2015*春の旅
駅に降り立ったら、ハーロック船長が出迎えてくれたワン。
駅に降り立ったら、ハーロック船長が出迎えてくれたワン。
美術館も堪能したし、うどんも食べたし、そろそろ丸亀にサヨナラしなくては‥。
瀬戸大橋を渡り、岡山で新幹線に乗り換えた。
9月後半とはいえ、残暑がまだまだきびしい時季だったので、なんだかツルンとしたものが食べたくなって、岡山で乗り換えるときにマスカットのゼリーやムースのパフェを買って車内で食べた。
上に乗っかっているマスカットが美味しかった~。
1時間くらいで京都に着いた。
連休中だったので、駅は混雑していたが、街中はそこまでの人込みではなかった。
ホテルにチェックインして、荷物を置いたあと、ホテルの一階にあるパンやお惣菜を売っているショップで夕飯のおかずを取り置きしてもらった。
冷たいものは冷たい状態で、温めて食べるものは、温めてからもらえるのだ。
ショップの閉店後にホテルに帰ってきても、フロントが対応してくれるらしい。
ありがたい。
ホテルを出て、以前から、行ってみたかったカフェへ向かった。
ホテルからテクテクと20分くらい歩いただろうか。
地図で見ると、すぐそこにあるような気がしたが、けっこう歩いたと思う。
ちょっとわかりづらいところにあった。
夕方6時くらいだったのだが、少しだけ待って、席に案内された。
おひとり様だと、すぐに空いた席に案内されるので、こういうときはラッキーなのだ。
食べてみたいものが2つあって、ひとつは一年中食べられると思ったので、
季節柄、ギリギリ食べられるほうを選んだ。
黒糖みるく
夜中に雨が降りそうな天候で蒸し暑かったので、カキ氷がちょうど好かったのだ。
段々と冷房が効いてきたけど、私の左側は中庭へと続くドアがあり、トイレに行くひとがそこを開けて行くので、いい具合にカキ氷を食べられる温度になるのだ。
向かいに座っていた地元のお姉さんふたりの会話がほんわか京都弁で心地よかった。
外から
お店を出ると、すっかり暗くなっていて、どっちへ行けば烏丸通りなのかわからず、
歩いているひとに聞いて、「あっちですぅ」と言われたほうへテクテクと歩き始めた。
途中、手作りノォトのお店を偶然みつけてうれしくなって見て、少し買ったのだが、
また外に出たら、どっちだっけ?となり、お店のかたに聞いて、「あっち」と言われたほうへ。
やたら目印のない通りだなぁと思って歩いていたら、いつのまにか、肝心の烏丸通りを通り過ぎていたのだ。
なぜだ、けっこう広い通りなのに‥。暗いから?
自慢ではないが、私は地図や時刻表など女性が苦手と言われているものにけっこう強いほうだと思ってこれまで生きてきたのだ。
ここで迷ってはイカン!と何故か強く感じ、周りを見渡し、今、自分がいる場所を確認した。
そして、この道を通り二つ分上がって行ったら、三条通りのあの辺りにでるはず!!
と、自分を信じて歩いて行ったら、ちゃんとそのとおりに「あの辺り」へ出た。
行こうと思っていたお店は、あそこは7時半までで、他は確か8時までだから、まだまだ大丈夫、と、まずは7時半までのお店へ。
閉まっている‥‥。
日曜日は7時で閉店らしい。
気持ちを入れ替えて、他のお店に。
閉まっている‥‥
日祝日は7時で閉店らしい。
グスン。
でも、いーや。歩き疲れたから、大丸に寄ってホテルへ帰ろうっと。
ホテルのショップで取り置きしてもらっていたお惣菜を受け取り、お部屋で夕ご飯。
赤いこんにゃくのサラダやグラタンを食べたのだが、美味しかったのだ~。
特に赤いこんにゃくのサラダが美味しかった~。また食べたいなぁ。
食べたあとはソファでテレビを見つつ、うたた寝。
友人からの電話で飛び起きた。
ゴメンねぇ~、連絡せずに寝てしまって~。
そのあとはシャワーを浴びて、お手紙タイム。
ぐっすり寝た朝は、少しだけ小雨が降っていた。
私はどうも雨女で、旅行中に雨になることが多い。
ただ、大雨ではなく、たいがい小雨なのだが‥。
チェックアウトしたあと、荷物を預けて、平安神宮近くの京都国立近代美術館へ行くために
ホテルの近くからバスに乗った。
バス停からは私と女性がひとり乗ったのだが、ものすごく混んでいて、ムギュ~~といった状態になり、私が乗ったあとは四条烏丸から平安神宮前までは誰も乗れなかった。
自分と同じ停留所でドド~ッと降りたので、「みんな美術館に?!」と思ったが、
この日は近くの大きな会場でオタクの大イベントがあったのと、平安神宮の参道にレッドカーペットが敷かれるイベントがあったので、みなさんそちらへ向かって、美術館へ来たのは、なんと私と同じ停留所で乗った女性と、もうひとり、偶然同じバスに京都駅から乗って来た私の友人だけ!
