2015*春の旅
駅に降り立ったら、ハーロック船長が出迎えてくれたワン。
駅に降り立ったら、ハーロック船長が出迎えてくれたワン。
美術館も堪能したし、うどんも食べたし、そろそろ丸亀にサヨナラしなくては‥。
瀬戸大橋を渡り、岡山で新幹線に乗り換えた。
9月後半とはいえ、残暑がまだまだきびしい時季だったので、なんだかツルンとしたものが食べたくなって、岡山で乗り換えるときにマスカットのゼリーやムースのパフェを買って車内で食べた。
上に乗っかっているマスカットが美味しかった~。
1時間くらいで京都に着いた。
連休中だったので、駅は混雑していたが、街中はそこまでの人込みではなかった。
ホテルにチェックインして、荷物を置いたあと、ホテルの一階にあるパンやお惣菜を売っているショップで夕飯のおかずを取り置きしてもらった。
冷たいものは冷たい状態で、温めて食べるものは、温めてからもらえるのだ。
ショップの閉店後にホテルに帰ってきても、フロントが対応してくれるらしい。
ありがたい。
ホテルを出て、以前から、行ってみたかったカフェへ向かった。
ホテルからテクテクと20分くらい歩いただろうか。
地図で見ると、すぐそこにあるような気がしたが、けっこう歩いたと思う。
ちょっとわかりづらいところにあった。
夕方6時くらいだったのだが、少しだけ待って、席に案内された。
おひとり様だと、すぐに空いた席に案内されるので、こういうときはラッキーなのだ。
食べてみたいものが2つあって、ひとつは一年中食べられると思ったので、
季節柄、ギリギリ食べられるほうを選んだ。
黒糖みるく
夜中に雨が降りそうな天候で蒸し暑かったので、カキ氷がちょうど好かったのだ。
段々と冷房が効いてきたけど、私の左側は中庭へと続くドアがあり、トイレに行くひとがそこを開けて行くので、いい具合にカキ氷を食べられる温度になるのだ。
向かいに座っていた地元のお姉さんふたりの会話がほんわか京都弁で心地よかった。
外から
お店を出ると、すっかり暗くなっていて、どっちへ行けば烏丸通りなのかわからず、
歩いているひとに聞いて、「あっちですぅ」と言われたほうへテクテクと歩き始めた。
途中、手作りノォトのお店を偶然みつけてうれしくなって見て、少し買ったのだが、
また外に出たら、どっちだっけ?となり、お店のかたに聞いて、「あっち」と言われたほうへ。
やたら目印のない通りだなぁと思って歩いていたら、いつのまにか、肝心の烏丸通りを通り過ぎていたのだ。
なぜだ、けっこう広い通りなのに‥。暗いから?
自慢ではないが、私は地図や時刻表など女性が苦手と言われているものにけっこう強いほうだと思ってこれまで生きてきたのだ。
ここで迷ってはイカン!と何故か強く感じ、周りを見渡し、今、自分がいる場所を確認した。
そして、この道を通り二つ分上がって行ったら、三条通りのあの辺りにでるはず!!
と、自分を信じて歩いて行ったら、ちゃんとそのとおりに「あの辺り」へ出た。
行こうと思っていたお店は、あそこは7時半までで、他は確か8時までだから、まだまだ大丈夫、と、まずは7時半までのお店へ。
閉まっている‥‥。
日曜日は7時で閉店らしい。
気持ちを入れ替えて、他のお店に。
閉まっている‥‥
日祝日は7時で閉店らしい。
グスン。
でも、いーや。歩き疲れたから、大丸に寄ってホテルへ帰ろうっと。
ホテルのショップで取り置きしてもらっていたお惣菜を受け取り、お部屋で夕ご飯。
赤いこんにゃくのサラダやグラタンを食べたのだが、美味しかったのだ~。
特に赤いこんにゃくのサラダが美味しかった~。また食べたいなぁ。
食べたあとはソファでテレビを見つつ、うたた寝。
友人からの電話で飛び起きた。
ゴメンねぇ~、連絡せずに寝てしまって~。
そのあとはシャワーを浴びて、お手紙タイム。
ぐっすり寝た朝は、少しだけ小雨が降っていた。
私はどうも雨女で、旅行中に雨になることが多い。
ただ、大雨ではなく、たいがい小雨なのだが‥。
チェックアウトしたあと、荷物を預けて、平安神宮近くの京都国立近代美術館へ行くために
ホテルの近くからバスに乗った。
バス停からは私と女性がひとり乗ったのだが、ものすごく混んでいて、ムギュ~~といった状態になり、私が乗ったあとは四条烏丸から平安神宮前までは誰も乗れなかった。
自分と同じ停留所でドド~ッと降りたので、「みんな美術館に?!」と思ったが、
この日は近くの大きな会場でオタクの大イベントがあったのと、平安神宮の参道にレッドカーペットが敷かれるイベントがあったので、みなさんそちらへ向かって、美術館へ来たのは、なんと私と同じ停留所で乗った女性と、もうひとり、偶然同じバスに京都駅から乗って来た私の友人だけ!
