何を隠そう、わたくし、ちょっとだけマスキングテープ(以下「マステ」)にハマっているのだ。
以前からいくつか持っていて愛用していたが、昨年あたりからジワジワ~と増えはじめ、
今年の3月に熊本で開催されたイベントに行ってからは、ドドド~ッと増えてしまい、
「このケース1個分まで」と思っていたはずなのに、気がつくとケース2個に入りきらない今日この頃。
っといっても、なんでもかんでもとにかく集める!ということはなく、いつかは劣化してしまうものだと思うので、デザインが気に入って使いたいものを少しづつ、少しづつ‥。
ハマる前から、文房具の記事のブログはいくつか見て楽しんでいたのだが、ハマってしまうと、マステ愛用者のブログも楽しくて、ついつい見てしまう。
みなさん、なんだかいい人たちで(知らないし人だし交流も全くないが‥)、いろんな情報を発信して教えてくれるのだ。
マステのことだけではなく、文房具、切手など郵便関係の情報、そして、それらを使ってコラージュしたり、自分で作ったシールやレターセット、手帳のカスタマイズなどなど、紹介しているので、とっても楽しくって手芸のことを忘れてしまいそうになるくらい。
そんな私に、鹿児島でマスキングテープのイベントがあるとの情報が!
マスキングテープの『mt』のイベントが9月3日(火)から8日(日)まで、
しょうぶ学園で開催されているのだ。
しかしっ、しょうぶ学園のある場所は私の住んでいる(働いている)街からバスに乗って30分。
超が付く位、車酔いのひどい私にとってはデンジャラスゾーン。
それでも仕事のあとに、初日に行ってみた。
っというか、ビジーで初日しか行かれなさそうなので、覚悟を決めてGO!
台風前で、どんよりとした天気のなか、バスから降りたのは私ともうひとり。
こんな天気のせいか、みなさん知らないのか、午前中に大勢来たのか、お客さんは少なめ。
平日の夕方だしね。
こちらのバスはラッピングの途中かも。
鹿児島限定テープ
こちらのテープはおひとり様3本まで。
他県ではまた違うテープが売られる。
どんなテープなのかな。
全部の会場を廻るひともいるのかな。
コレクターのみなさんは、交換したり、代理購入などをして集めるらしい。
レジのお姉さんの裏側がワークスペースになっていて、ワークショップがあったり、
マステを使ったいろんな作品が並んだアイデアいっぱいのスペース。
(※写真を撮るのを忘れました‥)
ちなみに、鹿児島限定テープをアップしてみるとこんなカンジ。
少しアウトラインがぼやけたデザイン。
パソコンで拡大して、やっと書いてある文字が読めた。
文字の下に欠いてあるのは緯度経度だった。
もしも、鹿児島で、mt ex 展が開催されるようなことがあるのなら、ぜひ、薩摩切子のデザインをテープにして欲しい。
カモイさんの技術で美しいテープを作ってほしいのだ。
それと、「ちゃわん虫のうた」のテープとか。
今回は九州横断だったので、新幹線やいろんな鉄道のテープかも?とちょっと期待していたのだが、
JRの許可がいるよねん。
目新しいテープは秋の新作くらいで、コンテストの入賞作や型抜きマステなどの販売はなく、
ちょっぴりガックリ。
school だから仕方ないのかな。
しかし、廃盤のテープがつめ放題で500円で買えるコーナーはあった。
竹を縦に半分に切ったような入れ物に普通サイズのマステだったら10本くらい入る。
それをレジで筒状の入れ物にいれてくれるのだ。
私も2本分買ってみた。
ギャラリーの一階では、無料体験コーナーがあり、いろんなマステが置いてあり、そこに置いてあるさまざまな形の紙に貼ってみたり、マステを買ったときに入れてもらった紙袋に貼ってみたりして、やり始めると、これもハマってしまう。
今回は、mtラップも置いてあり、それを使って500円の筒を包んでみた。
ところで、mtのイベントでは、一回100円のガチャガチャが置いてあり、当たりの紙が入ったものが出てくると、当たり限定のマステがもらえる。
熊本のときに(うれしくって)思いっきりガチャをしたので、今回は10回、と心に誓い、
サイフの中の100円玉は10個。
当たりは2個だった。
で、もらった当たりのマステはこちら。
