HIGO by Kiku-Chan 熊本③
熊本の二日目は、今回の一番の目的があるのだ。
なので、朝食をしっかりとらなくちゃ!
腹ごしらえもしたので、ホテルをチェックアウトして、荷物をクロークへ預けたら、同じビルの3階にある熊本市現代美術館へ!
日比野克彦は、私が高校生のころ、アートの世界に颯爽と登場した。
私にとって、ずっとリアルタイムで見ていたアートのスーパースターなのだ。
今までの作品をというよりも、熊本の伝統工芸とヒビノのとのコラボが楽しみだ。
10数年くらい前に平塚市美術館で大規模な回顧展があったのだが、それはどうしても観たくて見に行った。
そのときは、高校生のころに、20代前半に、あこがれた作品をこれでもか、というくらい前にして圧倒され、そして感激して涙した。
あの頃と違って、だいぶ落ち着いて作品が観られるようになったと思う。
一番、胸に残ったのは、山鹿灯篭の技術で作られた作品群。
その空間に入ったときは、さすがに目尻に涙がチロリンと出たくらい。
フランク・ロイド・ライトやマッキントッシュの建築物のなかに置いても違和感なく溶け込みそうなカンジもした。
最後に、懐かしい作品たちも久々に観られた。
そして、あるプロジェクトに参加すべく、出口から入口へとまた行き、ダンボールと糊と筆と色紙を受け取って‥
石垣プロジェクトに参加するのじゃあぁぁ~!
っと云っても、見たかんじ石垣はあるけど、チップを貼ったのが少ない気がしたのと、旅先でカッターナイフを使って怪我をしたくない、ということで、ダンボールで出来た石垣にチップを貼る作業をすることにした。
ボランティアのみなさんも作業中
石垣はひとつひとつ積み上げられていく
おいらの石垣ちゃん
オレンジ系の石垣が少なかったのと、ヒビノらしい色にしたかったので、オレンジ系のチップの箱から選んでペタペタ貼った。
写真のは糊が乾く前なので少し色が濃いのだが、乾くともう少し薄くなるハズ。
ぼんやりとヒビノの『H』を表現?!
一生懸命作業していたら、お昼も過ぎて1時になっていた。
展覧会会場をあとにして、ショップを覗いて、カードやレターセットを買った。
レジのお姉ちゃんが、「コレに入るかなぁ」といって小さな紙バッグみたいなものを取り出して入れてくれた。
可愛いのだが、私がコレをそのまんま提げていると、まさしく「そのまんま」なので、自分の手提げに入れた。
あとで、コレをよく見てみると手作りだとわかった。
熊本市現代美術館は、まだまだオリジナルのグッズなど少ないというか、見当たらないというか、そんなカンジなのでオリジナルの紙バッグ等もないのかなぁと思った。
でも、このポスターかカレンダーを再利用して作った紙バッグがなんだかとっても気に入ったのだ。
それで家に帰ってから、職場から持ってきた昨年のカレンダー(未使用)で私も紙バッグを作ってみた。
美術館を出たのは、2時前だった。
さすがにお腹ペコペコだ。
少し歩いて、前日入ってみようと思っていた蕎麦屋さんへ行った。
四種盛り、というのにしてみた。
4枚も食べたのぉぉ?!と思ったでしょ?