近代美術館の前でポツンと3人。
私も友人も降りてポツンとなるまでお互いには気がつかなかった。
私が不携帯なので、「今どこにいる?」という確認ができずに申し訳ないうえに、
前日に漠然と「10時ごろ、美術館の前で~」と待ち合わせだったので、
お互い、「おぉ~♪( ̄▽ ̄)ノ″」とびっくりしてニッコリ。
『鮭』が3点並んだ状態で見られるというので、見に来たのだが、
想像していたよりも3点とも大きくって圧倒された。
しかし『鮭』よりも気になったのが肖像画。
見ているうちに、なんだか妙なかんじになるのだ。
上手いのか下手なのか、わからなくなってくるのだ。
そうするとキャプションに、「細部にこだわりすぎて全体のバランスがおかしい」
とかなんとか書いてあるのを見つけ、「そうそう!それよ!」と納得。
最近、よく展覧会のグッズで見かけるダイカットのハガキも鮭。
絵はがきの『鮭』には、昔発行された『鮭』の50円切手がセットになっていて、
これはいいなぁと思った。
ちなみに、この50円切手はハガキではなく封書が50円で送られた頃のもの。
(昭和55年発行だそうです。1980年ね)
鮭ストラップ
鮭エコバッグ(とても安かった)
鮭エコバッグは鮭缶のおまけみたいでけっこうお気に入り。
京都近代美術館の確か、4階だったと思うが、展示室のロビーは鳥居側が全面窓になっていて、
目の前に平安神宮の真っ赤な鳥居がドド~ン!と現れる。
見上げるのではなく、同じ高さに鳥居があるのでうれしくなる。
一階にはカフェがあり、疎水に面したテラス席もある。
カフェを外から見ると山や月になっているのがわかるかしら‥。
↓
奥の赤いパラソルがテラス席
そして、なによりも大好きなのが、広いエントランス(展示場にもなる)と、
目の前に広がる景色をゆったり座ってみること。
椅子は他のものにも替わります、
美術館を出て、友人とおしゃべりしながらテクテクと歩いた。
御池通りを烏丸通りへ歩いて、少し手前で左へ曲がるとお気に入りの『松之助』がある。
清明神社近くに姉妹店のパンケーキハウスがあるのだが、そこまで行くのもなぁ、と
思っていたら、本店でもパンケーキが食べられるようになったと聞いたので~。
もう、フワフワ~~でとろけるのだ~~~~(>_<。)ノ
友人のブラックカレンツのも美味しかったけれど、私は断然リコッタチーズ!
「こっち(リコッタ)のほうがおいしいなあ」と言ったけれど、ひとくちしかあげないのだ~。
ちなみにリコッタのは、メイプルシロップはパンケーキにはかけずに、
カットしたパンケーキをシロップのなかにいれて食べるのだ。
シロップをかけちゃうとリコッタのパンケーキのふわふわ感が損なわれるから~。
それから、三条通りをテクテクと歩き、北欧の布を売っているお店をみつけ、
ムーミンの布やマリメッコの布をおみやげに買ってもらっちゃったり、
京都にきたら、よく寄る文具雑貨屋さんに行き、友人にお返しのおみやげを買ったり、
ぶらぶらテクテクと歩いて、おしゃべりして、たのしいひととき。
たしか、六角通りにあった、ステキな建物。
昭和10年に建てられたそう。
三角屋根と円錐状のとんがり屋根がラブリ~。
友人がちゃんとくわしく説明してくれたのだが、わたくし、だいぶ歩き疲れていたため、
少々ぼんやりしていてうろ覚えなのだ。すまん。
京都駅の伊勢丹で料亭のお弁当を買ってもらい、新大阪駅まで行き、
そこで、友人の後輩と合流した。
帰りの『みずほ』の出発時刻までの間、久々に逢った後輩くんと談笑。
ハグハグして別れて、二人は明日からの大阪出張のため、大阪の夜の街へ、
私は新幹線に乗って、鹿児島へ。
フトみると、料亭のお弁当は消費期限の時間が午後8時で、
九州に入る前に食べなくてはならない、と気付いたので、
睡魔がやってきていたが頑張って食べた。
すんごく美味しかった!
あわてて食べて写真を撮るのを忘れたと気付いたときには時すでに遅し‥。
美味しかったからまた食べようっと。
明日からもまた、お仕事を頑張ろうと思いつつ、九州に入る前に爆睡して、
鹿児島中央駅に着いても気付かず、また乗務員さんに起こされた。
トホホ‥。
なんだか、仕事がビジーだったり、いろんなことがあってモヤモヤすることが多かったころ。
ちょっと涼しくなったきたかも~と感じるようになったとたん、
「あぁ~どこかへ行きた~~~い!!」と思い、
久しぶりに大好きな美術館へ出かけることにした9月の終り。
朝一番の新幹線に乗って、先ずは岡山までGO~
岡山で乗り換えて瀬戸大橋をわたるのじゃ~。
橋脚ごしに見えるおだやかな瀬戸内の海と島々は、何度見ても心がほっこりする。
以前、霧雨のときは空と海がつながっているようで幻想的だった。
香川県・丸亀市の駅前に建っているのが‥
大好きな丸亀市猪熊弦一郎現代美術館。
右側にある「赤い」(勝手につけた名前)
「赤い」の左先に見えるのが丸亀駅
左側にある「黄色」
「黄色」に座るひと。私も座ってみた。陽があたっていて少し熱かった。
ちなみに「赤い」も「黄色」も「イタイ」も勝手に私が呼んでいるだけなので、
正式名称は調べたことがないのでわからない。
名前なんてどうでもいいのだ。「知っている」のじゃなくって、とにかく「好き」なのだから。
10年以上ぶりに来たのだが、なんだか旧友にあった気分。
うれしくって、ランララン♪ 状態のわたし。
今回、見たのは、「ホンマタカシ」展。
それに合わせて常設展も展示されていて、おもしろかった。
猪熊弦一郎、と聞いてもご存知ではないかたのほうが多いだろう。
一番有名なのは、三越の包装紙のデザインだが、実際、この美術館でいろんな作品を見ると、そんなことは、ほんの小さなことで、忘れてしまうくらい。
贅沢に空間を使った展示のほかに、小さいおもちゃのような作品もあり、それがまたいいのだ。
展示を一通りみたあと、いったん美術館を出て、近くのアーケードへ。
かなりのシャッター街
レトロな喫茶店
時間がとまったような
雰囲気が続く
以前、行ったことのあるうどん屋さんへ向かったのだが、なくなっていたのだ。
「どうしよう~」と思って、うどん屋さんがあったあたりでキョトンとしていたら、
ご夫婦が歩いてきたので、訊ねてみたら、もうひとつ横にあるアーケードへ移転したとのこと。
あ~、よかったぁ~とテクテク歩いていくと発見!
