オトナの一歩。
私は元来乗り物酔いしやすい体質で、小さい頃は公園のゆりかごやブランコでも酔っていた。
マラソンも胃が上下するうちに乗り物酔いのような症状が出てきて吐くこと多々。
そんな私が一番苦手な乗り物はバスなのだが、鹿児島市内の標準的な一番安い運賃である
180円区間はどうにか大丈夫。
しかし、それ以上の区間は私にとってはデンジャラス区間~
だけど私は逢いたかったのだ。
なので、仕事が終わってからバスに乗って約40分揺られて、chiblitsさんに逢いに行った。
chiblitsさんはアメリカ・カリフォルニア在住のかたで、『カリフォルニアのばあさんブログ』というブログをされていて、なにかのきっかけでそのブログにたどり着き、知り合ったのだ。
もともと鹿児島出身のchiblitsさんが4月に帰国されていたのは知っていたのだが、なかなか私が時間をとれずにいて、お逢いしたいのに声をかけられずにいた。
そんなときに、やはりブログで知り合って仲良しになった椿ちゃんが名古屋でchiblitsさんを始めブログ仲間とオフミをする、という話を聞き、「私も逢いたいんだけど4月は時間が取れなかったの」と椿ちゃんに話した。
それから数日後にchiblitsさんから連絡があり、次の週に逢うことになったのだ。
お逢いすると決まってから作り始めた大島紬のハギレを縫い合わせた巾着。
他にもいろいろ作りたかったのだが、時間がなくってザンネン。
気に入ってもらえるかなぁ~。ドキドキ
ちなみに母の腕カバーはもちろん持っていった。
バスに酔うこともなく、降りてからchiblitsさんがいらっしゃるご実家へ電話をしたらすぐ、雨のなかchiblitsさんが手を振りながら迎えに来てくださった。
ブログで知り合ったひとと逢うと不思議に思うのだが、ブログのなかでコミュニケーションをとっていたせいか、ずっと前から知り合いだったように自然とお喋りが始まるのだ。
椿ちゃんから「全然ばあさんなんかじゃない、ステキなおば様よ」と聞いていたのだが、本当に“ばあさん”ではなく、とっても若々しくてかわいいおば様だったのだ。
始めはリビングで喋っていたのだが、そのうちキッチンに移動して、そこでchiblitsさんがブログ仲間から頂いたという美味しい手作りのパンを私も頂きながらコーヒーやお茶を飲んで、楽しいお喋りは続いた。
気がつくと外は真っ暗、8時過ぎのバスに乗らなくては!と、後ろ髪ひかれる思いでchiblitsさんとお別れした。
私は来るとき大丈夫だったので安心していた。
がっ!やはりデンジャラス区間であった‥。
私は「天文館」というところで降りるのだが、その5つくらい前から「降りようかな‥」となっていた。
でも吐くほどはなかったので頑張った。
バスを降りてからどうやって歩いて帰ったのかは覚えていないのだが、ちゃんと家に着き、chiblitsさんに「着きました~」と電話もした。
お土産にと、手作りのレモンタルトを頂いたのだが、食べたいのに食べられない状態
乗り物酔いの状態は次の日、仕事中も続いていたのだが、午後からは元気になったので、
レモンタルトも母と一緒に頂いたのだ~
数日後、chiblitsさんはアメリカへ帰られた。
以前も書いたのだが、大人になってから新しい友達を作るというのは、かなりのエネルギーがいると思う。
それに加えて、新しく知り合うということが億劫にもなってくる。
今いる友達で充分じゃないか、とさえ思うことが多くなってくる。
いろんな理由があるかとは思うのだが、「失敗したくない」という気持ちがあるのは確かだ。
ブログを始めたからこそ知り合えたひとも多くなってきた。
もともと知り合いであったひと、友人であったひとでさえ、なんだか新しい一面がみえて嬉しいこともある。
えいやっ、と一歩進んでみると案外ココロの居心地がいいと気づくことがある。
もちろんそうじゃないことだってある。
私が知り合ったひとたちは有難いことに、みなさん明るくていろんなことを知っていて楽しく、
そして世間ズレしていないオトナのひとばかりだ。
あえてその一歩を進まないひともいるだろう。
私もブログを始めたばかりのころはそうだった。
きっと今も他のひとに比べたら、友だちに云われたとおり、「扉は開かれているけど玄関までで靴を脱いで入れさせてくれない」ほうだと思う。
基本的にはそんなスタンスの私なのだが、時々、えいやっ、としてみようと思った。
そんな少々自意識過剰な私に少し早めのバースデープレゼントがっっ
いくつになるのか?な~んて聞かないでね、ブヒブヒ
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