小さいザルなので、4枚食べて、普通のザルの1,5枚くらいの量だった。
金柑のと太打ちのが美味しかったぁ~♪
お腹いっぱいになったので、またテクテクと歩き始めた。
蕎麦は「三歩歩けば腹が減る」といったもんだ。
前日も気になったステキなお家を見ながら、文房具屋さんへと歩いた。
何十年も前から変わってないと思われるこの文房具屋さんなら、ツバメノートが置いてあるかも、と思い店内に入ったらすぐ見つけた。
普通のノォトのサイズではなく、以前も紹介した小さいハガキサイズの縦書きのノォト。
当たり前のように置いてあるのが嬉しかった。
そのあとは前日休みだったお店に行くためにアーケードをひたすら歩いた。
鶴屋デパートから歩いてすぐの公園に、移築されて記念館になっている小泉八雲の住居もある。
なにかしらと漱石と微妙な縁がある小泉八雲が同じ熊本に住んでいた、というのも面白いなぁと思った。
紅茶を数種類と焼き菓子を少し買った。
こういうふうに書くと誤解されそうだが、ここの紅茶は「普通に美味しい」のだ。
飲むたんびに「あ、おいしい」と感じるのだ。
置いてあったオリジナルの期間限定の焼き菓子がまた美味しかったぁ。
もっと買えばよかった、と思ったくらい。グスン
シャワー通りにある、小さな雑貨屋さんへ行ってみた。
私は紙袋が好きで、みつけるとちょこちょこ買ってしまうのだ。
小さな紙袋と手芸のリボンを少しだけ買った。
時間はあっという間に経っていく。
荷物を取りにホテルのある建物に戻り、2階にカフェでケーキセットを食べた。
宿泊したレディスプランにケーキセットもサービスでついていたのだ。ふふふのふ~。
クロークに預けていた荷物を受け取り、熊本駅へと向かった。
ちなみに家や職場へのお土産は、普通サイズのまわりに小さいサイズの陣太鼓が入った『ハッピー陣太鼓』。
けっこう重たいのが難どす~。
Sちゃんから貰った、アンジェミチコのとっても美味しいカトルカール。
レモンゼリーのと、バラのと、フランスのフレバリーティも。
シアワセ~
観たかった展覧会もゆっくり観られて、Sちゃんともゆっくりと過ごせた。
鹿児島にいたころでも、こんなに長い時間二人っきりで過ごしたことはなかったかもしれない。
昔よりも、なんてことない一日がとっても大切に思えるようになった。
そして一緒に過ごせる友がいることも。
私は基本的にひとり旅が好きなのだが、そんな旅先でちょこっと知り合いに逢うのも楽しいのだ。
贅沢なラグジュアリーな旅はきっとこれからも縁はないだろうと思う。
奮発するのはひとつかふたつで充分。
またこづかいを少しづつ貯めて小さな旅に行きたいと思った。
明後日のために。
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日比野展の様子もごらんになってみてくださいネ。
菊ちゃん、こんにちは。制度が変わってお仕事大変なのかなぁとニュースを観つつ思いました。
HIGOって猟師とタヌキがおる肥後ですか、なーる。
日比野さんの登場は鮮烈でした。しかもこの展覧会も企画自体が面白そうですね。
手作りの紙袋は、もし万が一経費が足らないのだとしても、美術館ぽくてかえっていいかもしれません。美術館のも、菊ちゃんのちひろものもかわいいですね。
そして食べ物がいつもながら美味しそうで、ダラ~。
投稿: ハラC | 2008年4月 4日 (金曜日) 12時45分
菊ちゃん、元気か?俺はかなりお疲れちゃんなわけ。
俺も菊ちゃんと小さい旅に出たい気分だよ。
日比野克彦はずっと活動し続けているよね。
パンフを見せて貰ったのだけど、灯篭の写真が一枚の絵のように見えて仕方がないんだよ。
平塚の展覧会、というと、ドライブがてらに連れて行くよ、と言ったのに「一人で行きたいからいーの」と言われたやつだ。思い出した。
ところで、いわさきちひろの紙袋の後ろにある写真は「ハーブ・リッツっすか?」とコースケが言っていたので勝手に「そうだよ」と答えといたよ。
自販機の横にある空き缶やペットボトルを入れるやつ。あれはもうカエルにしか見えなくなった。
カエルかー。あーー!そういうこと?
俺もそろそろ帰ろう、と。
じゃーね。
投稿: もとちゃん | 2008年4月 4日 (金曜日) 22時53分
菊ちゃん、休日をゆっくりと過ごせた?
やっと旅を終えていつもの毎日か。
なにげない生活の一コマから小さな喜びや楽しみを見つけることが出来るのも、旅をする理由があるのも、俺から見るとね、ちょっと羨ましいんだよね。
旅先でツバメノートを買うなんてねぇ。
平塚のは俺も見に行ったよ。
スタジャンやグローブなんて懐かしいなぁ。
ところで、タイトルの写真が気になるのだけど万華鏡か何か?