注文したうどんがくるまでの間、セルフサービスのおでんを少し‥。
大好きな味噌味でおいしかった~~。
具も味も違うのでうれしいたのしいうどんなのだ。
大満足でおなかいっぱいになったのに、払ったのは650円くらいだったと思う。
すばらしい~。
また、テクテクと歩いて美術館へ戻って、3階のカフェへ向かいつつ、写真を撮った。
テラス席は残念ながらいっぱいだったので、階段側の席へ
コースターはもちろん持ってかえった。
ティータイムやコーヒータイムは、お手紙タイムでもある。
たのしいひとときなのだ。
美術館のグッズコーナーを見るのも楽しみのひとつ。
こちらのグッズコーナーは以前と比べるとオシャレ~な雰囲気になっていた。
ちなみに丸亀駅のキオスクで見つけたこんなものも!
消しゴムとメモ帳
うどん県ですから~。
うどん県ですから~。
寒いなか、たくさん歩いて、気になっていたお店もいくつか巡ってみた。
まずは花灯路が始まる前に、三条通りにある古い小さいビルのなかに‥
同じビルになかの2階と5階に、気になっていたお店があり、両方行ってみたのだが、
どちらでもまた布を買ってしまった~。
そして、2階の Le passage du ensemble では、ステキなものを見つけたのだ。
それは、また後日に‥。(包んだまま仕舞っているので‥)
これからブラブラ歩くのに、なんだか荷物が重たいなぁ、と思いつつ、
ちょっとだけ腹ごしらえに、こちらも前々から行ってみたかった
『シトロン・シュクレ』に。
このロールケーキは大好きな味だった
ちゃんと塩もあるキャラメルのバタークリームでおいしかった~。
他にも気になるケーキばかりだったけれど、今回はこれでガマンガマン。
お店もとっても好きなかんじで、しかも夜8時くらいまで開いているのだ。
また来たい。いや、また行くぞ~~、と心に秘めながら
帰りには、自分用に焼き菓子をいくつか買った。ランララン
花灯路を楽しんだあと、友人に電話をしたら、夕飯を食べて来いと言われたので、
温かいものでも食べよう、と駅ビルのなかにある 『はしたて』に。
ご飯は「少なめ」でお願いしたのだが、ご飯とにゅうめんの組み合わせは
思っていた以上にお腹いっぱいになった。
でも、おいしかったし、体も温まったなぁ~。
ただ、温まりすぎて、友人から頼まれたコーヒーを買うときに、
自分のカフェラテは何故かアイスに‥。
ホテルの部屋に着くまでに 「冷たい‥なんでアイスにしたんだ、わたし‥」と
ちょっとだけショボンとなった。
お風呂上りに飲むとちょうどいいかも~とすぐ思いなおしたが、
友人に「冷たいのを買ったの?!暑いの?」と言われたが、
暑くないよーだっっ、ふふんのふん!
テレビの電源を入れると、『〇〇様』とメッセージが表示されるらしいと聞いていたのに
テレビ見ているじゃん!メッセージは?!
っと、思っていたら、こちらが言う前に「メッセージの写真、撮っておいたよ」と言われた。
私のパソコンに写真を送っておいてね。へへへっ。
そうだ!キャリーバッグのなかに入れておいたものを冷蔵庫にいれなくっちゃ!
広島駅で買った、ウワサの 『はっさく大福』なのだ~。
「お土産だから、明日の朝、持って帰ってね。日持ちしないからすぐみんなで食べてね」と。
ちなみに、はっさく大福の断面はこんなかんじ。
↓
はっさくがこんもり
湯船には、お湯がためてあったので、冷えた体がポッカポカ。
(いったん、食事で温かくなったが‥)
お風呂上りに飲む冷たいカフェラテはおいしかったし~。
おめざにお茶とはっさく大福をいただいて、お仕事のひとは新幹線でさようなら~(o ̄∀ ̄)ノ”
そのあと二度寝をしてしまった私は友人からの電話で起こされた。
というか、二度寝をしてしまうとチェックアウトの時間を過ぎても寝ている恐れがあるので
「起こしてけろ」と頼んでいたのだ。
爆睡していたので、頼んでおいて正解だった。
チェックアウトして、荷物を預けたら、ポルタの地階にあるイノダで朝食とろうっと。
たまごサンドセット
コーヒーは「ぬるめでお願いします」なのだ。
以前、アツアツが出てきて猫舌の私は困ったので~。
腹ごしらえしたら、テクテク歩いて、東本願寺の手前にある、和ろうそく屋さんへ。
しかしっ!その前にトイレに行きたくなった~~~ヽ( ̄д ̄;)ノ
電気屋さんのビルがあったので、入ってトイレを探していたら、トイレは地階2階にあるらしく、
降りてみると、そこには 手芸店の『ユザワヤ』があった。
スッキリしたあと、ちょこっと見るつもりでブラブラみていたのだが、誘惑に勝てず(?)
