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2008年3月22日 (土曜日)

まちをさるく。  熊本 ①

1go

「あぁ、これから忙しくなるんだなぁ~、今のうちにどこかへゆっくり出かけたいなぁ~。」
‥と胃痛のさなかフト考えた。

「でも、休めても二日間だよなぁ~。あっ!あの展覧会がっ、あるんだったっっ!!」
‥と思い出した。

「Sちゃんにも逢いたいしぃぃ~heart01
‥ちなみにSちゃんはザンネンながら女だ。

そうとなったら‥‥bullettrain dash dash dash

3 さぁ、乗るのじゃ~!
4 つばめに!
Photo もちろんボクも一緒だよ。

熊本駅から市電に乗って、Sちゃんとの待ち合わせのホテルに行って手荷物を預けた。
これから、テクテク歩くのだ。

目的地までの道のりは、古い建物を生かした街づくりをしているところが多い。

1 2
Photo_2 Photo_4

車が一台通れるくらいの道をふたりでオシャベリしながら、テクテクと歩いた。
昨日も一昨日も逢っていたかのように、以前、一緒に働いていたときのように、取り留めのない話をしながら歩いて約20分くらいで、最初の目的地に着いた。

Photo_5

夏目漱石は、明治29年4月から4年3ヶ月のあいだ、熊本で暮らしていたのだが、その間6回
転居していて、この5番目の内坪井の家には一番長く暮らしたそうだ。
その5番目の家が小さな記念館のようになっている。
実際、漱石が暮らした家のなかに入って見ることができるのだ。

Photo_8 このキシキシと鳴る廊下を歩いたのだろう。
Photo_9 書院の障子がステキ。

漱石のおもかげを見るかのように家のなかへと入っていくと‥

Photo_10 あ、あのひとはっっ?!
Photo_11 漱石先生ではっっ!!

私は漱石の句では、『猫も聞け、杓子もこれへほととぎす』というのが妙に好きなのだが、思わず、その句を口ずさむ気分になった。
いや、いい意味でね。

Photo_12 漱石みやげ。
Photo_13 教え子の寺田寅彦ゆかりの小屋。

Photo_14 ゆったりとした時が流れている。

縁側に座って、ポカポカ天気に照らされたお庭を見ながらボォ~としたときを過ごす。
私はけっして熱心な漱石ファンではないが、『草枕』は好き。
この家には、貴重な原稿だとか、ゆかりの品物だとかがあるわけではない。
ただ、この家で漱石が暮らしていた、ということだけ、それだけ。
目には見えない、お金には代えられない、空気を感じて吸う場所なのかもしれない。

Photo_15 それでも、これは欠かせないのだが‥。

また、テクテクと今度は電停まで歩いた。

Photo_16 途中見つけた交番。
   

電車に乗って着いた町も古い建物を生かした街作りをしている。
Photo_17 ステキな洋館。
2_2 ランチはここで。

Photo_19 Photo_20
          Photo_22  落ち着いた店内

  Photo_23
           美

Photo_24 Photo_25
    Photo_26 Photo_27

フレンチ、イコール、ソースや生クリームを使ったモノといった概念を吹き飛ばす味で、お店の
名前の『塩胡椒』のとおり、主な味付けは塩胡椒なのだ。

Photo_28 紅茶のムース

このデザートの紅茶のムースがまた美味しかったのだ~。
上にかかった紅茶のソースが甘い、と思うでしょ?
甘みがあるのは下にあるムースで、この紅茶のソースはまったく甘くなく、紅茶のエキスのような少しだけ苦いソースで、ムースと一緒に口のなかに入れると絶妙な味が~~shine

    Photo_30
     Sちゃん、美味しいお店に連れていってくれて、ありがとう!

身も心もおなかいっぱいになった私たちは、近くにある塩の専門店に入ってみた。
そこで、美味しい塩や、すっごくいい香りのハーブソルトを買った。
お店の外には、ある乗り物があった。
その乗り物を運転している青年(大学生)が、店内で休憩していた。
アーケードのあるところの近くまで、二人だといくらかなぁ?と聞くと、一人400円です、と。
私たちは乗っけてもらうことにした。

Photo ベロタクシーなのだ~!

