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2006年9月 3日 (日曜日)

かみさまに逢う。

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『かみさま』 大平一枝 著 ・ 小林キユウ 写真 (ポプラ社)

「この本を見つけて手にとった自分を誉めてあげたい気分」になることがある。
この『かみさま』もそんな1冊だ。
『かみさま』 それは、紙さま、ペーパーのことだ。
前書きを引用してみた。

       かみさまとは

本書の主役は紙。
人と人の心をつなぐ紙さま=かみさまを描いた。
誰にも見せる予定のない旅の手帳、期限が過ぎてしまったダイレクトメール、誰かの年賀状、いつかの学級新聞、書店のブックカバー。
そういう何気ない、ささやかな紙のなかにかみさまはいる。
けなげに、静かに、けれども永遠に消えずに存在する。

いつでも、どこにでも、逢うことはなくても、“ 仲間 ” は存在する。
そんなことをホンワカと感じることがある。
この『かみさま』は、数少ないそんな本だ。
Happy Hourのベクトルが同じ方を向いているひとがいることがわかる。

そこで、自分の『かみさま』を集めてみた。
っといっても、現在、手の届く範囲なので、これでも、ほんの一部‥。

1_22 ←展覧会のチラシとチケット

2_31  1_24 ←美術館のスタンプ

展覧会のチラシは、実際観にいったもの(上の写真)以外に、観に行ってはいないけど気にってとってあるのが山のようにある。
それを使って、封筒を作ったり、文庫本のカバーを作ったりして楽しんでいる。
スタンプはお気に入りのもの。

Photo_59 ←封印シール

気になってとっているうちに集まっちゃったもの。
封印以外にも、「お早めにお召し上がりください」シールや商品名シールもある。

Photo_60 ←お気に入りの菊柄(和菓子だったかも)
Photo_61 ←美味しい紅茶が包まれていた
Photo_62 ←とっても美味しい麩饅頭の包装紙

包装紙は結構、再利用するのであまり残っていない。
手紙にしたり、紙袋を作ったり‥と。

Photo_63 ←のし紙

のし紙は裏が白いことが多いので、便箋にすることがよくある。
右の雀のはお気に入り。
地元の『明石屋』は、包装紙、箱、のし紙と、上質なものを使っていて、老舗のプライドのようなものを感じる。

Photo_64 ←山下洋輔さんの似顔絵とサイン

以前働いていたところに、山下洋輔さんが来られたときがあった。
私は手元にあったメモ紙(裏はコピー済みのもの)に、ザッと鉛筆で似顔絵を描いて、隣のひとに見せたところ、「本人に見せたらいいよ~」と云うのでそれを真に受けて、山下さんのところに行き、「桜島のコンサート頑張ってください」と云い、「似顔絵を描いたのですが‥」と云って見せたら、大変喜んでくださり、自らサインをしてくださった。
似顔絵の100倍くらい素敵な笑顔だった。

Photo_65 ←ランチョンマットとコースター

京都のカフェでランチをしたとき、ランチョンマットが素敵だったので、自分が使っていたのをコソっと思って帰ろうとしていたら、お店のかたが、「ご旅行どすか?」と話しかけてきて、「どうぞキレイなのをお持ちください」と新品のランチョンマットをくださった!
広島の『モーツアルト』でも、コースターを持って帰ろうとしていたら、お店のかたが新品のを2枚もくださった!!

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6 ←箱を作る

一時期、箱を作るのにハマっていた。
ほとんど人にあげてしまったので、手元に残っているのはわずか。
写真のは、一番大きい水玉のがハガキの半分くらいの大きさ。
小さい三つの箱がキチンと入るのだ。
用途不明。作るのが目的だから~。

3_6 ←お気に入りの本たち

ずっと手もとに置いておきたいお気に入りの本には、大好きな江戸千代紙やチェック柄のものや包装紙でカバーをつける。
大切で大好きなものだからこそ、なるべくファイルのなかで死守することなく使って愛用する。
大切なひとへの手紙やプレゼントに使う。

キチンと整理してファイリングすることもいいと思う。
でも、私のは「だいたい」である。
だから、とっさに写真に撮ろうと思っても、「アレはどこだっけ?」となる。
でも私はそれでいいのだ。
植草甚一さんが収集のことの本のなかで云っていた。