近代美術館の前でポツンと3人。
私も友人も降りてポツンとなるまでお互いには気がつかなかった。
私が不携帯なので、「今どこにいる?」という確認ができずに申し訳ないうえに、
前日に漠然と「10時ごろ、美術館の前で~」と待ち合わせだったので、
お互い、「おぉ~♪( ̄▽ ̄)ノ″」とびっくりしてニッコリ。
『鮭』が3点並んだ状態で見られるというので、見に来たのだが、
想像していたよりも3点とも大きくって圧倒された。
しかし『鮭』よりも気になったのが肖像画。
見ているうちに、なんだか妙なかんじになるのだ。
上手いのか下手なのか、わからなくなってくるのだ。
そうするとキャプションに、「細部にこだわりすぎて全体のバランスがおかしい」
とかなんとか書いてあるのを見つけ、「そうそう!それよ!」と納得。
最近、よく展覧会のグッズで見かけるダイカットのハガキも鮭。
絵はがきの『鮭』には、昔発行された『鮭』の50円切手がセットになっていて、
これはいいなぁと思った。
ちなみに、この50円切手はハガキではなく封書が50円で送られた頃のもの。
(昭和55年発行だそうです。1980年ね)
鮭ストラップ
鮭エコバッグ(とても安かった)
鮭エコバッグは鮭缶のおまけみたいでけっこうお気に入り。
京都近代美術館の確か、4階だったと思うが、展示室のロビーは鳥居側が全面窓になっていて、
目の前に平安神宮の真っ赤な鳥居がドド~ン!と現れる。
見上げるのではなく、同じ高さに鳥居があるのでうれしくなる。
一階にはカフェがあり、疎水に面したテラス席もある。
カフェを外から見ると山や月になっているのがわかるかしら‥。
↓
奥の赤いパラソルがテラス席
そして、なによりも大好きなのが、広いエントランス(展示場にもなる)と、
目の前に広がる景色をゆったり座ってみること。
椅子は他のものにも替わります、
美術館を出て、友人とおしゃべりしながらテクテクと歩いた。
御池通りを烏丸通りへ歩いて、少し手前で左へ曲がるとお気に入りの『松之助』がある。
清明神社近くに姉妹店のパンケーキハウスがあるのだが、そこまで行くのもなぁ、と
思っていたら、本店でもパンケーキが食べられるようになったと聞いたので~。
もう、フワフワ~~でとろけるのだ~~~~(>_<。)ノ
友人のブラックカレンツのも美味しかったけれど、私は断然リコッタチーズ!
「こっち(リコッタ)のほうがおいしいなあ」と言ったけれど、ひとくちしかあげないのだ~。
ちなみにリコッタのは、メイプルシロップはパンケーキにはかけずに、
カットしたパンケーキをシロップのなかにいれて食べるのだ。
シロップをかけちゃうとリコッタのパンケーキのふわふわ感が損なわれるから~。
それから、三条通りをテクテクと歩き、北欧の布を売っているお店をみつけ、
ムーミンの布やマリメッコの布をおみやげに買ってもらっちゃったり、
京都にきたら、よく寄る文具雑貨屋さんに行き、友人にお返しのおみやげを買ったり、
ぶらぶらテクテクと歩いて、おしゃべりして、たのしいひととき。
たしか、六角通りにあった、ステキな建物。
昭和10年に建てられたそう。
三角屋根と円錐状のとんがり屋根がラブリ~。
友人がちゃんとくわしく説明してくれたのだが、わたくし、だいぶ歩き疲れていたため、
少々ぼんやりしていてうろ覚えなのだ。すまん。
京都駅の伊勢丹で料亭のお弁当を買ってもらい、新大阪駅まで行き、
そこで、友人の後輩と合流した。
帰りの『みずほ』の出発時刻までの間、久々に逢った後輩くんと談笑。
ハグハグして別れて、二人は明日からの大阪出張のため、大阪の夜の街へ、
私は新幹線に乗って、鹿児島へ。
フトみると、料亭のお弁当は消費期限の時間が午後8時で、
九州に入る前に食べなくてはならない、と気付いたので、
睡魔がやってきていたが頑張って食べた。
すんごく美味しかった!
あわてて食べて写真を撮るのを忘れたと気付いたときには時すでに遅し‥。
美味しかったからまた食べようっと。
明日からもまた、お仕事を頑張ろうと思いつつ、九州に入る前に爆睡して、
鹿児島中央駅に着いても気付かず、また乗務員さんに起こされた。
トホホ‥。
なんだか、仕事がビジーだったり、いろんなことがあってモヤモヤすることが多かったころ。
ちょっと涼しくなったきたかも~と感じるようになったとたん、
「あぁ~どこかへ行きた~~~い!!」と思い、
久しぶりに大好きな美術館へ出かけることにした9月の終り。
朝一番の新幹線に乗って、先ずは岡山までGO~
岡山で乗り換えて瀬戸大橋をわたるのじゃ~。
橋脚ごしに見えるおだやかな瀬戸内の海と島々は、何度見ても心がほっこりする。
以前、霧雨のときは空と海がつながっているようで幻想的だった。
香川県・丸亀市の駅前に建っているのが‥
大好きな丸亀市猪熊弦一郎現代美術館。
右側にある「赤い」(勝手につけた名前)
「赤い」の左先に見えるのが丸亀駅
左側にある「黄色」
「黄色」に座るひと。私も座ってみた。陽があたっていて少し熱かった。
ちなみに「赤い」も「黄色」も「イタイ」も勝手に私が呼んでいるだけなので、
正式名称は調べたことがないのでわからない。
名前なんてどうでもいいのだ。「知っている」のじゃなくって、とにかく「好き」なのだから。
10年以上ぶりに来たのだが、なんだか旧友にあった気分。
うれしくって、ランララン♪ 状態のわたし。
今回、見たのは、「ホンマタカシ」展。
それに合わせて常設展も展示されていて、おもしろかった。
猪熊弦一郎、と聞いてもご存知ではないかたのほうが多いだろう。
一番有名なのは、三越の包装紙のデザインだが、実際、この美術館でいろんな作品を見ると、そんなことは、ほんの小さなことで、忘れてしまうくらい。
贅沢に空間を使った展示のほかに、小さいおもちゃのような作品もあり、それがまたいいのだ。
展示を一通りみたあと、いったん美術館を出て、近くのアーケードへ。
かなりのシャッター街
レトロな喫茶店
時間がとまったような
雰囲気が続く
以前、行ったことのあるうどん屋さんへ向かったのだが、なくなっていたのだ。
「どうしよう~」と思って、うどん屋さんがあったあたりでキョトンとしていたら、
ご夫婦が歩いてきたので、訊ねてみたら、もうひとつ横にあるアーケードへ移転したとのこと。
あ~、よかったぁ~とテクテク歩いていくと発見!