二人も乗って大丈夫?と心配したが(しかも、ひとりは私だ)、電動自転車なので大丈夫らしく、「楽勝ですよ~♪」と、青年は笑顔で漕ぎ始めた。
道々、由来などを案内しながら連れていってもらえるのだ。

2 一生懸命漕いでいる笑顔の青年。

小さい橋をふたつ渡って、裏通りを走って、気持ちのいい風を感じながら、ほんの数分だったが私たちもずぅ~っと笑顔だった。
こんなオープンカーに乗っているときは笑うしかないのだ。
ほかにどんな顔をするというのか。
なんだか楽しかったのだ。とっても。

Photo_2 ありがとネ!

てくてくさるく、は、まだまだ続くのだ。

コメント

菊ちゃん、代わりに入館どうもありがとうです(違うか)。
漱石人形が、そそそ漱石?、それ以上にその手を乗せているのは猫?。
さらに、寅彦ゆかりって、寅彦が物置でもいいから書生に置いてくれって頼んた小屋のことですか。ひやーますます行きたいです、いいなぁ。
素敵な食事や、さわやかな青年も、ちょっぴし羨ましいです。

菊ちゃん、暖かくなってきたね。その後、体調はどう?
熊本は出張でしか行ったことがないんだよね。
行くときには是非、小天温泉にも行きたいなぁ。
漱石先生の髭が素晴らしいよ。
それはそうと、あんなにコメントしたがっていたコースケは疲れ果てて寝ちゃった。
そのうちね。
今の俺は差し詰め、「思ひ切つて更け行く春の独りかな」といったところ。
俺も小旅行しようかなぁ。もちろん、一人でね。
ところで、「さるく」というのは「歩く」とか「ブラブラする」とかいう意味なのかな?

漱石先生のお宅でしたか。縁側がほのぼのと優しい時間をすごせそうで羨ましいです。ツバメ号のマークも可愛いし、建物も古めかしくて素敵だね。ベロタクシー私も乗ったけど楽しいよね。私は六本木で乗ったので、道行く人がものすごく見るもんだから、ちょっと有名人になった気分だったよ。旅行記は続くんだよね?まだまだ素敵なものが見られそうで楽しみで~す。あ、でも肩こりさんだから無理しちゃダメよん。

*ハラCさん*
代わりに行ってきました~♪( ̄▽ ̄)ノ″
行ってみると思っていたよりも広い家でした。
お庭に「筆子産湯の井戸」がありましたよ~ん。
漱石先生の手の下にはネコがいるのだけど、手前にある白いヒモを引っ張ると、
腕とネコが上に持ち上がるのですぅぅ~。
カラクリ漱石先生でしたよ~んf(^ー^;

*家具屋さん*
鹿児島はきょうは一日雨でしたrain
体調はボチボチどす~。胃はだいぶ好いですよ~ん。
私も今度熊本に行くときには、玉名市の草枕の温泉に行きたいですぅ~。
それよりも、さーさん、ウワサは本当なんだぁ~。
私も、ひとり旅が好きなの。
「さるく」は鹿児島も使うんだけど、普通に「歩く」というよりも、どちらかというと、
「ブラブラ寄り道をしながら歩く」といったカンジかなぁ。えへっ(。・_・。)

菊ちゃん、お疲れっす。やっとコメント出来ます。
数年前に松山には行ったのですが、熊本はまだ行ったことがないので、いつか必ず行きたいと思っていました。
昨年の研修という名の九州旅行は、温泉とご馳走三昧でそれはそれで良かったのですが、実は反対側の九州がよかったなあ、と僕は思っていたのです。
しかも、耶馬溪に行きたい、と言っても無視する上司たち。
自分だけ鹿児島に行くもとちゃん先輩。
今は忙しい毎日でゆっくり九州を旅することはできませんが、いつの日か僕は行きます。
それまで、漱石先生は座って待っていてくれると思っています。

