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2011年9月

2011年9月16日 (金曜日)

道を歩けば。

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私は慢性の肩こりがひどいので、少なくとも月に一回はマッサージ&はり をしてもらうために出かける。
かれこれ15年以上同じところへ通っている。
行くときにはバスやタクシーを利用して予約の時間になるべく遅れないように急いでいるが、
帰りは大雨や降灰ではない限りテクテク歩いて帰る。
バスを利用したら自宅までトータルで25分くらいで帰り着くけれど、歩くと1時間近くかかる。
早歩きでただひたすら歩くと45分くらいで帰り着くが、ボォ~と歩いているうえにパン屋へ寄ったり雑貨屋へ寄ったり、たまには喫茶店に入ったりするので、 マッサージが終わるのはだいたい5時半前後だが、帰る着くのはすっかり暗くなったころ。

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Photo_2 パン屋が好き 

時々は、マッサージの先生宅の近くからバスに乗って駅まで行き、駅周辺をぶらぶらしたあと、
駅から20分くらいだが歩いて帰ることもある。
駅からは途中、川べりを歩くのが好き。
そんなぶらぶらテクテクのとき、私は何を考えているのかというとナゾの思い出に浸りつつ、
たまには、これまで自分の言動に対して反省をしたりしなかったり、すぐ忘れたり。
先日もフト、あることを思い出した。

もう20年近く前だったと思うが、バイト仲間に私より一回りくらい年上のひとがいて、
そのひとはちょっとだけ周りのみなさんに怖がられていたような雰囲気もあった。
私はなんとなく可愛がられていたような気がするが、実は勘違いのような気もしないではない‥。
私には『半分くらい無意識下での行動』というのがあると思われ、ある日のこと、
あのときもそうだったのだ。
そのひとの鼻のすぐ斜め下くらいにホクロがあった。
そのホクロを指差して(少し触っていたかも)、「ハナクソ~」と云った。
あとで聞いたのだが、その場に居たひとたちはみんな一瞬に凍ったらしい。
そのひとが「もぉ~菊ちゃんったら~。妹の子供たちでさえ、そんなこと云わないわよ~」と
笑ってくれるまでの、ほんの一瞬の怖い怖いフリーズ状態。
あのときの私は彼女のホクロのことを他にひとたちと話したことさえなかった。
でも、こころのなかで気になって気になって仕方がなかったのだろう。
しかし、ひじょうに失礼な言動であったことには変わりがない。

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‥と、「そんなことを歩きながら今日は反省したの」と友人にメールで伝えたら、
「そのひとはホクロの語源を知っていて怒らなかったのかもしれないよ」と云われた。
「冗談が通じるひとって、ある程度頭の回転がいいからだと思うしね」とも。
それで、ホクロの語源って?と訊ねたら、「へぇ~、そうなんだ~!」。
そういえば、彼女は鹿児島で一番頭がいいと思われる高校を卒業して、九州で一番頭がいいと思われる大学を卒業していた。
語源を知っていたかもしれないが、それがすぐに思いつき怒らなかったとしたら、
それはそれですごいことのようにも思える。
多分、思っている以上に冗談も通じて楽しかったひとだったのと、「このひと(私)に怒っても仕方がない」と思われていたことのほうが大きいのだろう。

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私にとって世の中は疑問だらけ、というわけでもないが、
気になったら答えてくれそうなひとを選んで訊ねる。
それでもパソコンで検索すれば答えはすぐに見つかることも多いので、
質問することはだいぶ少なくなってきたと思う。
しかし、そのぶん訊ねてくることが私的なことに比重が多くなり、
よりディープな質問になっているらしい。
「らしい」というのは、よく訊ねられる(質問される)ひとに云われたから~。

ぶらぶらテクテクしながら考えたことなど、友人に「本日の反省」を報告したあとに、
「私から変な質問されたり失礼なことを云われたりして不愉快になったことはなかった?」
と、一応(?)訊ねてみる。
答えは、「多すぎてわからない。でも平気だよ。不愉快ではないから。」
多すぎてわからないって‥。それでもなにかないのか、と訊ねると、
「最近では、こないだ逢ったときに、“鎖骨が見える?”と聞かれたときかな。」
‥‥そ、それは、答えに困った質問では?!pout
「カフェでいきなり、あごの不精ひげを“ジョリジョリ”と云いながら触ってきたときは少し困ったな。」
「注文したものを持ってきたお店のひとがそこに居るしねぇ。」
そういえばそんなことしたかも~。
「ここにEXILEのメンバーが居たら、菊ちゃん忙しいぞ。」と云われた。