注文したうどんがくるまでの間、セルフサービスのおでんを少し‥。
大好きな味噌味でおいしかった~~。
具も味も違うのでうれしいたのしいうどんなのだ。
大満足でおなかいっぱいになったのに、払ったのは650円くらいだったと思う。
すばらしい~。
また、テクテクと歩いて美術館へ戻って、3階のカフェへ向かいつつ、写真を撮った。
テラス席は残念ながらいっぱいだったので、階段側の席へ
コースターはもちろん持ってかえった。
ティータイムやコーヒータイムは、お手紙タイムでもある。
たのしいひとときなのだ。
美術館のグッズコーナーを見るのも楽しみのひとつ。
こちらのグッズコーナーは以前と比べるとオシャレ~な雰囲気になっていた。
ちなみに丸亀駅のキオスクで見つけたこんなものも!
消しゴムとメモ帳
うどん県ですから~。
うどん県ですから~。
3月中旬に一泊二日で広島~京都へでかけた。
朝7時の新幹線に乗って、まずは広島へGO!
私んちから駅まではタクシーで5分なので、出発の20分くらい前に自宅を出ても充分間に合う。
近所のコンビニでおむすびと飲み物を買ってから、タクシー呼んで出かけようとしていたのだが、
コンビニからタリッラリッと帰ってくると自宅の前にはすでにタクシーが止まっていて、
タクシーの運ちゃんが私のキャリーバッグを後ろのトランクに積んでいた。
私は慌てて自宅へ向かうと母が「早く乗りなさい!」というので、そのままタクシーへ乗ったのだが、
新幹線に乗っているときに足を降ろしっぱなしだとキツイので、靴を脱いで、
自分のキャリーバッグに足を乗せようかなぁと思ったときに気付いたのだ。
「靴が違う‥」と。
3月の京都はまだまだ寒そうなので、一番歩きやすく足首まである革靴を履いていく予定で、
コンビニには、パッと履きやすかったそのへんにおいてあった普段履いているストラップの靴を履いていったのだ。
コンビニから帰ってきて、それから革靴(紐を結ばないとならない)を履こうと‥。
そのあとタクシーを呼んでも余裕で間に合ったのだ。
がっ、しかしっ!母がすでにタクシーを呼んでしまっていたので、慌ててそのまま乗ってしまい、
気がついたら、ボロ靴を履いていたのだぁぁぁ~~。
しかも、ストラップの靴なので足の甲や足首はけっこう寒い‥。
仕方がないので、京都駅の伊勢丹でレッグウォーマーでも買って、
足の甲まで下げて履こうかなぁ~。
それとも靴下を重ね履きしようかなぁ~。トホホ‥。
恐るべし母の愛を感じながら、おむすびを食べ、ウトウトしていたら広島に着いた。
2時間半で着いちゃうのだ。早~い。
駅から直接、広島県立美術館へ。
2009年に急逝されたグラフィックデザイナーの福田繁雄さんの回顧展。
広島県立美術館の年間予定で巡回されてくると知ってから、見に行こうと決めていたのだ。
なかなか平日に休みはもらえないので、土曜日仕事が終わってから広島へ行き、
叔母のところへ泊まって、日曜日に見て帰ろうかな、と思っていたのだが、
もう一人のパートのひとが辞めるので、またしばらく(多分半年以上)カレンダー通りにしか
休みがもらえないということで、それじゃあ今のうち(辞める前)に一日休みをください~、と
突然月曜日に休みを貰えたのだ。ふふふ~。
日曜日~月曜日だとホテルも平日扱いで安いしね。
展覧会も日曜日だけど朝いちなので、そこまで混みあわずに見られるのだ。
福田繁雄さんは世界的にも有名なグラフィックデザイナーであり、
『日本のエッシャー』とよばれたかたで、とりわけ、視覚トリックアートが多い。
エントランスや会場へ向かう途中にも展示があり、ワクワクする。
入り口には、ホンダのシビック(シティだったかも‥)らしきものがあるのだが、
それは、正面からみるとペッシャンコだったり、横からみると寸足らずだったり、と
なんだか懐かしかった。
20年以上前にも何かの展覧会で見たことがあったのだ。
他にも美術雑誌などで何度も見た作品が目の前に溢れんばかりに展示してあるのだ。
「あぁ、これはこうなっていたんだぁ」と。
『生きるためにはユーモアは欠かせない』と、おっしゃっていたという。
けっして、今どきの『受け狙い』ではない、
見ること感じること、そして考えることが楽しくなる、そんな作品がいっぱい。
まわりを見渡すと、老若男女、いろんな世代のひとたちが楽しそうに見ていた。
どの展覧会もだが、基本的には会場内・作品の撮影は禁止なのだが、
福田展は何箇所が『撮影OK』の場所があった。
金属のかたまりは、近くで見ると‥
スプーンやフォークやナイフ
こんなワクワクがいっぱいなのだ。
福田繁雄さんがおっしゃってらした言葉が静かにひびく。
僕、学生にはよく言うんです。
「外を歩くときには、イヤホンを耳につけて音楽を聴きながら歩くな」って。
近所のおばさんの声でも風の音でもいいから、現実の音を聞かなきゃね。
そして、
『ハードルはくぐれ』
視点を変えると別のものがみえてくる。
高すぎるものは飛び越えずにくぐればいいのだと。
ほっといていると、年を重ねるごとに体も頭のなかもこり固まっていく。
私は頑固なことは悪いことではないと思っているのだが、
それでも体と頭のなかは、やわらかい状態でいられたらなぁと思う。
いろんな展覧会をみるたびに思うのだが、
作品やそれを作る姿勢のようなものは、いい意味でもかなり頑固なものだと思う。
しかし、それを作り出している脳はやわらかいんだろうなぁと。
きっと、作り出す手もやわらかい、かも。
久しぶりに長い時間をかけて展覧会を見たような気がした。
楽しかったな~♪
会場を出て、窓から下の庭園を見ると梅が満開!
