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2007年8月13日 (月曜日)

こんこんちきちん♪ 京都 ①

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夜8時過ぎに京都駅に着いた。
地下鉄に乗り換えて四条駅で降りて、仏光寺通口でMちゃんと待ち合わせ。
久しぶりぶりっ♪( ̄▽ ̄)ノ″

Photo 地下鉄京都駅のロッカー

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その夜は、祇園祭の山鉾巡行の前夜、宵山だったので、四条通りと烏丸通りが歩行者天国でズラ~ッと縁日状態でものすごーーい人出だった。
例えれば、照國神社の六月灯が10倍くらいになったカンジ。もっとかなぁ。
ちょうど日程が祇園祭と重なったと知ったのは、旅行に出る2週間くらい前で、正直そのときは、「よりによって暑くて人が多いときに‥」と思ったのだが、いざ行ってみると私は人ごみが平気だった、と気づいた。逆にワクワクするくらい。
いなかに一人でポツネンと取り残されるよりは、街で人ごみのほうがいいのだ、きっと。

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駒方提灯に灯が入り、鉾や曳山では祇園囃子がこんこんちきちんと奏でられていた。
「はぐれたら、最初の待ち合わせ場所の地下鉄の出口でね」と半分冗談でMちゃんに云ったのだが、案の定、気が付くとMちゃんが見当たらない‥(^_^;)
仕方がないので(?)、ゆっくりと眺めながら地下鉄の出口に行ったらMちゃんがいた~!

4 夜遅くまで、祇園囃子は鳴り続けていた。

Photo_5 カフェでモーニング

次の日、Mちゃんは朝9時から午後3時まで仕事だった。
なので、大丸近くのカフェでモーニングをしたあと、いったん別れて私は大丸前で山鉾巡行を見学!

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ちょうど、先頭の長刀鉾から見られるラッキーなポジションだったのだ~!

5 長刀鉾にだけ、人間のお稚児さんが乗っている
2_2 こちらは、お稚児さんのお友だちらしい(多分)
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行列が一時、停まると、お稚児ちゃんたちには、ササ~ッと折りたたみ椅子が運ばれて、立ちんぼにさせないのだ。
しかも、横についているおっちゃんがお扇子で扇いでくれるのだ。

20_2 人の高さくらいある車
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山鉾の飾りや、お囃子のひとたちが着ている浴衣の柄など、とっても素敵だった。

Photo_8 楽しかったワン♪   

2007年8月 9日 (木曜日)

台風一過

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大きい台風が南から近づいていて、電車が動くうちに名古屋へ戻らなくては、と思い、帰りに松本に寄るのを変更して、まっすぐ名古屋へ戻った。
長野に行く前に少し時間があって、そのとき見つけたナゾの名古屋限定お菓子を自分ちと友人宅へ送った。
重くはないのだが、なにしろそれぞれが大きくてかさ張るのだ。
何度も云うが、重くはないのだが今は宅配は重さではなく箱の大きさなので、送料は一番高いのじゃあぁぁぁぁ~~(>_<。)ノ
いーや、お餞別貰ったから~。(ありがと~!)

そのお菓子はコレなのだ。
Photo_2 じゃあ~~ん!

写真には写っていないが、八丁味噌味キャラメルというのもあった。
八丁味噌味プリッツは以前からあって、友人知人の間では好評だったのだが、数年前からするとお菓子の種類がグ~ンと増えていた。
中でも一番のオススメはこれ!

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また、叔母か従姉に頼んで送って貰おうかなぁと思っているくらい。

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ちなみにコレは長野で買った、信州限定マーブルチョコレート。
りんご味よ~ん。

Photo_14 名古屋駅のツインタワー

台風が夜中から朝にかけて近づきそうだったので、明日の夜まで叔母宅でひとりの私は、名古屋駅にあるJRタカシマヤの地階に行って食料の買出しへ~~ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
地階1階で晩ご飯を買ったあとに、地階2階にあるフォーションへ明日の朝のパンを買いに降りた。
するとっっ!以前はなかったお店があるのじゃ~~~( ̄□ ̄;) !
それは、『メゾンカイザー』という美味しいパン屋さん。
小さいお店なのに、あっちほうまで行列している状態だったけど、美味しいパンのためならばっ、並ぶくらい平気なのだ。
っというわけで、15分くらい並んで、パン2個とキッシュロレーヌを買ってホクホク菊ちゃん♪
次の朝、食べたのだが美味しかったよ~~ん(@⌒ー⌒@)

