお星様☆状態~。
ページをめくるたびに、「う~う~、可愛すぎる~、どうにかしてくれぇぇ~」となってしまう。
この本のなかのファブリックは全部欲しいくらいだ。
ジタンダしてしまうかも~。
でも、私は北欧なカンジのものを持っていただろうか?と思った。
布地がちょこっとあるくらいで、たいして持っていないと気づいた。
ただ、ひとつだけ、5~6年前から愛用しているワンピがそれっぽいかも~と思って写真に撮ってみた。
Photo_353 どうざましょ?

Photo_354 ハンカチーフよ~ん。

もうこの本も「ズルイ!」と思うくらいラブリー光線が出まくっている一冊。
男のひとが大好きなグラビアアイドルの写真集をみて興奮する気持ちがちょっとだけわかるような気がした。
私にとっては、まさしく、この本のなかのハンカチたちはグラビアアイドルなのだ。
そんなわたくしの大切なセットがコレ↓
Photo_355 何が入っているのかしら?
2_141 ハンケチよよ~ん!

昔のハンカチを復刻してセットにしたもの。
二日分のお給料が飛んでいったけど後悔してないわっ(>_<。)ノ

寝る前にお布団のなかで、こんな本を眺めているときがとってもシアワセだ。
だけど、大好きな人の腕枕とどっちがいい?と聞かれて、こっちのほう(本)と答えるようになったら、もう少し考えよう。

何を?

オトメゴコロの行方を。

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