美術館は『縮景園』という、広島城主の別邸庭園の隣に建っているのだ。
縮景園は、原爆で壊滅的な被害を受けたが、戦後、何十年もかけて整備されて今の姿に戻ったそうだ。
美術館側の入り口から歩いていくと‥
『鹿児島』は小ぶりの花で、ギュっと詰まったかんじ。
つつじの『ミヤマキリシマ』に色が似ているかも。
日曜日で美術館よりもにぎわっていた。
シニアのかたたちのカメラサークルの皆さんが撮影会をしていて楽しそうだった。
70代くらいのオバサマが「撮ってあげようか?」とおっしゃってくださったので‥
ただ時期的なのか、梅以外のもっと大きい木の下を歩くと大量にとまっているらしき鳥のふんが落ちてくるので デンジャラス~。
お庭の散策はまた今度~。鳥のいない時期に。
美術館に戻り、来たときから気になっていた一階のエントランスに展示してあるものを‥
等身大の自分
最近の子は足が長い
何持っているの?
プリン!
プリンが好きなのねん。
犬?ネコ?
どの作品も素晴らしいのだが、なかでも こちら↓ は本当に子供が作ったのか?!
と思うくらいクオオリティ高し。
右手には携帯電話らしきものを持っていた。
なんといっても足の安定感はすごいと思った。
あとで友人に写真を見せて、「足元がね、ミスチルの桜井さんみたいなのよん」といったのだが、
あまり理解されずに残念。
しかし、「あれからテレビでミスチルを見るたんびに桜井の足元を見てしまう」と言ってた。
なにか効果が違うような気がしないでもないが、ま、い~かぁ。
展覧会場の出口に東北復興支援の募金箱があり、
募金をすると福田繁雄の作品のステッカーがもらえる。
福田展ではないのだが、『やさしいハンカチ展』というチャリティもあり、
いろんなアーティストのデザインしたハンカチを購入すると、
それと同じものが被災した子供たちに送られるという。
気に入ったハンカチを数枚購入して、その柄が好きそうな友人にプレゼントした。
ちょうど、この日は3月11日。
広島から京都へ向かう新幹線のなかで、その時間をむかえた。
私は、ただ、手を合わせることしかできないのだが、
他にも乗客で手をあわせているひとが何人かいて、みんな静かに祈っていた。
美術館から、叔母の家の近くまで移動した。
叔母と待ち合わせて、前も食べて美味しかったお蕎麦屋さんへ 。
お蕎麦のあとは、叔母と広島駅のほうへ移動して、駅前のデパートの地階でお土産を買って、
叔母の最近のお気に入りのイノダでコーヒーを飲んで(私はこれからイノダのある京都へ行くのだが‥)、ボロ靴を履いてきてしまった話などしながら、母から預かったクール宅急便(さつま揚げや母が作ったトンコツ煮など)を渡して、叔母とは別れた。
別れ際に叔母が「京都に着いたら新しい靴でも買いなさい」と何故かお小遣いをくれたのだ。
うっ 今年××歳になる姪っ子のボロ靴を不憫に思ったのか‥。
いや、そこまでボロではないのだが‥。
ありがとう!叔母ちゃん。母にお土産を買って帰ります~。
旅の最終日は、叔母のマンションから歩いて10分くらいのところにある比治山というところに建っている美術館へ行くのだ。
比治山の下まではすぐなのだが、まともに歩いて(登って)美術館へ行くとなるとちょっとしたハイキングだ。
以前、一度だけチャレンジしたことがあるが、汗ばむ季節ではないのに汗かいて、
息もゼェゼェとなり、次の日に足が筋肉痛になった覚えが‥(^_^;)
でも今は、スカイウォークができたので、ラクチンなのだ~。
スカイウォークとは、山の沿って作られたエスカレーターである。
建物のなかではなく、あくまでも山に沿った外にあるエスカレータで、しかも、長~~~いので、
はっきりいって高所恐怖症のひとは利用できないと思う。
叔母が前に乗っている
段々と遠くに‥
あんなに高いところに~!