また布を少し買っちまったよ~(-_-;)
ママにはナイショよ。カミナリが落ちるから。
和ろうそく屋さんで、母に頼まれたものやお線香などを買い、
近くのバス停から、知恩院前へ。
お小遣いをたくさん頂いてしまったので、広島の叔母へバッグやポーチをプレゼントなのだ。
ついでに友人にもちょこっとね。
月曜日だったので、わりと空いていてゆっくりを選べた。
宅急便で送ってもらって、ブラブラと歩きながら、四条通りを河原町のほうへ。
途中、『井澤屋』で、ガーゼハンカチや小物を買って、
sousou でお土産用に足袋下(靴下)を買い、
河原町をあがっていって、『うめぞの』でお茶タイム。
いろいろ食べられてうれしい~~。
みたらし団子は特においしかった~~
また食べたい。
雑貨店を覗いたあと、地下鉄で京都駅へ戻って、ホテルに預けてあった荷物をとりに行き、
車内で食べるお弁当を買って、京都ともサヨウナラ~。
* また買ってしまった布たち *
こちらは、少し厚めで大柄なリバティで、残り全部を購入。
(残りはスカート着分くらいだったが‥)
秋冬のスカートを作ろうと思って買ったが、もちろん未だ作らず‥。
輸入ものみたい
そして、トイレに入ったはずが誘惑に負けて買ってしまった、
『ユザワヤ』オリジナルプリントのリバティ。
余談だが、ユザワヤは布を切るとき、今までにないくらい余裕をもって切っていた。
気になったので帰ってから計ってみたら、8~10センチくらいも!
たかが10センチと思うかもしれないが、1mが3000円くらいする布の10センチなのだ。
なんだかうれしかったなぁ~。
さっそく、伊勢丹でレッグウォーマーと厚めの靴下を買った。
靴は買わなかった。
新しい靴のほうが足が痛くなりそうだしねん。
泊まるのは駅直結のホテルなのだが、レイトチェックインのプランだったので、
荷物だけ預けて地下鉄でGO!
ちなみにあとで友人と逢う予定だが、仕事がビジーでいつ来るのかわからないので、
予定がいっぱいの私は待たずにひとりで行っちゃうのだ。
行ってみたかったお店を数件巡り、お茶も飲んで(おいしいものも食べて)、
また地下鉄で東山まで移動して、『東山・花灯路』へ。
三条通りを少し歩いて、ライトアップされた神宮道を下っていく。
場所によって、いろんな灯籠があって、寒い夜の路を温かく照らしている。
まずは青蓮院へ
こちらは殿舎内を拝観して、そのあと庭園を廻るようになっているのだが、
始めに履物を脱いで各自ビニール袋に入れて持ち歩く。
ここでハッとした。
履いている靴はとっても脱ぎ着しやすい靴なのだ。
母よ、それがわかっていたのか(違うって)。
あぁ、恐るべし母の愛~。
日曜日なので拝観者もけっこういたのだが、殿舎内のあちらこちらをボォ~と見ていて、
フト気がつくと周りにひとがいないことがあった。
古いお寺にポツネンと私ひとり‥。
これがかなりこわい。
そんなときは板戸や襖に書いてある絵もなんだかこわい。
しかし、ライトアップされたお庭を眺めるあたりは大勢いるのでホッとした。
幻想的なライトアップで私のカメラではこれが精一杯なのだが、
実際は何十倍もステキなので、機会があったらみなさんもぜひ!
(春と秋に夜間の拝観とライトアップがあるそうです)
お庭は池泉回遊式庭園で、きっと紅葉のときはもっとステキかも。
所々に提灯も持ったお坊さんがおられるのだが、写真を撮ってお庭を眺めていると、
また廻りにひとがいない状態になり、これがまたこわい。
夜のお寺のお庭にポツネン‥。
あ~!あっちで提灯を持っているひとがいる~。
殿舎からみた竹林は幻想的でステキ、と思っていたのだが、
サワザワ~~
これまた、取り残されるとこわいこわい。
だけど、それも段々と楽しくなってきたのだが‥。
こわくなると、ヘラヘラしてしまうことに気付いたのだ。
だいじょうぶか、菊ちゃん。
青蓮院のあとは、テクテク歩いて知恩院へ。
見たかった『狐の嫁入り巡行』まで少し時間があったので、
夜間ライトアップされている友禅苑というお庭をみることに。
池の真ん中に建っているので
見ていると池に吸い込まれそうになる
みなさん、三門のライトアップのほうへ行っていたので、お庭の見学者は少なめで、
青蓮院よりも私はポツネン状態が多く、3月の京都の夜は寒いと気付いた。
10分くらい前には、『狐の嫁入り』を見ようと三門前で待機した。
近くにいたオッちゃんが7時のも見て写真を撮ったけれど、フラッシュをたくと雰囲気が出ないし、
フラッシュなしだと、なかなかキレイに撮れないんだよ、とデジカメの画面を見せてくれた。
「来た、と思ったらすぐに動き始めるから、来たらすぐに撮るほうがいいよ」というご指導のもと、
嫁入り行列に使われると思われる金銀キラキラな人力車に向かってカメラを待機し、ワゴン車から花嫁衣裳の女性が降りてきて、狐のお面をつけたと思ったらすぐにシャッターを押した。
パチリ
でも、オッちゃんが私のデジカメの画面をみて「上出来上出来」と言ってくれたからいいや~。
みんな、ゾロゾロと狐の嫁入りについていったがオッちゃんが、ついていっても仕方ないでぇ、と
言ってたので、自分のペースで道々の灯りを見ながら円山公園のほうへ歩いていった。
八坂神社へも寄ってお参りして、ねねの道や石塀小路へまたテクテク。
もう少し先の清水寺もライトアップされているのだが、数年前の秋のライトアップを見ているし、すでに9時になっていたので。
それに時間があっても、もうあの坂は登れまへん。
八坂の塔が見える辺りまでテクテク歩き、近くのバス停から京都駅へ戻った。
かなり冷え込みが強い夜だったのだが、歩いていると体はポカポカしてきたので、
バッグに持っていたレッグウォーマーも厚手の靴下も履かなくても平気だった。
母はそこまで見込んでいたのか?!