2 台風一過の夕空

台風は次の日の午前中には通り過ぎていて、晴れていたのでお洗濯を2回した。
午後から四日市に奈良美智の映画を観に行こうと思っていたのだが、伊勢方面は徐行運転で映画には間に合わなさそうなので取りやめた。
ちょこっとだけザンネン(>_<)
夜には母が叔母たちと徳島から帰ってきた。
母たちは徳島の鳴門市にある『大塚国際美術館』へ行ってきたのだ。
広島の叔母がずっと応援している、オルゴール作曲家でギターリストでもある方のコンサートが大塚国際美術館のなかのシスティーナ礼拝堂を再現しているホールであったのだ。
名古屋発着の便は軒並み欠航しているのに、何故か徳島へは行きも返りも 飛んだのだ。
ただし、「伊丹へ降りることがある」という条件つきの飛行で、ほぼ、母たちの貸切状態。
さらに、小さいプロベラで揺れるので、席の前にあるエチケット袋(ゲロ袋)がひとりあたり3枚もあったらしい。

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次の日は、午後から叔母たちやいとこたちが集まって母の80歳のお祝いのお食事会なので、午前中に私は街へ出かけて松坂屋へ行った。
ちょうど、松坂屋美術館で 『福田平八郎展』 が開催されていたのだ。
数点づつは観たことがあったのだが、こんなにまとめて観たのは初めてで、とっても嬉しかった。
どこかデザインされたかのようにさえ感じる作品が多く、日本画という枠はせまくて広いと思った。
中には「これだったら私でも描けるかも」と云われそうな作品もあるのだが、実際描けるわけないのだ。
ゆるぎない基本が出来ているひとだけが描けるのだと思った。

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展覧会を観たあと、『キャトルセゾン』や『私の部屋』などを観たあと、またもや美味しそうなお店を発見!

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キルフェボンなのぉぉ~~♪
ここも数名並んでいたが、おひとりサマはこういうときにはすぐ座れるのだ。
どうせなら、ということで愛知店限定のタルトにした。

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一切れ、800円近くもするタルトを食べてスマンのぉ~~。
それもこれも、叔母が「使わないから」と云って、松坂屋の商品券をくれたから~♪( ̄▽ ̄)ノ″
もちろん、叔母んちへのオミヤも買いました~。商品券でぇぇ~。

そんな私が叔母んちへ戻るとみんな集まっていた。
そして、ごちそうと一緒にケーキがふたつも‥。

5 しかもひとつはタルト‥。
4 おめでとう~!
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名古屋の従姉は喫茶店をやっていて、そこの板さんがお寿司を握れるひとで、なかなか美味しかった。
なかでもタコのにぎりがトロリンと美味しかった。
みんなでワイワイと云いながらの食事はとっても楽しかった。
久しぶりにいとこたちとも逢えて嬉しかったなぁ~。

Photo_10 あんかけパスタ

ちなみに、その従姉の喫茶店はいわゆる“名古屋の喫茶店”で、モーニングには、近所のジジババたちが揃ってやってくる。
名古屋名物の「あんかけパスタ」も6種類もあるみたい。

Photo_15 地元の酒、『義侠』

兄に、日本酒を買った。生酒なので冷蔵庫に入るサイズの750ml瓶。
もちろん自分の分も~~♪
兄のもソコソコいいお値段なのだが、私のは兄の倍のお値段なのはナイショなの。
てへっ(。・_・。)

Photo_11 叔母んちから

お祝いも無事に終わったし、名古屋から京都も近いし(新幹線で45分くらい)、親友のいる京都へ行ってみようかなぁ‥‥

   

    

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っと、いうわけで、日も沈みかけたころ、叔母んちを出発して京都へ行ったのだ。

Photo_13 名古屋駅より

まだまだ続く、旅のはなしなのじゃ~。

2007年8月 2日 (木曜日)

湖のほとり

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鹿児島はずっと雨が続いていて、梅雨が終わる日が来るのだろうか?とさえ思うくらいのころ、母と私は名古屋へ出発した。
南のほうからは台風4号の足音を聞きながら‥。
飛行機が鹿児島を飛び立つときは、小雨まじりの天気だった。
それが、雲の上にくるといい天気だったのだ~!