長~~いエスカレーターをの昇り終えると、山の緑が目に入ってくる。
小さい橋を渡ると
緑の向こうに美術館の囲いが見えてくる
壁にそって歩いていく
テクテク ...
左側は山の斜面
テクテク ...
建物がみえてきた
右側はスロープ
建物は、上にいくほどに人工的なものを、下にいくほどに自然なものを使っている。
これだワン
気がつくと私は、絵画としての森村、女優としての森村、フリーダカーロとしての森村、と
いろんな森村を観ているのだが、今回の森村が一番しっくりきたかも。
男性が男性になっているから、というだけではなく、
(私がこんなことを云うのもひじょうにおこがましいのだが)
随分とそぎ落とされて洗練されているようなかんじがしたのだ。
観る前から気になっていたのが、昭和天皇とマッカーサーの作品。
ここ広島でいったいどこにどのように展示されているのだろうかと思っていたのだが、
「なるほど~」と思ったと同時に、他の会場ではどうのように展示されていたか気になった。
毛沢東は、「あぁ、そうかぁ」な展示だった。
それと、写真や映像の三島由紀夫はどうして少しクスッとなってしまうのだろう。
元の写真の三島はかなり真剣なのだと思うのだが、それでさえ笑ってしまうので、
それを森村が三島としての私になると、ふざけているわけではないと思うのだが、
他の作品に比べて茶化しのようにも感じられるのだ。
何かに三島由紀夫のことを「上半身だけ鍛えたひと」と書いてあって、それを読んだときに
「うんうん」と思ったのだが、その「上半身だけ鍛えたひと」なかんじがよく出ていて面白かった。
私は森村泰昌が大好きというわけではないが、とっても気になることは確かで、
結局いろんな展覧会を観にいっているのだ。
きっと、これからも見続けていくのだろう。
余談だが、日曜日だというのにお客さんが少ないのが気になったが、
ここ(広島市現代美術館)は、たいがい、私が見る展覧会はなぜか空いていて、
平日など貸切状態でゆっくり見られるのだ。
しかも、東京まで行かないと見られなかったあきらめかけていた展覧会を開催してくれるので、
今まで、ホックニー展、コルビュジュ展などなど、たくさんの展覧会を見ることができた。
広島市内には前日行った、広島県立美術館 、ひろしま美術館と、充実した展示のある美術館があるのだが、ここ現代美術館は特に『ヒロシマ』であることを強く感じる美術館だ。
『ヒロシマ』をテーマにした現代美術のコレクションが多くある。
現代美術というのは、小難しかったり、わけがわからなかったり、「落書きか?」と思えたり、
なじみにくい反面、ドキっとしたり、胸にグサっと何かが突き刺さったりすることもある。
考えてみると、ルネッサンスも浮世絵も印象派も当時は現代美術だったのだ。
広島市現代美術館は確か、日本で初めての公立の現代美術館だったと思う。
ヒロシマの街から!という誇りのようなものが感じられる美術館にみなさんもぜひ。
ミュージアムショップで図録やカードを買ったのだが、こけしちゃんグッズを見つけていまい、
ついつい購入~。ラブこけしグッズ。
外にはいろんな彫刻作品が展示してある。
帰るときには、建物に沿うように歩いてしまう。
テクテク
叔母がいるおかげで何度も広島には遊びに行っている。
広島を拠点に中国四国地方へと楽しい旅もした。
来るたびに美味しいものを食べて、穏やかな街でやさしい人たちのお世話になった。
街も住んでいるひとも、越えるものが高ければ高いほど、うつくしく生まれかわれるんだなぁと思う。
前日、寝たのは2時くらいだった。
でも、朝は5時半に起きなくてはならないのだ。
叔母から何度か声をかけられて、やっと起き上がった。
私は起きてしまえば、けっこう目覚めがいいので、いつものようにしっかり朝ごはんを食べて
叔父の車に乗り、駅まで送ってもらった。
毎日、送り迎えしてくれた叔父。
毎日、朝晩おいしいご飯を食べさせてくれた叔母。
「鹿児島から来てくれたからねぇ」と、何から何までお世話になった。
本当にありがたいと思った。
名古屋駅に着いたら、新幹線に乗って広島まで行くのだ。
広島までは、3時間弱。
前日、他の友人たちから預かってきた、とおいしそうなお土産をもらったのだが、
東京→名古屋、名古屋→広島、そして広島→鹿児島間の車内でパクパク食べてしまった。
ほとんど鹿児島には持って帰らず‥。
しかも、食べていないときには寝ているので、まさしく「食っちゃ寝え」状態‥f(^ー^;
広島に着くと、改札口に広島の叔母(母の妹)が待っていてくれた。
ちょうど土日で叔母は仕事が休み、というわけで、旅行前から「美術館はひとりで見たい」と
云っていた私の希望は即、却下されて、「せっかくだから叔母ちゃんも見る!」となり、
すべての展覧会を叔母といっしょにみることに~。
叔父は20年以上前に亡くなり、いとこたちも県外に住んでいるので、叔母はひとり暮らし。
幼稚園の園長先生で毎日忙しく土日も時々働いているのだが、
私のように親戚のものが来ると休む口実もでき、息抜きができるみたいなのだ。
まずは駅から一番近い、広島県立美術館へタクシーでGO!
