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2006年10月

2006年10月 6日 (金曜日)

ネコイラズ

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昨日(10月4日)はレディスデーで映画が1000円♪
観たい映画が朝一番と夕方から上映されていたので、夕方に出かけることにした。
遅めの昼食のおかずは鶏の唐揚げだった。
私んちはガスレンジのグリルを引き出して、そこにキッチンペーパーを敷いて 、揚げたものを置いて油をきっている。
揚げるのはそんなに多くないのでちょうどいい大きさなのだ。
そこには、「コレは夜、映画から帰ってきてから食べなさい」と唐揚げが数個残っていた。

昼食中に、隣りで食べていた母が「こりゃあぁぁぁーー!!」とイキナリ何かに怒鳴った。
みると玄関に口に唐揚げをくわえたネコがっ!
ちなみに私んちは何にもペットは飼っていない。
慌てたネコはジタバタしたあげく、唐揚げを捨てて玄関から出て行った。
母は近くにあったタオルを持って玄関の外に出た。
玄関の外からは、「こりゃあっっ!まだいたのねっっ!!」と母の怒鳴る声が聞こえた。
「もう来なさんなっ!(もう来るな!) しっしっ!!」とも云っていた。
母いわく、外にでてみたら、すぐ近くにキョトンと座っていたので、タオルをブンブン振り回して怒鳴り、それで逃げたけど、覘いていたから小石を投げて(当てないように、らしい)また怒鳴っていたらしい。

先ず云っておきたいことがある。
私はネコのアミグルミを作ったり、たま~にネコのヌイグルミみたいのも作ったりするし、それはとってもカワイイと思っているのだが、決してネコ好きではない。
だからといってキライというわけでもない。
とっちでもないし、正直いってどうでもいい、なのだ。
人参がキライとか、お酒が好きではない、というのと同じことなので、そのことでネコ好きの方から非難されることも、逆に私がネコ好きの方を非難することもない。
カッパのアミグルミも作ったりすることもあるが、カッパが好きかというとそうじゃないのと同じ基準なのだが、時々、「好きではない(特にネコ!)」ことに異常に反応されることがあり、困ってしまってワンワンワワンなことがある。

話は戻って、唐揚げ泥棒のネコなのだが、きっと母が怖くて当分は来ないことだろう。
玄関が道路に面していて、今の時季は少し開けて風通しをよくしているので、そこからネコがこんにちわ、とやってきて、いいニオイのするすぐ横の台所に行き、ガスレンジのグリルのところに背伸びをして唐揚げを頂戴して(クスネテ)玄関から出ようとしたら、母に発見されたのだ。

よく、動物が好きな人に悪い人はいない、とヌカス人がいるが、そうすると私んちはキライではないが好きでもないモノたちなので、ちょっと悪い人になるが、自分で云うのもなんだが私んちは 結構いい人だよぉ と世間では評判(?)だ。ホントに自分でいうのもちょっと恥ずかしいが‥。
「なんで飼わないの?カワイイよぉ~」と、困ったことをいう人もいた。
「飼ったら可愛くって、可愛がる人の気持ちがわかるよ」と云われても、そんな気持ちはわからんでいいので、お願いだからほっといてほしい。
それよりも「そんなことなんてどうでもいい」と思っている人がいることを認めてほしい。理解しなくてもいいので。
街を歩いていて、例えば可愛い格好で寝ているネコや変な顔のイヌの写真を撮ったりすることがたまにある。
だからキライではないのだ。何度も云うが好きでもないが‥。

っというわけで、またネコが玄関からこんにちわ、とやって来ても、母はタオルを振り回して追いやると思うし、私も「おりゃあぁぁぁ~!」と云って、シッシッとするだろう。
ネコが可哀想~と思う人もいるだろうけど、玄関の踏み台を飼ってもいないネコに爪を研がれて傷だらけにされている私んちも可哀想なのだ。
しかも、ネコは働いて唐揚げを買って返してくれないしねん。(^◇^)
  

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バスに乗って、アミュへ出かけた。
その前にダンケンに寄ってパンを買った。
最近のお気に入りは、小さい塩味バゲットと “ ブツブツ君 ” と呼んでいるグリンピースのパン。
映画を観ながら食べるパンももちろん買った。オリーブが入ったパン♪
 

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観たかった 『マッチポイント』 を満喫したあと、いつものようにテクテク歩いて帰った。
「ドアばさみ」も「アミュラン」も「切子の街灯」も「ネコの昼寝」も同じ視線の写真なんだけどなぁ。
そんなことをチョびっと考えながら。
でも鼻唄を歌いながら♪

