おかえりなさい。
昭和31年 京都の小学4年生の女の子の詩
初めてこの詩を知ったとき、クスクスとなりながらも、この女の子のおとうさんが「じ」でホントに
よかった、と思った。
この女の子は戦後すぐに生まれたのだろう。
そういえば、私の父も「じ」だったような覚えがあるのだが、「じ」になったのは平成になってからだったと思うので、戦時中は満州へ出征した。
おとうさん、もっと早く「じ」だったらよかったのにね。
以前、本のなかに、「日本人にとって夏は死者の季節なのだから‥」と書いてあったのを見たときは、すぐに広島・長崎の原爆や終戦記念日のことが頭に浮かんだのだが、父が亡くなってからは、日本の美しい習慣のひとつなんだ、と感じるようになった。
13日の夕方、仕事から帰ってきて、自宅の前で母と迎え火を焚いた。
60代くらいのご夫婦が散歩のようで、前を通って行った。
そのときに奥様が小さく頭をさげて、「おかえりなさい」とおっしゃった。
わたしも小さく頭をさげた。
明日はおとうさん、みんなに遅れないようにね。
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