そんなことを思いつつ、バスにゆられて京都駅へ着き、友人に電話すると
晩飯は食ったから、私もどこかで食べてくるか何か買ってきて食べなさい、と言われた。
あと、コーヒーを買ってきてね、とも。
オトナになると、それぞれ自由行動が好きであるし、それはお互いに尊重しないとならない。
っというわけで、駅内で温かいものを食べて帰ろうっと♪
時々こわかったけれど、いろんな灯りのなかをたくさん歩いて楽しかったなぁ。
※ 12月には嵐山で『花灯路』が開催されます。今年は12月8日~17日だそうです。
3月中旬に一泊二日で広島~京都へでかけた。
朝7時の新幹線に乗って、まずは広島へGO!
私んちから駅まではタクシーで5分なので、出発の20分くらい前に自宅を出ても充分間に合う。
近所のコンビニでおむすびと飲み物を買ってから、タクシー呼んで出かけようとしていたのだが、
コンビニからタリッラリッと帰ってくると自宅の前にはすでにタクシーが止まっていて、
タクシーの運ちゃんが私のキャリーバッグを後ろのトランクに積んでいた。
私は慌てて自宅へ向かうと母が「早く乗りなさい!」というので、そのままタクシーへ乗ったのだが、
新幹線に乗っているときに足を降ろしっぱなしだとキツイので、靴を脱いで、
自分のキャリーバッグに足を乗せようかなぁと思ったときに気付いたのだ。
「靴が違う‥」と。
3月の京都はまだまだ寒そうなので、一番歩きやすく足首まである革靴を履いていく予定で、
コンビニには、パッと履きやすかったそのへんにおいてあった普段履いているストラップの靴を履いていったのだ。
コンビニから帰ってきて、それから革靴(紐を結ばないとならない)を履こうと‥。
そのあとタクシーを呼んでも余裕で間に合ったのだ。
がっ、しかしっ!母がすでにタクシーを呼んでしまっていたので、慌ててそのまま乗ってしまい、
気がついたら、ボロ靴を履いていたのだぁぁぁ~~。
しかも、ストラップの靴なので足の甲や足首はけっこう寒い‥。
仕方がないので、京都駅の伊勢丹でレッグウォーマーでも買って、
足の甲まで下げて履こうかなぁ~。
それとも靴下を重ね履きしようかなぁ~。トホホ‥。
恐るべし母の愛を感じながら、おむすびを食べ、ウトウトしていたら広島に着いた。
2時間半で着いちゃうのだ。早~い。
駅から直接、広島県立美術館へ。
2009年に急逝されたグラフィックデザイナーの福田繁雄さんの回顧展。
広島県立美術館の年間予定で巡回されてくると知ってから、見に行こうと決めていたのだ。
なかなか平日に休みはもらえないので、土曜日仕事が終わってから広島へ行き、
叔母のところへ泊まって、日曜日に見て帰ろうかな、と思っていたのだが、
もう一人のパートのひとが辞めるので、またしばらく(多分半年以上)カレンダー通りにしか
休みがもらえないということで、それじゃあ今のうち(辞める前)に一日休みをください~、と
突然月曜日に休みを貰えたのだ。ふふふ~。
日曜日~月曜日だとホテルも平日扱いで安いしね。
展覧会も日曜日だけど朝いちなので、そこまで混みあわずに見られるのだ。
福田繁雄さんは世界的にも有名なグラフィックデザイナーであり、
『日本のエッシャー』とよばれたかたで、とりわけ、視覚トリックアートが多い。
エントランスや会場へ向かう途中にも展示があり、ワクワクする。
入り口には、ホンダのシビック(シティだったかも‥)らしきものがあるのだが、
それは、正面からみるとペッシャンコだったり、横からみると寸足らずだったり、と
なんだか懐かしかった。
20年以上前にも何かの展覧会で見たことがあったのだ。
他にも美術雑誌などで何度も見た作品が目の前に溢れんばかりに展示してあるのだ。
「あぁ、これはこうなっていたんだぁ」と。
『生きるためにはユーモアは欠かせない』と、おっしゃっていたという。
けっして、今どきの『受け狙い』ではない、
見ること感じること、そして考えることが楽しくなる、そんな作品がいっぱい。
まわりを見渡すと、老若男女、いろんな世代のひとたちが楽しそうに見ていた。
どの展覧会もだが、基本的には会場内・作品の撮影は禁止なのだが、
福田展は何箇所が『撮影OK』の場所があった。
金属のかたまりは、近くで見ると‥
スプーンやフォークやナイフ
こんなワクワクがいっぱいなのだ。
福田繁雄さんがおっしゃってらした言葉が静かにひびく。
僕、学生にはよく言うんです。
「外を歩くときには、イヤホンを耳につけて音楽を聴きながら歩くな」って。
近所のおばさんの声でも風の音でもいいから、現実の音を聞かなきゃね。
そして、
『ハードルはくぐれ』
視点を変えると別のものがみえてくる。
高すぎるものは飛び越えずにくぐればいいのだと。
ほっといていると、年を重ねるごとに体も頭のなかもこり固まっていく。
私は頑固なことは悪いことではないと思っているのだが、
それでも体と頭のなかは、やわらかい状態でいられたらなぁと思う。
いろんな展覧会をみるたびに思うのだが、
作品やそれを作る姿勢のようなものは、いい意味でもかなり頑固なものだと思う。
しかし、それを作り出している脳はやわらかいんだろうなぁと。
きっと、作り出す手もやわらかい、かも。
久しぶりに長い時間をかけて展覧会を見たような気がした。
楽しかったな~♪
会場を出て、窓から下の庭園を見ると梅が満開!