思いだすと、私は以前バイト先の担当のひと(男・毛濃い目)の指毛を知らず知らずのうちに、
何度も抜こうとして「いでぇ~!」と云わせてしまったことがあった。
なので、そのひとは私の目の前に手を出してしまったときには危険を察知するようになり、
すぐに手を引っ込めるようになった。
ほかにも、ちょっとおなかが出てきたひと(男性)のおなかをプクプク押しながら「プッシュ!プッシュ!メタボ!」と云ってみたり、なんだか胸がツンとしているひと(女性)の胸をツンツンとしながら「本物?」と云ってみたり、考えてみるとやりたい放題なのだ。
久々にバッタリ逢ったひと(男性)の生え際をジィ~と見ていたらしく(無意識のはず‥)、
「どこ見てる?」と云われて思わず「おでこが広くなったね」と答える始末。
基本的に自分のことは棚上げしっぱなしで、棚が壊れそうなくらいだ。
まるでオトナの格好をした子供の行動である。
周りのひとたちは、そう思って半ば呆れ、そして半ば諦めているのか。

2355 昼間は古く感じるビルも夜の姿は美しい

友人いわく、「無意識かもしれないけれど云う相手をかなり選んでいると思うよ」と。
それは私に学習能力があるからか、持って生まれた才能(?)かはわからないが、
本能の赴くまま行動しているようで実は慎重なのかも~。違うか~。
そういえば、親友Mちゃんに触っているとすぐに「やめんかぁっっ!」と叱られる。
そのとき、私は「へへっ」と笑っていると思うが続けると本当に怖いのでやめる。
『触る→障る』になることを脳の奥底でわかっているのかも。えらいなぁ~。

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こないだ、マッサージのあと歩いていたら、明日オープンするらしいコンビニがプレオープンということで試食会をしていた。
歩き続けて暑かったので涼もうと思って入ってみると、アレも食え、コレも食えというので頂いて、
特に買わなくてもいいのにスィーツ2点をお買い上げ。
なんだかおなかいっぱいになったなぁ~とまた歩きだすと、
西側の空がまぶしいくらいの夕焼けになっていた。
これは写真を撮らねば!と小さいカメラを取り出し、歩道橋を小走りで上り始めたら、
右足が攣って「痛~~~~!!」
それでも引きずるように階段を上がり、攣った足を伸ばしたりしながらも写真を撮った。
20枚くらい撮ったが、足が痛くて動いていたのでほとんど流れる夕空だった。
足が攣りながら私の頭のなかは走馬灯のようになにかがよぎった。
「バチが当たったのかも~」と。
なら、足が攣るくらい、いいや~と。
いわゆる、ポジティブ・シンキング。

8253 それでも辛うじて撮れていたのもあった。

ホクロの彼女とは、たまに街の本屋や手芸店でバッタリ逢うことがある。
そのときは、ひとしきり立ち話をして別れるのだが、そういえば先日も本屋で逢ったときに、
「撫ぜ撫ぜ」と云いながらホクロを触ったような覚えがあるが、笑顔だった。
今度逢ったときにはホクロの語源のことを聞いてみようかなぁ、やめといたほうがいいかなぁ。

2011年9月 8日 (木曜日)

冷たいあなたが好き。

  2

私はランチなど飲み物がセットになっているときにアイスティを頼むことが多い。
いつからかは覚えていないが、季節は関係なく気が付くとそういう習慣になっていた。
アイスティは、茶葉から入れている場合と喫茶用のリキッドタイプの場合の味の差がもろにわかるのだ。
「えぇ~?! ここってリキッドなんだあ~、結構ショック~」と思ったり、
「ちゃんと茶葉から作ってある~、意外~」と思ったり。

Photo_12
それでもイタリアンのときだけは濃いエスプレッソを飲む。
そういえばフレンチのときもコーヒー(ホット)。
お料理やデザートが濃いめだから。

Photo_13 カフェオレが合いそうなサンドウィッチだけど
Photo_15 いつも頼むのはアイスティ。
  

Photo_2 お茶屋さんのおいしいお茶も好き
Photo デザートには
2 おいしいほうじ茶もついてくる

夏の冷蔵庫は、水出し緑茶、水出し紅茶、水出しコーヒーと水出しポットだらけだ。
私は甘いものは大好きだが、ジュースや缶コーヒーなどいわゆる清涼飲料水のたぐいは、ほとんど飲まないのだ。
飲むジュースは野菜ジュース。
コーヒー、紅茶も砂糖なしのブラック、もしくはミルク(牛乳)あり、なのだが、スタバやタリーズのフラペチーノやスワークルといった、ゆるいカキ氷状のものは好き。
なぜなら、すべてが飲み物だから~。
飲み終わった後、氷が残らないから~。
猫舌だから熱いものは少し冷まさないと飲めないし~。