開催中の展覧会は‥
ヴィクトリアン・ジュエリー展
ジュエリーって、そんなに縁もないし、どんなものかしら?と少し思っていたのだが、
会場に入って見始めると、もうウットリ状態。
何のうらみがあってここまで?!とさえ思うくらい、美しい細工のジュエリーたち。
ひとつひとつをじっくりみてしまうので、み終わったときには少々足腰がお疲れきみ。
展示室それぞれの壁の色や縦長の布など、雰囲気つくりもステキだった。
ジュエリーだけではなく、その時代(ヴィクトリア)のドレスや日傘、扇子などの服飾関係のもの、
銀細工のカトラリーやテーブルウエア、そして!レース!!
このレースが素晴らしいこと。
美しいものは見るだけでも、心の中を華やいだ気分にさせてくれるものだと思った。
広島県立美術館は常設展示に日本画、特に郷土の作家でもある平山郁夫のコレクションもある。
それと工芸品もけっこういいものが多く、充実している。
だからかもしれないが、絵画以外のこういったヴィクトリアンジュエリーのような展覧会や、
バウハウス展、バカラ展、リバティスタイル展などが今までもあり、
私は広島まで行けば見ることができたので、ラッキーだった。
常設展示も見終わって、一階へ降りてランチタイム~
一階にあるカフェレストランは、美術館の横にある縮景園に続くお庭がガラス張りで見えて、
外にあるテーブルやイスには、お弁当を持ってきているグループが楽しそうにランチタイム。
ランチのあとは、ミュージアムショップへ!
県立美術館のミュージアムショップはいろんなものがあって楽しいのだ。
そこで、地元の作家でチタンを使ったアクセサリーを作っているひとのモノを見つけた。
職場のひとたちや友人へのお土産によさそうだったので、いくつか購入。
職場のひとたちにあげちゃったあとの写真なので半分くらいなのだが、
他には折り鶴やダイヤモンド、犬などなどあり、中でも自分用に買ったコレはお気に入り。
れんこんのヘアピン
先が見通せるように‥なんつって~。
夏になって髪を結んだときに、ヘアピンをつけるので楽しみ~♪
美術館を出て、またタクシーに乗り、そごうやリーガロイヤルホテルがある辺りへ。
次の美術館へ行く前に、そごうにある『キタムラ』でお買い物。
叔母がバッグを買うというので、私も友人へのプレゼントを買おうかなと。
会計をしているときに、次に美術館へ行くんです、という話をしていたら、
お店のかたが「お荷物をお預かりしましょうか」とおっしゃってくださったので、
ラッキー♪と、ショルダーバッグ以外を全部預かってもらった。
なにしろ、県立美術館での買い物したものや、名古屋の叔母が広島の叔母へ持っていけ、と
持たされた手作りのトマトジュース(これが重かった!)があったので~。
身軽になって、叔母とふたりで5分くらいテクテク歩くと、ひろしま美術館へ着いた。
ひろしま美術館は公立ではない美術館なのだが、コレクションは素晴らしく、充実している。
たしか、ひろしま美術館、ブリジストン美術館、大原美術館、国立西洋美術館の4館が、
日本の西洋画の4大コレクションと云われていたような気がするのだが、
今はこれに、ポーラ美術館が加わって、5大コレクションかも~。
これも、みる前は、どんなものなんだろう、と思っていたけれど、想像以上に好かったのだ。
広島にある大学のコレクションが中心の展示で、かなり貴重な蔵書ばかり。
実際見ることができただけでも、ちょっとシアワセだった。
しかし、こちらもかなり見るのに時間がかかり、私も叔母もイスに座って休憩する回数が
段々と多くなっていた。
もともと、広島は次の日に行く予定の展覧会が一番の目当てで、
県立美術館やひろしま美術館の展覧会は、ついでのようなかんじだった。
しかし実際見てみると、ついでどころか、どちらの展覧会も充実した内容でおもしろかった。
おかげで足腰にはかなりきたのだが、気持ちはホクホク気分。
荷物をあずけたキタムラに戻る前に、手前のリーガロイヤルのカフェで休憩をして、
叔母と「疲れたけどおもしろかったね」と話し、そのあと荷物を受け取り、またタクシーに乗った。
このあとは、お楽しみの時間がやってくるのだ~♪
ふふふのふ~(@⌒ー⌒@)
渋谷へ着いて、まず宮益坂を少し上って郵便局へ。
全国で10ヶ所の郵便局だけで販売している郵便グッズがあるのだが、
宮益坂にある郵便局もそのひとつ。
友人に頼めば手に入るのだが、ネット上で見たものが実際見てみると「あれ?」ということもあるのと、
機会があれば見てみたかったので、テクテクと歩いて行ってみたのだ。
行ってみて、そして手にとって見て正解だった。
HPでみて欲しいと思ったものが実際見てみるとそうでもなかったり、
逆にあんまり気にしていなかったものが欲しかったり。
郵便局内にテーブルとイスがあって、お手紙が書けたのでそこで少し休憩しつつお手紙タイム
POSTA COLLECT → クリック
そのあと、坂を下って戻り、今度は公園通りをテクテクと歩いて、目当ての『たばこと塩の博物館』へ。
初めは横浜のあとは弥生美術館へ行って、近くにある立原道造記念館に行こうと思っていたのだが、
9月で閉館になったと聞き、ガガ~~ン となり(←かなりショック)、それでも弥生美術館で
ちょうど亜土ちゃん展があるみたいだし、行ってみようかなぁと思っていたら、
「渋谷のたばこと塩の博物館で和田誠展があるよ」と教えてもらい、「和田誠!!」と嬉しくなって、
しかも横浜から電車で1本だし、ラッキー♪な気分でやって来たのだ。
なので、前日、宇野亜喜良展で和田誠の記事のパネルを見たときには、
なんだか少しだけ運命を感じちゃったくらい。
“和田誠の仕事”を見たことがないひとはいないと思うくらいなのだが、
たばこと塩の博物館で展覧会があるというのはやはりコレのデザインをしたひとだから~。
ハイライト
ちなみに現在のハイライト
博物館じたいがこじんまりとしているので、展覧会もこじんまりかしら?と思っていたのだが、
こじんまりしているようでかなりの充実した展示だった。
なによりも今回の展覧会用に書き下ろした作品の多いこと!