美術館は『縮景園』という、広島城主の別邸庭園の隣に建っているのだ。
縮景園は、原爆で壊滅的な被害を受けたが、戦後、何十年もかけて整備されて今の姿に戻ったそうだ。
美術館側の入り口から歩いていくと‥
『鹿児島』は小ぶりの花で、ギュっと詰まったかんじ。
つつじの『ミヤマキリシマ』に色が似ているかも。
日曜日で美術館よりもにぎわっていた。
シニアのかたたちのカメラサークルの皆さんが撮影会をしていて楽しそうだった。
70代くらいのオバサマが「撮ってあげようか?」とおっしゃってくださったので‥
ただ時期的なのか、梅以外のもっと大きい木の下を歩くと大量にとまっているらしき鳥のふんが落ちてくるので デンジャラス~。
お庭の散策はまた今度~。鳥のいない時期に。
美術館に戻り、来たときから気になっていた一階のエントランスに展示してあるものを‥
等身大の自分
最近の子は足が長い
何持っているの?
プリン!
プリンが好きなのねん。
犬?ネコ?
どの作品も素晴らしいのだが、なかでも こちら↓ は本当に子供が作ったのか?!
と思うくらいクオオリティ高し。
右手には携帯電話らしきものを持っていた。
なんといっても足の安定感はすごいと思った。
あとで友人に写真を見せて、「足元がね、ミスチルの桜井さんみたいなのよん」といったのだが、
あまり理解されずに残念。
しかし、「あれからテレビでミスチルを見るたんびに桜井の足元を見てしまう」と言ってた。
なにか効果が違うような気がしないでもないが、ま、い~かぁ。
展覧会場の出口に東北復興支援の募金箱があり、
募金をすると福田繁雄の作品のステッカーがもらえる。
福田展ではないのだが、『やさしいハンカチ展』というチャリティもあり、
いろんなアーティストのデザインしたハンカチを購入すると、
それと同じものが被災した子供たちに送られるという。
気に入ったハンカチを数枚購入して、その柄が好きそうな友人にプレゼントした。
ちょうど、この日は3月11日。
広島から京都へ向かう新幹線のなかで、その時間をむかえた。
私は、ただ、手を合わせることしかできないのだが、
他にも乗客で手をあわせているひとが何人かいて、みんな静かに祈っていた。
美術館から、叔母の家の近くまで移動した。
叔母と待ち合わせて、前も食べて美味しかったお蕎麦屋さんへ 。
お蕎麦のあとは、叔母と広島駅のほうへ移動して、駅前のデパートの地階でお土産を買って、
叔母の最近のお気に入りのイノダでコーヒーを飲んで(私はこれからイノダのある京都へ行くのだが‥)、ボロ靴を履いてきてしまった話などしながら、母から預かったクール宅急便(さつま揚げや母が作ったトンコツ煮など)を渡して、叔母とは別れた。
別れ際に叔母が「京都に着いたら新しい靴でも買いなさい」と何故かお小遣いをくれたのだ。
うっ 今年××歳になる姪っ子のボロ靴を不憫に思ったのか‥。
いや、そこまでボロではないのだが‥。
ありがとう!叔母ちゃん。母にお土産を買って帰ります~。
おまけの、ナゾの『マイ・神戸コレクション』
よかったら見てね♪
* 北野の異人館の照明 *
どれもステキでうっとり
* マンホール *
空気弁
「KOBE」の文字がデザイン化されたもの
消火栓
神戸の名所がいっぱい
測量基準点
港町らしいデザイン
* 南京町のパンダ *
コーラを飲むパンダ
自動販売機もチャイニーズパンダ
電動パンダ
パンダまんとブタまん
* おみやげ *
丸い缶が多い。
ルミナリエグッズ
モロゾフのチョコと神戸風月堂のゴーフル
ゴーフル
神戸の町並みが描かれた(版画)ゴーフル。
川西英さんの息子さんデザインなのだ~。
イグレグのジャム
北野ホテルの目の前にあるイグレグのショップでは他にパンも買った。
カファレル
やはりこれも丸い缶である。
ただ、北野店には大好きなミルクミントのキャンディーが置いてなくザンネン。
居留地のほうには置いてあるらしい。
今度はそっちへ行ってみようっと。
ぐっすり寝た朝は、すっきりと目覚めて、グッモーニン
私はやはり、朝方、窓の戸(ブラインド)を開けて朝日を部屋のなかに入れたらしい。
叔母が教えてくれたのだが、かなり無意識なので覚えていないのだ。
ある意味、だいじょうぶか、私?!