体操とペリペリ
えっ?!新作の当たりは?!っとマニアな方は思われたことだろう。
しかし、私は持っていない当たりマステのなかで欲しかったのは、この2本だったのだ。
新作は今度でいいかなぁ~っと。
私は中途半端なマニアでコレクターなので、基本「気にいったもの」を「無理しない」で集めるのがポリシー。
あくまでも自分の欲しい順番が重要なのだ。
ちなみに当たりの紙が入っていたのは、
こちら。
以前、ユニクロとのコラボの限定デザインらしいが、それも最近、マニアな皆さんのブログを見て知ったわたし。
熊本でもガチャに他の限定のものが入っていたのだが、2個づつ出たので1個づつ友だちにあげちゃったのだ~。
他の重なったのもあげちゃったわん。
い~のだ。1本あれば~。
そんなこんなで、ハマってはいるが、何がなんでも欲しいというわけではなく、
適当に好き、なカンジなのに知らず知らずに集まってしまう始末。
単価が安いので、ついつい手が出てしまうのだろう。
ギャラリーの入っている建物の1階の壁に展示してあった、しょうぶ学園の生徒の作品。
他にもあちらこちらに展示があり、マステよりも感動したかも。
今度来るときには、もっと早い時間に来て、パスタを食べて、パンを買って帰りたいなぁ。
ただ、また車酔いの手前になるのはツライので、今度は友だちに連れてきてもらおうっと。
※熊本旅行は忘れたころにアップしますので、思い出したら覗きに来てね。
しろくまの季節に集まっているというので出かけてみた。
本と珈琲と焼き菓子と音楽とが集まったJOLLY HOLIDAY
しろくまと違って食べられるくまではなさそうだけど、なんだか楽しそう。
友人ふたり&友人のご主人(本好き)といっしょに出かけてみた。
『ふもとらくま市』→ クリック
ドアを開けると珈琲の香りと蓄音機から流れる心地よい音がむかえてくれる。
そんなに広くはないスペースにうれしそうな顔のオトナが集まっていた。
それぞれが思い思いに本を見てまわり、お気に入りを見つけていた。
ひと通り見たあとは真ん中に置いてあるイスに腰掛けて珈琲タイム。
ガサゴソと買ったクッキーを出して食べた。
同じ日に同じレトロなビルに住んでいる 更紗屋雑貨店のMさんがオープンルーム [Sarasaya bis.] を開催中だったのでおじゃましてみた。
いったんビルを出て、汗をかきながら違う階段をあがってみるとステキなスペースが‥
ボタンをはじめ、ヨーロッパで買い付けてきた雑貨が並ぶテーブルをながめているだけでワクワクする。
かわいいチャームを見つけたのでボタンといっしょに買った。
自分で何度も塗り重ねた床。
大好きなものに囲まれた、古いけれど清潔感のあるスペース。
きっと不便なこともいろいろあると思う。
しかし、何ものにも代えられない自分だけの場所と時間がここにはあるんだなぁと思った。
山の人とかいて「仙」、谷の人とかいて「俗」となるが、私は谷(街のなか)の真ん中で生まれて育った、谷に住む谷のひとだと思う。
今回集まっていた人たちは何だか山のひとのような気がした。
いい意味で、山に住んでいても谷に住んでいても山のひと。
それじゃあ、谷山(鹿児島市の南部にある地区)はどうなるんだ?と聞かれても困るが‥。
谷のひとは山のひとに憧れつつも、谷のひとの自分が好きなので、時々こういうイベントに出かけて、ひとときの山の人になっていい気分になりたいと思った。
土曜日は夜更かししてしまうことが多い。
んで、何をしていたかと思い出すとたいして何もしてはいない。
日曜日は朝寝坊してもいいのだが、たいがい9時からの
『日曜美術館』を見ながら朝ごはんを食べられる時間には起きている。
それが冬になるとダメなのだ。だってお布団のなかがあったかいから~。
先日の日曜日は、花ちゃんたちの楽しそうなイベントがあるので、
寒いけれど寝坊しないように‥と思っていたのだが、
12時から、という遅い始まりに油断していて、けっきょく起きたのが11時40分ごろ‥(^_^;)
それでも、きちんと朝ごはんを食べて、ツッタカタ~と歩いて、
イベントのあるレトロフトMuseoに着いたのは午後1時ごろ。
わたしだってやればできる(?)のじゃあ~~。(何が?)