4  雲の上を散歩なの

父が亡くなって1年もしないうちに仲良しだったおじちゃんも亡くなった。
そのふたりが仲良く雲の上で釣り糸を垂らしているんじゃないか、とフト頭のなかをよぎった。
現実にはありえないことさえ、手が届くところで起きるのではないかという錯覚みたいなものを感じながら、「パパ、楽しい旅になりますように見守っていてね」と雲のどこかにいる父にお願いした。

陽が落ちたばかりの中部国際空港【セントレア】に着いたら、叔父(名古屋の叔母のダンナさん)が迎えに来ていた。
着いてまず感じたことは「あ、涼しい」ということだった。
そして、叔父の車に乗って、ビックリしたのがコレ。
Photo 昼間撮影

バックミラーにおびただしい数の飾り‥( ̄□ ̄;) !
だ・だ・だいじょうぶなのかっっ?!
叔父の車で流れる音楽はいつも演歌。
しかも、そのとき練習中の曲がエンドレス~(ノ ̄━ ̄)ノ(ノ ̄━ ̄)ノ(ノ ̄━ ̄)ノ♪
セントレアから叔母の家までの1時間以上の間、同じ曲を聴きながらも疲れすぎていた私はぐっすり寝た。

Photo_2 名古屋駅前より

次の日、早朝に私は叔母の家を出発した。
母は叔父叔母と一緒に次の日に徳島の鳴門市に行くのだが、私はもちろ~ん別行動で、長野の諏訪湖周辺の美術館巡りをするのじゃ~~♪( ̄▽ ̄)ノ″
以前から行ってみたい美術館(童画館)があって、地理的に鹿児島からだと名古屋か東京に行ったついでじゃないと長野はちょっと無理なので、今回行ってみることにしたのだ。
はじめは、東京に行って『コルビュジェ展』が観た~い!と思っていたのだが、コルビュジェは10年くらい前に一度回顧展を観ているし、連休の多いときはイヤだし、他にも行くところもあったのでやめた。
コルビュジェだけ観て、長野へ行こうかなぁ、とか考えたのだが、そうせずに正解だったのだ。
なにしろ台風が下からやってきているのだ~。

Photo_3 ワイドビュー特急しなの

8時ちょうどの、しなの3号でぇ~、私は私はあなたから旅立ちます~♪

Photo_4 ひつまぶし巻きよ~ん

車内で名古屋駅で買った、『ひつまぶし巻き』を食べた。
これがあなた、美味しかったのだ~ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
ひつまぶしを食べるように、最初はそのままで、次は薬味(わさびなど)をつけて、最後はお茶漬けにして、ということで、わさびやお抹茶の粉までついていた。
でも車内で入れ物がないので、お茶漬けは無理で、わさびまで~。

2 塩尻で
Photo_5 乗り換えるのだ

正直いうと、別に特急あずさ号に乗らなくても、各駅停車でもよかったのだが、切符を買うときに何かの手違いで乗ることに‥。
目的の岡谷駅までは特急に乗っても各駅停車に乗っても、さほどかかる時間に差がないのだ。
でも、いろんな列車に乗られていいかなぁ~、っと。
以前は、主に西日本なのだが、いろんな列車に乗って、あちこちの美術館巡りをした。
NHK・BSで放映されていた関口知宏の列車の旅を見ていると、乗ったことのある路線が出てくるので嬉しくなるものだった。

Photo_6 岡谷駅に着いたワン!

Photo_7 駅から15分くらいの
Photo_8 イルフ童画館へ
2_2 コレって金平糖かな?それとも、モヤっとボール?

イルフ童画館は、大正から昭和にかけて、『コドモノクニ』や『キンダーブック』といった児童向け雑誌の挿絵などで活躍していた、武井武雄の作品を紹介し、それと供に「童画の世界」を広く発信している日本童画美術館。
私はもちろん、リアルタイムで武井武雄の作品に出会ったわけではなく、絵本よりも漫画で育った世代なので、大人になってから知った作家なのだ。
岡本帰一や初山滋といった作家と同じように、「なんだか懐かしく、そしていとおしいカンジ」で気になっていたのだが、特に刊本を知ってから、ぜひ死ぬまでに一度、ここイルフ童画館に行ってみたかったのだ。

Photo_11 Photo_12
エレベーターや階段のモビール、そして館内になにげなく置いてある椅子やテーブルまで、武井武雄のイメージを損なわない配置だった。
このモビールは持って帰りたいくらいで、この小さいサイズが売っていたらいいのに、と思った。

Photo_13 そして、刊本コーナーへ!