朝食は、フロントのある最上階で。
メインはいくつかから選べるらしく、母たちは和食で、私はパンケーキにした。
カレーもあって気になったが、焼きたてのパンケーキが食べたかったのだ~。
飲み物もコーヒー・紅茶は持ってきてくれるらしく、カフェオレと言ったらカフェオレが、
母がカプチーノと言ったらカプチーノを持ってきてくれた。
半分バイキング、といったかんじ。
美味しかったパンケーキ
パンケーキにして正解だった。
ホイップされたバターが添えてあった。
今度泊まることがあっても、パンケーキにするかも~。
お腹いっぱいになったら、ホテルから少し散歩して観光することに。
ホテルのある旧居留地から15分~20分くらい歩いたら、中華街である南京街に着く。
神戸の街は南京町も含めて、歩いて廻れる範囲にいろんなお店がコンパクトに集まっているのがいいなぁと思った。
京都もそんなかんじがする。
てくてく歩いてみつける自分だけのたのしい時間が好き。
上の写真はカップルの彼氏が撮ってくれたのだが、私たち三人が「シェーシェー」すると、
かなり受けたらしく、ドつぼにハマッたように笑いながらシャッターを押してくれた。
そのあとカップルの写真も撮ってあげたのだが、彼が「シェーシェーしようと」いうのを、
ツレない彼女が軽く拒否して、それはそれではたからみていると楽しかった。
南京町のあとはアーケードのなかに入り、海文堂書店で地元のリトルプレスや川西英の絵はがきを購入。
2階にある海事関係コーナーも楽しく、オリジナルの文具もあった。
ブックカバーをつけるような本は買ってないのだが、ブックカバーが欲しいと伝えると快くくださった。
オリジナルのブックカバーとは別にイベントのチラシを再利用したブックカバーもあって、それもステキだったので頂いた。
旅先でみつけるちいさな楽しみのひとつなのだ。
アーケードを出て、大丸の地階でお土産を買って(宅配で送る)、ホテルへ戻り、荷物をまとめてチェックアウト。
ホテルの前からタクシーに乗って北野へ。
ランチは北野ホテルなのだ~~。
予約していたのが1時半からだったので、それまではロビーで待っていた。
ちょうど12月だったのでエントランスや暖炉まわりはクリスマスムードいっぱい。
予約したのは、「お茶会ランチ」。
「お茶会ランチ」は3人からの予約だったので、2人ではなく3人の機会を逃してはいかんと思い、勇気を出して(?)予約してみたいしだい。
テラスのようなレストラン
母たちが頼んだノンアルコールのオリジナルドリンク
私はもちろん‥
シャンパーニュどす~
途中、パンも出てきたが、母たちに「間違ってもパンのおかわりをしないように」と念をおした。
なぜなら、「お茶会ランチ」の“ランチ”のあとに“お茶会”があるから~~~。
想像以上のスィーツ攻撃に、唖然としながらも笑顔のわたし。
母たちには、「なんだかあんたに嵌められたような気がする」といわれたけれど~( ̄∇ ̄*)ゞ
ピンポ~ン
3時ごろまでゆっくりとお茶会ランチを楽しんで、新神戸駅に行き、名古屋へ帰る叔母を見送ったあと、わたしたちも新幹線に乗って、いったん博多で降りた。
トイレ休憩も含めてワンクッションおきたかったのもだが、なによりも母に博多駅前のイルミネーションを見せたかったから~。
思いのほか、母は楽しかったようで、前日のルミナリエのことはすっかり忘れたかのように
「一番きれいだった」と後日話していた。
「ルミナリエは?」と聞くと、「あれは特別」とも。
年々、目にみえるように母の歩ける距離は限られてくる。
神戸に行ってから半年以上経つが、今年の12月だったらもう行けなかったかもしれない。
テレビの旅番組やサスペンスドラマなどで、行ったことのある風景が写りだされると、とても嬉しそうに「ここも行ったねぇ」と話す。
なかでも一番の思い出の地は、父と行った雪の白川郷だという。
旅に出ると、「お父さんも連れて来たかったなぁ」と思うことが多い。
そして、おいしいものを食べると「お父さんにも食べさせたかったなぁ」と思う。
そんなことをこころの奥でかんじながら、母と旅をしたり、ブラブラひとり旅をしたりしているのだと思う。
表向きは、もちろん、自分へのごほうびだけどね。
(※ いつもよりもさらに写真が多いです。)
母たちが名古屋から着いて、叔母の神戸のお友だちも遊びに来て、
おしゃべりに夢中になっているとき、ふと時計を見ると4時半くらいだった。
そういえば、土日は早く点灯するらしいと聞いたような気がする。
ちょっと外を見てみよう~っと
私たちの部屋からは街側が見えないので、廊下へ出てみた。
そう、今回は母を迎えに行くという目的に便乗して、ちょうど時季だったので
神戸でルミナリエを見るのじゃあ~~~~
母たちは、まだまだおしゃべりに夢中みたいだったので、
「ちょっと外へ出て、ブラブラ見学してくる~♪」と、いそいそと出かける私。
ホテルからでると、目の前がこんなかんじなのだ。
柵が空いていて、列のなかに入っても誰にも注意されず(早い時間だったからかも)、
募金箱に募金してニコニコしながら列を逆流して正面へ。
「止まらずに進んでくださ~い」と係員の方たちはずっと言っているけど、