また明日から頑張ろうね。
おやすみ。
投稿: 家具屋さん | 2008年4月 6日 (日曜日) 22時26分
日比野さんの昔の作品、とても懐かしく思います。いいなぁ~
私も見たかったです
地獄温泉も大変気になりますね…(笑)。
投稿: mamu | 2008年4月 6日 (日曜日) 23時52分
日比野さんて、面白い方ですよね。美術にはうといので、あまり知らないのですが、確か何かで作品を見て「この人面白いアンテナがたってる!!」って思ったのを覚えています。ていうか、ただのオヤジ好きなのかもしれないんだけど(苦笑)最近は糸井重里さんが大好きなんだけど、実はおとーさんと同じ年でびっくらこきました。それは・・・マズイかも(笑)
投稿: 椿 | 2008年4月 7日 (月曜日) 00時29分
ハラCさん
こんばんわヾ(@⌒ー⌒@)ノ
そうなんです。4月からいろんなことが変わってジタバタしています
HIGOは、そこです。あんたがたどこさです♪
おてもやんもいます。
展覧会はきょうで終りだったのだけど、石垣はどうなったのかなぁ~。
もとちゃん
お疲れちゃ~ん♪( ̄▽ ̄)ノ″
灯篭ね、実際観るとまたカンジが違っててね、いいのよ~ん。
売られるみたいだったよん。
そうなのね~ん、どうしてもひとりで観たい展覧会や映画があるの。
ハーブ・リッツどす~。お気に入りのポスターなのれ~。
そういえばコースケ、写真が好きだったねん。
お仕事あんまり根を詰め込みすぎないようにね。
そのうち知らない町で逢いましょう(。・_・。)ノ ケロケロ
家具屋さん
さーさん、こんばんわ~ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
またそんな優しい言葉で乙女心(?)をコチョコチョと~
スタジャンやグローブ!!私はなんといってもピアノで~す。
最初の写真は、草間彌生の穴から覗くミラールームなの。
本当は私がチラっと写っていたんだけどわからなくしちゃいました。えへっ。
頑張りま~す。ありがと。
mamuちゃん
私もヒビノの作品を久々に観て、いい時間を過ごせました。
地獄温泉は街中にポツネンと現れた銭湯です。
なので銭湯料金(350円くらいだっけ?)で入れるの。
ちなみに鹿児島市内の銭湯のほとんどが天然温泉で~す
投稿: 菊ちゃん | 2008年4月 7日 (月曜日) 00時31分
菊ちゃん、おばんです。
え~、いいな、いいな。こんなに充実した2日目だったのね。ヒビノを初めて知ったのは彼がまだ学生だった頃にダンボールでスタジャンなんかを作る人というのでインテリア雑誌でした。それ以来、なんか気になる人ですよ。作品作りに参加だなんて楽しそうだね。手作りの袋がまたいい感じ!ツバメノートもナイスどす~。
もう1回ゆっくり読ませてね。
投稿: きょん | 2008年4月 7日 (月曜日) 18時55分
椿ちゃん
自分のアンテナって大切よね。
そのアンテナがピッピッピッとなることやモノを信じていくしかないもんね。うふ。
そうかぁ~、日比野さんは椿ちゃんにとってはオヤジなのかぁ~。
私にとっては永遠に少年のようなんだけどなぁ~。
それよりもお父さんが糸井さんだとするとお母さんは樋口可南子で、ってことは
お兄ちゃんがメガネの黒人で椿ちゃんは上戸彩‥な~んてことはないかぁ~
テレビの観すぎどす~
きょんさん
おばんどす~ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
仕事休んで何してんだ?と思うひともいるかもしれないし、確かに疲れはしたのですが、
心地よい疲れでしたよ~ん。
石垣は無事に出来上がり展覧会終了とともにすぐ撤去されたそうです。
明後日のために!ですね。
ツバメノートを見つけたときは「へへっ」と笑ってしまったどす~
投稿: 菊ちゃん | 2008年4月 7日 (月曜日) 19時48分
菊ちゃん、こんばんは~。
もうお花見は行ったけー。
日比野克彦がNHKの深夜番組「YOU」のパーソナリティーを
やってる頃、初めて彼の存在を知りました。
段ボール作品に驚いた覚えがあります。
私も日比野克彦の作品、好きですよ。
間近で見てみたいのだ~。
ところで、菊ちゃんさー、地獄温泉の看板の写真だけど
よくよく見たら カエルクンがいますねー。
やっぱりカエルに見えますよね。
私も街中でコレを見る度にカエルに似てるなーと
思ってしまいます。
投稿: なしごれん | 2008年4月 8日 (火曜日) 20時27分
なしごれんさん
こんばんわ~、雨ですねぇ
花見は毎年のようにブラブラと甲突川を歩こうかなぁと思っています。
できれば青いシートがない時間帯に~。
『YOU』懐かしいですね。糸井さんとか坂本っちゃんとか。
昔はNHKの受信料って集金のおじちゃんが来てたでしょ?
そのおじちゃんに『YOU』が大好きなの、と言ったら、
次の集金のときに『YOU』のステッカーを持ってきてくれて嬉しかった覚えがあります。
『未来少年コナン』のモノも何か貰った覚えが‥。
日比野克彦は昨年秋に霧島アートの森でも展覧会があったですよね。
またどこかの美術館に出かけたいなぁと思う今日この頃どす。
カエルはいつの日か緑色のが登場しないかと期待しているんだけどなぁ~。
投稿: 菊ちゃん | 2008年4月 9日 (水曜日) 22時46分