「ぼくは系統だった郵便切手のコレクションはしていない。
だいたい何によらずコレクションというやつは、人間を生意気にする傾向があるからイヤなんだ」

エコでも、もったいない、でもない。
特に何かの役にたつというわけでもない。
しいて云えば、“ 私だけの楽しみのひとつ ” なのだ。
時々、お裾分けするけどネ。

Photo_66 *Tea Break*

今回はいつもにも増して写真が多く、最後までごらんくださって、ありがとう♪
Oh my God ! ならぬ、Oh my Paper ! なのだ。 

コメント

菊ちゃんってさ、人が喜ぶのが本当に好きなんだよね~♪
私も素敵なプレゼントを何回もらったことでしょう~。
菊ちゃんのブログを見ると、ゆったりとした気分になります。
まさに菊ちゃんワールドだよね。

ポリポリ f(*・o・*) 照れるざんす~。
一番、お見せしたかったのは、手紙なんですが、こればかりは手もとにない‥。
私としたことが、写真に全く撮っていないし‥‥。
でも、とっても私的なものだから、送った相手と自分だけのものでいいかなぁと思ったりもして。

かみさまも素敵ですが、山下さんとのエピソードも素敵~。山下さん演奏も凄いし文章も面白いし、人物は超素敵な方とらしいし、あぁ羨ましいですう。

大切な宝物たちを見せてもらえて、すごーく得したような、幸せな気持ちです^^

いろんな形でまた違うヒトへ贈られたり、使われたりして喜ばれているカミさまたち、
本当に幸せモノですね!

昔、初めて菊ちゃんから貰った手紙&
手紙の入った封筒が手作りだった事を
思い出しました♪
その手紙がとっても嬉しかったこと☆
私も色々な展示会などのチケットや
チラシ類、お店のシール等、
菊ちゃんと同じく集めるのが好きです*
いつかぜひゆっくり見せて
くださいませませ☆(#^.^#)

菊ちゃんセンスいいね
感心するわ!

*ハラCさん*

山下さんの小説にあった、刑務所あとの門が、門の一部ではなく、まだ門だった頃、すぐ近くにあるアトリエに通っていたので、そのことも山下さんに話したら、「本当に?!」とニギニギ握手もしてくださいました☆


*sunnyさん*

私は、永遠に “工作” をしているのかもしれません。
しかし、あちこちにあるので、時々、「アレ?こんなところからこんなモノが‥」ということもあって、楽しいです。
母は「どうにかせんかっ!」と云い続けていますが‥。


*mamuちゃん*

紙モノって集まると結構重いですよね。
展覧会のチラシが入っている箱(きし麺が入っていた)の重たいこと!
いい紙のポスターは、型紙になったりしま~す。(*^_^*)


*カイトちゃん*

カイトく~ん、少しオカマさんになってるけど‥。(^◇^)
女の子が好きすぎて、とうとう‥。ヽ(^。^)ノ

菊ちゃんさん、こんばんは。

今回拝見した写真の中で ブックカバーに惹かれました~。
いや~、すんばらしいセンスですねぇ。

他の作品も キレイですけど、そのブックカバーだと
本を見せびらかしたくなります。

なしごれんさん、こんばんわ!
喫茶店やカフェなどで、ひとりで来ている人がコーヒー飲みながら読んでいる本が気になるブックカバーだと、いつもはたいして気にもならないのに、どんな本を読んでいるのかなぁって思っちゃいます。
でも、ホントはがっかりするのがいやだから、想像するだけで充分かも。
私は紙も布もチェックが好きなのですが、思ったよりも出回っていないので、京都でギンガムチェックの千代紙を見つけたときには感動しました!
ブックカバーの写真では、右の一番下のです。

菊ちゃんから貰ったカード、デスクの引き出しにいつも入っているよー。
映画のキスシーンを集めたスイートなカード。
「ニュー・シネマ・パラダイス」よりも感激したなー。
今度会ったらkissをしよう!
ぶん殴られそうなので、仕事に戻ろう…。

ぶんなぐられてしまへぇぇぇ~! (ー"ー)ノ
でも、お仕事頑張ってネ。(*^_^*)

かみさま、素敵な本ですね♪
わたしも展覧会のチラシ、とってあります
あと映画の前売りチケットの半券とか・・
愛すべきかみものたちです。
ブックカバーにお気に入りの包装紙、
可愛いですねー!

Neeさん、こんにちわ!
先日、20代前半ごろに観た映画の半券やチラシを貼って、メモや感想などを書いてるノォトを見つけました。
13年前に水害で床上1mくらいの被害にあったため、いろんなモノがなくなり、そのノォトもなくなったと思っていたので、発見したときにはウワァ~ッと声を出して喜んでしまいました!

オカマってなんだよ(笑)

あ、野郎に戻っている‥。(@^^)/~~~おかえり~。

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