正面は皆さん止まってカシャカシャ
なんだかゆったりとして写真が撮れるなぁと思っていたら後方から集団の列がドド~ッ
人が通路からあふれ出さないように、角々で進行をストップさせて少しづつ前へ進めていたので
たまたま、私が写真を撮っていたときは、人がそんなにあふれてはいなかったのだが、
そのドド~ッと来た集団に前へ前へと押されてしまい、ちょっと見学に来ただけの
まだ会場へは行かなくていいはずの私は、集団の波に巻き込まれてしまったのだ
ちなみに、ルミナリエ点灯中は正面に向かって、右から左へは横切れるそうで、
逆に左から右へはダメらしい。
なので、右側(ホテル側)へ戻りたいのに、左側へ押し出された。
あ~、でも出られてよかった~。
このまま押されてメイン会場へ行ってしまうのかと思った。
せっかくだから、大丸のあたりまで行ってみようと思い、テクテクと散歩。
ホテルから大丸のあたりの旧居留地は街全体が大人っぽい雰囲気でなんだかかっこいい。
私は北野よりも旧居留地のほうが好きかも。
住宅街よりも街が好き。
点灯してまだ30分くらいだと思うが、すでに元町からフロントーネまでは1時間以上かかる、と
係員が説明していた。
多分、普段だったら15分くらいで着く距離かも。
メイン会場にいたっては、それ以上かかるらしい。
でも、ライトアップされた町並みを見ながら少しづつ進むのも楽しそう。
時々、建物のなかに入ってウィンドショッピングしながら、目的地へ着いた。
大丸前にあるカフェテラス『カフェラ』には行ってみたかったのだ。
友人の「昼間もいいけれど、日が落ちてからのほうがオススメ」という言葉を思い出して、
散歩ついでに来てみたのだが、これも大正解♪
おひとり様だと難なく席に座れるしね。
ストーブと膝掛けで暖をとりながら、温かいカプチーノを飲みつつ、
ライトアップされた町並みとルミナリエに向かう人の流れをボ~としながら見る。
シアワセなひとときを過ごしたあとは、ホテルに電話して母たちと待ち合わせることに。
ホテルの近くまで戻るので、テクテクとまた歩いていく。
母たちと合流して、直接メイン会場である東遊園地へと行くことにした。
っというのも、すでに目の前にフロントーネ&ガレリアがあり、見ることが出来たし、
わざわざ、高齢の母を元町から1時間以上並んで歩かせるのも大変なので、早道をね。
それもあって、オリエンタルホテルにしたのだ。
行くにも帰ってくるにも近いので。
おしゃべりしながら歩いていくと目の前に‥!
正直に云うと、行く前はこれほどとは思っていなかったのだ。
もう息をのむ美しさにうっとり。
毎年、テレビのニュースなどで見ていて「いいなぁ、いつか行ってみたいなぁ」と思っていた。
「機会があれば~」くらいだったのだ。
しかし、年を追うごとに歩ける距離が短くなっていく母を見ていると、
「もっと早く、いろんなところに連れていけばよかった」という気持ちが大きくなってきた。
母は割りと父がいる頃にも旅行には出かけているのだが、
親子でゆっくりというのは案外に少ないのだ。
連れていけるときには少しくらい無理をしても行こう、と思った。
貯金は確実に減るが、それ以上に得るものはお金には換えがたいものだと。
母や叔母たちの嬉しそうな笑顔。
来ている人たち、みんな幸せそうな笑顔で見上げているのだ。
それ以上に、かなり嬉しくて楽しい私。(←実は一番来たかったのは私)
途中、池だと思って覗いてみると、そこには歩いている人が写っていて、
「?!」と不思議なかんじがしたのだが、一緒にいた叔母の友人(神戸在住)が
「ここには阪神大震災のときになくなられたひとたちの名前が刻んであるのよ」と教えてくれた。
そして、「弟の名前もあるから、時々逢いに来るのよ」と。
たくさんのいのちの上に今年も『希望の光』が輝いているんだなぁと思った。
この年は東日本大震災のためのフォンテが噴水広場にあった。
こちらは、LEDを使っているのだと思う。
また違った雰囲気でステキだった。
ルミナリエを見たあとは、叔母の友人が地元の居酒屋へ連れていってくれた。
歩いたあとのビールはおいしかった~
(いっきに食べて飲んだので写真を撮っていない‥)
ホテルへ戻って、直接部屋へは行かずにフロントのある最上階へ行ってみた。
そこからの夜景がいい、と聞いていたので~。
フロントには蒔きストーブがあり、その周りにはクリスマスプレゼントの箱が置いてあった。
母が「コレ貰ってもいいの?」と云ったので、「ダメでしょう~!」と。
何ゆえにオババになると、なんでも貰って帰ろうとするのか。
しかも、その箱は空だよ、ママ。
昼間座ってみた窓際のテーブルにはキャンドルが置いてあり、
そこに座って見る夜景はまたステキ~
エレベータに乗って部屋へ戻ると、エレベータホールの窓側にはクリスマスの飾りがしてあり、
そこからも夜景が見える。
ちなみに部屋からもバッチシなのだ。
神様仏様、天国にいるKさんの弟さん、そしてパパ、しあわせな夜をありがとう~
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