*『レトロ市』 → 花ちゃんのサイトをクリック
*会場のレトロフトMuseoのブログをクリック
レトロな階段をあがってすぐ右側にレトロフトMuseoがある。
『レトロ市』は、いわゆるフリーマーケットではなく、
「大切にしていたものを大切にしてくれる人へ」をコンセプトに、たたき売りではなく、
しかしけっして高くもなく手に取りやすい価格で「ひとからひとへ渡す」イベント。
開場の12時には大勢のひとがいたらしいが、私が着いた1時には
出品者とお客さん(誰がどっちだかわからないが)で6~7名。
ゆっくり見られる~と思ったのは初めだけで、“モノ”をみていると「しまったぁぁぁ~~」と思った。
「いったい、12時には何がどれだけ置いてあったのだぁぁぁぁぁ~~」と。あぁぁ~ぁ。
それでも、「どれにしよう~、あれも気になる~」とジィ~と見ていた。
すると、木箱の下の段にキレイなピンク色のマフラーが見えた。
なんだかとっても私に似合いそう~♪
偶然にも花ちゃんのものだった。
っと同時に「花ちゃんがこれを着けていたのだろうか?」とちょっぴり思ったところ、
値札に未使用とかいてあった。
キレイな色と刺繍が気に入って買ったものの自分には可愛すぎて未使用で、
大切に箱に仕舞ってあった、とのこと。
じゃあ、私が~~
ピンクのアンゴラのマフラーよん。うふ。
きれいな色が映えるように黒い上着のときに着ける予定。
大切に使います。
他にも気になるものがあったのだが、慌てて出てきたので小銭入れに千円札数枚入っているだけで、
このあと、気になるカフェに寄る予定なので、グゥ~ッとがまんなのだ(>_<。)ノ
キリンレモンのグラスや鳥さんのブローチなどなど‥。
ほんとうはかなり断捨離しないといけない状態の私なのだが、そうそう簡単にできるわけないのだ。
世の中のひとは、そんなに断捨離しているのかなぁ。
昔のビデオとか写真やネガとかはどうしているのかなぁ。
いつも使う食器は同じなのに、なぜ食器棚にはいっぱい入っているのかなぁ。
使っても使っても布が増えているような気がするのはなぜだろう~(買っているからだろう!)。
ひとよりもちょっとだけ「とっておきたい」モノが多いだけだと思うのだが、
それはいけないことなのだろうか。
ふと、そんなことを(数分間くらい)考えてみた日曜の午後。
今まで、ネット販売とたま~にイベントなどに出店するくらいだった、
ふくれ菓子の『FUKU+RE』さんが、レトロフトの2階の奥でカフェ&工房を始めたのだ。
おいしいのよ~ん
中途半端なパウンドケーキを食べるくらいなら、この上質なふくれを食べるほうが好き。
プレートランチもあり、たしか680円くらいだった。
メニューは、この2つだけだったかも~。
カフェから工房が見えるのだが、蒸気がじゅわぁぁぁ~~とあふれている様子が気持ちいいくらい。
*FUKU+RE のサイトはこちら→クリック
気持ちのいいカフェ
いい気分でカフェを出て、レトロ市を外から見ながら階段を降りた。
また、テクテクと歩いて帰っていく。
近所のお肉屋さんで、ミニトンカツを買って、夕べのカレーで遅めの昼ごはん。
夜、お風呂上りにマフラーを巻いてみた。
とっても肌触りが好くって気持ちいいのだ。
こころなしか、想像以上にお似合い 多分~。
あのスカートのときに、あの上着を着て巻こう~♪ランララン♪
日曜日の朝は少し暑かった。
この頃は朝晩が少しだけ涼しくなってきたような気がしてきたのになぁ~と思いつつ、シャワーを浴びて朝ごはんを食べてしたくをしたら、バスに乗ってふたつ目で降りた。