*おまけ*

5_4 ←愛し合う二匹の昼寝

クリムトの『接吻』みたいでしょ?違うか。(^◇^)

 

2006年10月 2日 (月曜日)

本人の人々

1_50 『本人の人々』 南伸坊 著

私はある意味、南伸坊を尊敬していると思う。
尊敬という言葉に広~く解釈が許されればの話だが。
実際、「尊敬する人は?」という問いには、「辰巳芳子さん」と答えている。
本当の意味で尊敬しているから事実なので。
んぢゃ、南伸坊のことは本当には尊敬していないのか?というとそうではないのだ。

バカバカしいことが楽しいようでなければ人生はつまらない、と教えてくれたのが南伸坊なのだ。
っというよりも、南伸坊の本を読んでいると、世の中つまらないことなんてないんじゃないか?とさえ思うのだ。
20年くらい、愛読しているのだが、全部読んでいるかというとそうでもない。
書店で気がついたら買う、というスタンスなので、読んでいない本が何冊もあるがあまり気にしていない。
しかも、南伸坊の本は書店の棚にいつまでも置いてある本ではなく、すべて文庫化されるわけでもない。
そんな私でも見逃さないシリーズがこの本人になりきって写真を撮るやつだ。

これはいわゆる『顔マネ』ではない、と南伸坊は云っている。

昔から「ヒトの身になって」考えよという。なかなかそうは
いかないのだが、それは人々が「ヒトの身に」ならないからだ。
私は文字通り「ヒトの身」になってみようと思った。・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・私は、さまざまな本人になってみた。
そうして、その本人の身になって文章を書いたのである。
身になったまま、書くのがのぞましいが、実際は本人の身に
なった写真を、鏡を見るように「見ながら」本人としての言葉を
つむぎ出す、という手順になったことが多かった。

なので、この本のなかの文章は南伸坊が書いたかもしれないけれど、あくまでも本人の身になって書いた文章で、読んでいくと本人自身よりも本人かも、とさえ思えてくるから不思議なのだ。

Photo_119 鳥越俊太郎(ジャーナリスト)

Photo_120 松井秀喜(大リーガー)

Photo_121 加藤紘一(政治家)

Photo_122 ディビット・ベッカム(サッカー選手)

「ソックリ!」と思うヒトもいれば、「なんじゃコレは?まさか‥」というヒトもいるだろう。
目を細めてみるとなんとなく‥似てるかも‥というのももちろんある。

Photo_123 キアヌ・リーブス(俳優)
例えば、コレはキアヌでは絶対ない!はずなのだが、でもかなりツボは押さえているのだ。見ているうちに「もしかしてアリかも‥」とさえ思うくらい。

Photo_125 村上龍(小説家)
この村上龍はかなり失礼といえば失礼だ。いや、他のも失礼なのがあるけど。
だけど似ているよねぇとニマニマしながら見てしまう。
ちなみに、小倉久寛でも太ったヒビノでもない。

そんな私が一番ツボにハマッたのが次の本人さんだ。

Photo_126 手嶋龍一(NHKのひと)
わかるヒトにはわかる、とはこの写真のことなのでは?と思うくらい、どツボだった。
このヒトになろう、と思った南伸坊に拍手を送りたいくらいだった。

他にもいろんな本人の人々がいるのだが、試しに私の母(79歳)に写真だけ見せて「コレ誰?」と聞いたところ、7~8割方、本人の名前を云ったのだ。
なかには「うんにゃ、○○××はこんなヒトじゃない!」というのもあったが‥。
南伸坊が素晴らしいのか、母が素晴らしいのかはわからないが。

森鴎外は、「なんでもないことが楽しいようでなくてはいけない」と云っていた。
「退屈は人間の恥」とさえ‥。
実際は楽しいことや面白いことばかりの生活なんてありえないのだが、楽しいことや面白いことのある生活はいくらでも出来る。
そのための自分のアンテナを信じて、時々はメンテナンスをして、ピピピッと発見するのだ。自分のために。
南伸坊の本を読むとヘラヘラ笑って元気になる。
楽しいことはいいことだなぁってネ。

311 だからって‥。

自分は本人にはなれないので、本人のなかへドッキング!
あくまでも昔のプリティ・リトル・菊ちゃんってとこが乙女の恥じらいっていうの?
そういうことにして~。(-_-;)ヾ ポリポリ

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