その制作風景が見られるスペースがあるのだが、ついつい見入ってしまった。
ものすごい仕事の種類と量で、バラエティなんて言葉では言い尽くせないほどの仕事っぷり。
以前、和田誠が似顔絵のことについて書いた本を読んだことがあるのだが、
若い頃すでに、いろんなひとの似顔絵を書き尽くしてしまうくらい描いた、と。
いつも思うのだが、野球のイチローとかゴルフの石川遼とか、元々天才であろうと思われるのひとが
そうではない平々凡々なひとたちの何倍も努力しているので、信じられないことを成し遂げてしまう。
敵わないと思う。だから、ファンでいられるのだろう。
今回の旅行では、宇野亜喜良といい、和田誠といい、天才というのはこういうことなのか、と
まざまざと見せられて、そして今まで以上に魅せられてしまった。
和田誠展のあと、常設展示も見たのだが、これがまた楽しいのだ~♪
展示も昔のたばこ屋さんになっていて、ちょっと持って帰りたいくらいだった。
昔のたばこ屋さんって、それぞれの店先をタイルで面白くデザインしてあって好きだったのになぁ。
今でも、たま~に見つけるとうれしくなってしまう。
それと、昔のたばこのパッケージのカッコいいこと。
ハイライトもピースも元のデザインに戻してくれないだろうか。
たばこが体に悪いのは充分にわかっているから、お願いだからぁぁぁ~~。
一階へ戻り、ミュージアムショップへ!
こちらも、こじんまりしているのだが私にとっては充実な品揃え
博物館のHPでものすご~~く気になっていた、「たばこさん」と「としおさん」。
やっと出逢えたわん
ミュージアムショップで私の精神状態は、かなりナチュラルハイであったと思うのだが、
さらにコレがぁぁぁぁ~~。
たばしお色々紙(ハガキサイズ)
情熱をぶつけてチョーダイ!と来たもんだ、なのだ。
えぇ、ぶつけますともぉぉぉ~~ぉぉ
泣かなくても‥
さらに追い討ちをかけるように、コレが‥
パンダのマッチ~。
パンダぁぁぁぁ~。
他にも買ったのだが、写真を撮る前にプレゼントしまくってしまったのだ。トホホ‥。
辛いときや悲しいとき、そしてひとりぼっちで寂しいときには(そんなにあるのか?!)、
このマッチを見たら元気がでるような気がする。多分‥。
うんうん (>_<。)ノ
ふと腕時計を見るとすっかり、たばこと塩の博物館に長居してしまった、と気づき、
渋谷に来たのなら行ってみたいお店があったと思い出し、東京での残り時間も少なくなってきたので
慌てて公園通りから横道に入り歩きだした。
多分、ず~っと歩くとあっちの坂へ出るはず‥。
歩き始めて10分くらいすると、目当ての坂らしき道へ出て、そこから小さい筋に入ると
目の前にパリが‥
ボンソワ~ル・マドモワゼル・菊ちゃんなのだ。
一階の手芸店で、刺繍の冊子や手芸の材料や友だちへのお土産を少し買った。
時間があったら、もう少しゆっくり見たかったのだがまた今度。
そのあとは店内の階段を降りて地階のクレープ店へ。
すっかりパリジェンヌ(?)な私は、おいしいクレープを食べながら、友達に絵はがきでお便りを書いた。
その絵はがきが着くころ、もちろん私はパリ、もとい、渋谷にはいない。
今度、来たときにはガレットも食べるじゃ~とココロに誓い、私はパリをあとにした。
坂を下って、消防署のまえで、ファイヤーマンなムッシュ(?)に、ここから渋谷駅に行くのと、
原宿駅に行くのは、どっちが近いか?と訊ねた。
お兄さんは、「う~ん」と3秒くらい考えたあと、原宿のほうを指差して「こっちかな!」と笑顔で答えた。
しかし、指差したほう(原宿)は真っ暗なのだ。
なので、「やっぱり明るいほうへ行きます」と私が渋谷駅のほうを指差すと、
「そうだね!」と笑顔で答えるファイヤーマン。
あなただったら、たちまち火が消せるわん、と心のなかでつぶやきながら、
オーヴォワ・ムッシュ!と云ったかは不明だが、テクテクと渋谷駅へとむかった。
渋谷駅の公衆電話から友人の携帯に連絡をした。
東京駅で少しだけ逢う約束をしていたのだが、すでに友人は東京駅にいるらしい。
「んぢゃ、あとでね!」と改札口へと急いだ。
あとは山手線に乗って東京駅に行くだけなのだ。
なのに、あんなことになるとは‥‥。
叔母がしっかりと起こしてくれたので、朝5時半に目覚めた。
朝ごはんはキチンとたっぷり食べて準備万端。
すでに畑(家庭菜園)で一仕事すませた叔父が最寄の駅まで送ってくれた。
名古屋駅で新幹線に乗るのだ。
ホームで待っている間、青空と白い雲を見ながら、晴れてよかった~と思っていたのだが、
よ~く考えると雨雲は東へ移動したのではないか、と一抹の不安を感じたがきっと大丈夫。
天気予報も、くもりって云ってたし~。
新幹線のなかで予想とおり爆睡していたら、すぐに目的地へ着いた。
ここから15分くらいテクテク歩いて、横浜美術館へ行くのだ。
みなとみらい線に乗り換えてすぐ近くまでいけるのだが、私は桜木町駅から歩くのが好き。
横浜美術館の手前に橋のようなところがあり、そこを通るたびに思い出すことがある。
15年くらい前だったか、初めて美術館へ行ったときにバッタリ、友人に逢ったのだ。
そのときは中野の大叔母のところへ行ったり他にも用があったりで、
時間がとれそうになかったので、その友人も含めて誰にも東京へ行くことは云ってなかったのだが、
少し時間が出来て、みなとみらいをブラブラとしていたら、
家族で来ていた友人(実家が横浜)とバッタリ逢ってしまって、「なんで黙ってるんだぁぁ?!」
と叱られて、そのあと何故か友人は家族とは別れて、一緒にカフェでお茶をした。
今はもうなくなってしまったカフェ、ドウ・マゴで。(けっこう好きだったのになぁ。)
まるで、“明け方の街、桜木町でこんなとこに来るはずもないのに~♪”ってかんじ?