歩いても15分くらいの距離なのだが何しろ暑かったのだ。
看板見っけ~
階段を昇ると
さらに気になる看板が‥
わくわく
22日(土)・23日(日)の二日間、 交通局前にあるe-terrace 2Fのe-space Lobby+gallery で、
現在開催中の「管巻三十郎文庫とロビイ/藤浩志作品展」に合わせて、
お友だちの花ちゃんがプロジェクトしたカフェが出没したのだ。
くわしくは、花ちゃんのサイトへGO!→ クリック
扉をあけて入ると、エスプレッソの香りがぷ~んと鼻から脳へと入っていく。
目の前には本の山とテーブルとイス。
右側には花ちゃんの『TORASAN-BOOKS』。
そして奥にはエスプレッソマシーンと『鈴の音抽出所』さん。
さらにそのとなりには管理人手作りのケーキがぁぁぁ~~。
至福の時間が始まるのだ。
何飲もう、何食べよう、そして何を読もう
アイスラテとチーズケーキ
一冊読み終えた
管巻三十郎文庫を見ていると、自分が持っている本、持っていた本、持っている雑誌、持っていた雑誌がかなりあることに気づいた。
いや、最初に入口近くにある雑誌を見たときに、多分そうだろうとは感じていたのだ。
そして、きっと年齢も近いか少し下かな、と。
雑誌のサンドウィッチだワン
貸本屋で借りて読んだのと同じ本が!
『あしたのジョー』の20巻(最終巻)を立ち読みし、最後のページにチロっと涙が出た。
オトナになってからは違う意味で違うジョーに涙したが‥。
本を読んでいると、コポコポリンリンリリン♪という音がエスプレッソの香りとともに聞こえてくる。
何度もくりかえし聞こえてくる、コポコポリンリンリリン♪と、どこか遠くから聞こえる話し声や
音楽。
ゆったりというか、どこかゆる~い空気のなかで心地好い気分で読書をする数名の物好きで
きっといい人たち(自分も含めて)。
今回、自分への夏のご褒美(?)に寅さんから買ったのはコレ
書店カバーの本(タイムリーでしょ)
花ちゃん(右)と司書さん(左)
午後2時からは、『本屋と司書と抽出所のフリートーク「なぜ、私たちはここに集まったの?」』が、
ゆる~~く始まった。
前日は、この時間帯は大勢のひとがいたらしいが、何故か二日目はちょうどいい涼しい参加者数。
この日は36度もあった猛暑日だったので、外出するひとも少なかったのだろう。
オトナになると、わずらわしいことばかり増えて楽しみが減ってきたように思えるときもある。
気がつくと抱えるものも増えてきて身も心も荷物だらけ。
そして、少しづつ年を重ねていくと、今度は「そろそろ少しづつ荷物を整理しなくては‥」と思うようになってくる。
そんなときにフト訪れた真夏のクリスマスプレゼントのような時間。
みんなニコニコ、ニマニマ、笑顔で本を手に取り、コーヒーの香りに酔いしれながら、自分だけの時を過ごす。
スペースやコーヒーの香しさは共有しているけれど、それぞれがまるで孤独を楽しむかのように自分の世界へ入っていく。
ほっといてくれるのだ。
少しだけ、十数年前まで同じ場所にあったe-スペイスを思い出した。
オトナの夏休みはアッという間に終わってしまう。
また、楽しいことはやってくるはず、と思いながら‥。
花ちゃんはじめ、参加したみなさん、しあわせな時間をありがとう。
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