アイスクリームよりもカキ氷が好きなんだと思う。夏場はね。
これが寒くなると、暖かい部屋でアイスクリームを食べるのが好きなのだ。
ちなみに冷房の効いた部屋で熱々のグラタンを食べるのも好き。

鹿児島の夏のカキ氷といえば 『しろくま』なのだが、まわりの人たちに聞いてみると
「小さい頃からあまり食べたことがない」という人もけっこういるのだ。
だから、大人になっても「数えるくらいしか食べたことがない」らしい。
そういえば、「(地元の)デパートにもあまり行かない」というひとも思っている以上にいる。
『しろくま』をあまり食べたことがない、というひとと重なるような気がした。

Photo_4 これは 『こぐま』
Photo_5 これは 『みどりくま』

Photo_6 みどりくま を見つめる こぐま

『みどりくま』は、宇治金時じゃないの~?! と思われるかたもいるかもしれないが、
ベースは、しろくまのシロップなので 『みどりくま』なのだ。
以前は、『くろくま』(コーヒー味)があったのだが、いつの間にか無くなっていた。
マンゴーたっぷりの『黄熊』というのもある。
どこか、紅茶のしろくま、復活してくれないかなぁ~。

Photo_7 甘味処の しろくま

例のごとく、小さいカメラだと下がちょん切れているのだが、こちらのお店は鹿児島名物の
『両棒餅』(じゃんぼもち)も食べられるので、県外のかたを連れていくのにいいかも。
甘味処らしく、しろくまのなかに寒天や羊羹、お豆さんがたっぷり入っている。
以前は氷が硬くて少しザンネンだったうえに店員がなんだか愛想がよくなかったのだが、
店員が少しやさしくなってきたと同時に氷もやわらかくなっていた。
かき氷マシーンが変わったのだろうけど。
オススメは、あっさりした『京風ラーメン』(名前が少し違うかも)。

Photo_8 こぐま

もしかすると、しろくま、というジャンルではないかもしれないが、お店では『こぐま』と表記していたので、一応『こぐま』ということで~。
超パウダースノウな氷とたっぷりのミルク!
あとは、少しの小豆(あんこ)とミカンと白玉だけ。
それに何故か黒蜜が添えてあるのだ。
黒蜜は思っている以上に味が強いので最後に白玉にかけるのがいいかも。
わたしはけっこう病みつきのこぐまちゃん。

3 かき氷ばかりじゃなんなので‥。

Photo_9 真ん中はソフトクリームなの。

ここ数年は、しろくまを食べきるのがやっとこさ状態になっている。
暑がりの私も食べ終わるころには、口のなかが少々麻痺している。
できれば、食べ終わるころには温かいお茶を出して欲しいくらい。
あぁ、これが年をとる、ということなのか~。
その昔は、しろくまのはしごができた。もちろん、こぐまではなくフルサイズのしろくま。
今思うと恐ろしいくらいなのだが、しろくま2個食って晩ごはんを食べずにいたので、
なにか、いわれのない情熱のようなものがあったのかも。
そんなことをフトなつかしく思える9月の昼さがり。

Photo_10 キウイが口なの。ラブリ~。
Photo_11 うしろにはプリンが‥。

昼間の日差しはまだまだ強いけれど、吹く風はちょっとだけ涼しくなってきた。
なんだか、突然、山下達郎の『さよなら夏の日』が聴きたくなって、ガサゴソとCDを探し出して聴いたのだが、『さよなら夏の日』になるまでの間にウトウトしていまい、気が付くともう終わっているのだ。
はじめから、『さよなら夏の日』を選んで聴けばいいのだが、アルバムの曲順に聴きたいのだ。

そんな私は9月に入ってからずっと考えていることがある。
それは、あと1回、しろくまを食べるべきか、来年までサヨナラするべきか、ということ。
あんなに混みあっていたのに少し涼しくなってお客が減ってきて、ポカンと空いた席で凍えそうになりながら、しろくまを食べるのがちょっとだけ好きなのだ。

暑いのはきらいだけど、カキ氷は好き。
あぁ、夏が終わるんだなぁ~と、思いながらね。

そして、やっと、暑かった夏がなつかしく思える季節がやってくるのだと。

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