>この家には、貴重な原稿だとか、ゆかりの品物だとかがあるわけではない。
ただ、この家で漱石が暮らしていた、ということだけ、それだけ。

これです。文学論だか何だかわからないけれど、「おまえら読書が楽しいか?」と感じざるを得ない偉そうな奴らには絶対にない視線です。
だから、ミーハーな僕は、北九州で松本清張記念館に行き、熊本ではもちろん漱石の足跡を辿り、柳川では北原白秋を偲びます。
もちろん、菊ちゃんにも逢いに行きます。そして一緒に白熊を食います。
ところで、ワイン飲んでいるみたいですが、胃はもう平気っすか?
「おまえ、さっさとメシ食って仕事済ませろよ」と上司、先輩に先程から言われていますが、気にはしていません。
「思う事 只一筋に 乙鳥かな」
最初の写真でふと思い出しました。
それでは、また!続きを楽しみにしています。

*椿ちゃん*
熊本は二日間とも、とってもいい天気で昼間は20度くらいあったので、本当にポカポカで、
少しだけ日傘が欲しい、と思うくらいだったの。
上着はいらなかったわん。
六本木でべロタクシーは、かなり勇気がいりそう~~。
でも、乗っていると楽しくってワクワクするよねん。
ちょっと手を振ってみたくなるし~。うふ。
肩こりは、もう少ししたら、またマッサージに行こうと思っていま~すf(^ー^;

*コースケくん*
待ってたよ~ん♪( ̄▽ ̄)ノ″
私も松山というか、道後温泉には行ったんだけど、湯あたりと食あたり(海老)でひどいことになってしまって、漱石ゆかりのところはほとんど行けなかったのれ~weep
子規堂は行ったけど~。
私も柳川は絶対行くわん。っつうか、コースケも好きなの?白秋。
北九州は、美術館に行ったときに、何か忘れている、と思っていたんだけど、
あとで「あ~、松本清張~~!」と思い出して、自分で自分にガックシした覚えが‥。
私はあまり俳句は知らないので、なんて読むんだろう、と思ったら、ツバメなのね。
へへっcoldsweats01
いい句を教えてくれてありがとshine

菊ちゃん、こんばんび~。

電動自転車、気持ちよさそうですねー。
私も乗ってみたいのだ。
暖かくなってきた今の時期がピッタリかも。
また続きを拝読させてくださいな。

ところで、今月の「CROWD」をご覧になりました?
雑誌を手に取った時に「菊ちゃんの為の特集じゃ~んshine」と
思っちゃいましたよ。
いや、逆に私のような初心者の為の特集かも coldsweats01

菊ちゃん、元気か?俺は相変わらずの毎日だよ。
コースケ、仕事サボって語っているなー。
休憩は必要だけどね。
俺も熊本は出張で行ったことがあるくらいだな。
なんとか公園に連れて行かれた覚えがある。
水前寺公園だって。
コースケは、小さい頃から近くにいた兄弟の影響大なんだよ。
俺は菊ちゃんと行く予定だけどね、柳川。
そういうことだから、続きもぼちぼちとアップしてくれー。

*なしごれんさん*
こんばんわ~ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
ベロタクシーに乗るのは、今からの季節がとってもいいと思いました。
風が肌にあたって心地よかったです。
CROWD、今度見てみま~す。
何の特集なんだろう~。

*もとちゃん*
あたしは元気だよ~ん。もとちゃんこそ元気なの?
コースケはいい子だよね。気を使ってやさしい言葉で書いてくれてるが
ひしひしと伝わってくるわん。
きっと、先輩や上司がいいのでしょう‥なんつって~。
水前寺公園って、すっごく昔に行ったことがある。
あれ?以前、熊本で逢ったよね。あのとき?
そうそう、柳川はコソっとひとりで行くんだぁ~♪( ̄▽ ̄)ノ″

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