違うか~( ̄∇ ̄*)ゞ
しかも、電車のほうが速いからいい、と云うのに車で東京のホテルまで送ってくれた。
するとホテルのロビーに他の友人が‥。いつの間に~。
恐るべき連絡網なのだ。
そんなほろ苦い(?)、いえいえ甘酸っぱい(?)思い出がよみがえるのだ。
でも大丈夫。今回は平日だから~。みんな仕事中~
開館時間が10時なので、10~15分くらい前に着くように名古屋を出たのだが、
ちゃんと予定とおり10分前に着いたのだ~。
なにしろ都会に行けば行くほど、想像以上に乗り換えがあり、駅からもけっこう歩くので、
移動時間はバカにはできない。
しかも、10分前に着いても、平日だといっても、コレだもの~。
ざっと数えてすでに100人くらいが開館待ち
すぐ開館時間になり、そんなに待たずに中に入ったのだが、
美術館内も展覧会場内も思っているほどの混雑はなかった。
『日曜美術館』で紹介されたあとの展覧会は混むと聞いていたのだが、平日の朝いちでもあり、
人の頭越しに作品を見ることもなく、前後のひとに挟まれて流れるように見なくてはならないこともなく、
わりと自分のペースで見ることができた。
思っていたよりも作品数が多く、充実した展覧会だった。
メインの「エトワール」は、有名な作品だし、今回はテレビでも何度となく目にしていたのだが、
実物を目のまえにすると、もうウットリ状態
この作品だけは照明も他と違っていて、3Dのように作品が飛び出してきそうなかんじだった。
LEDを使っていたのかな。
まさしく、光り輝く、といったかんじでため息がでた。
写真を撮って参考にしていた、というのも面白かった。
最後のほうに展示してある小さな彫刻作品も好きだった。
ドガの手を感じられる。
グッズもたくさんあったのだが、この愛らしいカードが人気だったかも~。
ランララン♪
他には馬の形にカットしたのもあった。
キタムラとのコラボのトゥシューズ型のポーチやバッグはラブリーだけど、少しお値段も高め。
他には近沢レースやゴンチャロフとのコラボグッズもあった。
グッズ売り場を見て楽しんだあとは、常設展示を見た。
横浜美術館は常設展示内は写真を撮ってもいいそうなのだが、そんなことしているひとはおらず、
いまひとつ勇気(?)もなく、撮らなかった。
作品単独での撮影はダメだが、あみぐるみを一緒だとOKと案内のお姉さんが教えてくれたのだが‥。
エントランスホールへ降りると、見たことがあるクマのあみぐるみを持った女子を発見!
椿ちゃんはブログで知り合った横浜在住の女子なのだ。
椿ちゃんのブログはお休み中なのだが、メールやお手紙は続いていて仲良くしているのだ。
横浜に行くので少しの時間でも逢えたら、と思い、連絡をとってランチを一緒にすることに~
現在、ご両親が闘病中で椿ちゃんもお仕事は休職して介護をしているので、
時間がとれるかなぁと思ったのだが、ぜひ逢いましょう!ということで初めて逢ったのだ。
ブログやメールやお手紙で、ステキな人柄はわかっていたつもりだったのだが、
実際逢っておしゃべりしてみると、もっとかわいくて、とぉ~~てもいい娘なのだ。
ご両親の介護は本当に大変だと思うので、少しでも励ますことができれば、と
おこがましくも思っていたのだが、逆に明るくかわいい椿ちゃんから元気を貰った気がした。
ランチをしながら2時間ちょっと一緒にいろいろお喋りして、
気がつくと楽しい時間はアッという間に過ぎていった。
みなとみらい線に一緒に乗って、椿ちゃんは乗り換えのためにすぐ降りた。
バイバイ、またね!というときがちょっぴり寂しかった。
でも、やっぱり逢えておしゃべりしてうれしかったなぁ。
また逢おうね♪
楽しかった時間を一緒に電車に乗せて、渋谷へとむかった。
さらにアートをめぐる冒険は続くのだ。
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