『本の宝石』と云われる造本芸術の世界なのだ。
観ていて背中を電気がビビビッと走るようなカンジや胸がプワ~ッと熱くなってくるカンジで、本当にフラ~と眩暈を感じたくらいだ。
さらにその本たちを保管する箱というのがいくつもあって、それがまた素晴らしいのだ。
刊本のお部屋であたし、ちょっと目頭が厚くなって、いつまでも観ていたいと思った。
以前、静岡にある『芹沢蛙介美術館』で刊本を観たときに、涙が溢れてしまったことがあったのだが、今回はそれ以上の打ち震える感動だったような気がする。
本当に来てよかったよぉぉぉ~と。

Photo_15 ラムラム王が案内するコーナーもある
Photo_29 トムズボックスから復刊された本たち
2_6 ハツメイハッチャン

ミュージアム・ショップでハガキや冊子を買った。
上の写真のは、戦前の新聞に掲載されていた四コマ漫画をまとめて復刊されたシリーズ。
東京・吉祥寺にある『トムズボックス』から発刊されたこのシリーズはどうしても持って帰りたかった。
とってもキュートな絵なのよ~ん。グリグリしたくなるくらい。
他の本は重たそうだったので、HPからの通販でこ後日取り寄せようかなぁと思う。

Photo_16 喫茶室にて

イルフ童画館がある岡谷市のすぐ近くにあるのが諏訪湖だ。
諏訪湖周辺は美術館が点在していて、いい機会なので、夕方、旅館に行くまでの道程で何箇所か巡ってみることにした。

Photo_17 ハーモ美術館

アンリ・ルソーと素朴派の画家たちのコレクションの美術館。
中に入ると、面白い展示のしかたで楽しかった。
お金持ちの大きなお家に来て絵をみているカンジ。

Photo_18 2階でいったん外に出るのだ

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   2階の通路から見た諏訪湖

Photo_20 北澤美術館

ルネ・ラリック、エミール・ガレ、ドーム兄弟、といったアールヌーボーからアールデコのフランス近代ガラス工芸の、世界的にも屈指のコレクションを誇る美術館。
私は、ガレもラリックもそれぞれ大きな展覧会を見たことがあるので、それほど感動するかなぁと、ちょっぴり思いつつ見始めたのだが、そんなことは忘れてしまうくらい素敵な作品たちだった。
有名な「ひとよだけ」もさることながら、昆虫をモチーフにした作品がとっても好きだった。
展示室内はフラッシュをたかなければ撮影OKなのだが、誰も撮影しておらず、ものすごーーーく勇気を振り絞ってお気に入りのを一枚だけ撮った。

Photo_21ウットリ (*^_^*)

展示室のガラス作品はガラスの持った温かさがあるものが多く、説明してくれる学芸員のお姉さんも優しかったのだが、入口受付やショップのお姉さんたちは、揃いも揃ってガラスの持った冷たさを再現しているかのようなのが気になった。
世の中には「ひとに優しくしたら損!」と思っているんじゃあないか?と感じられるひとがたま~にいるが、まさしく、そんな印象だった。
諏訪湖周辺の美術館のなかではダンドツの入場者があると思われる美術館だと思うのだが、もったいないことだ。
っと、いっても、けっこう美術館って受付が冷たい応対のところが少なくなく、以前、働いていたころは、よその美術館でそういうことを感じるたんびに「自分も気をつけなくちゃ」と思ったものだった。
美術館に限らず、どんな場合でもそうだよねぇ、と感じながら、すぐ近くにある美術館へテクテク。

Photo_22 サンリツ服部美術館

ここでは、ちょうど『よみがえる源氏物語絵巻~平成復元絵巻のすべて』展が開催されていた。
NHKの特集で何度か見ていたので、ラッキー☆と思った。
国宝『源氏物語絵巻』のデジタル写真と、平成復元模写、そして江戸から現代までの模写もあわせて展示してあり、平成とその前の復元模写の違いもよくわかり、なかなか興味深かった。
それよりも私が感動したのは、復元模写とは別に九百年のときをえた国宝の今の状態をそのまま模写する、という作業もあるということだ。
褪色や剥離もそのまま模写しているのだ。
こちらもかなりの根気のいる仕事だと思う。
思いがけずいい展覧会が見られて好かった。

Photo_23 スワンバスに乗るのだ

鹿児島は最高気温32度、最低気温も25度、という状態で旅に出たため、私はノースリーブだった。
母が「長野は思ったよりも寒いよ」と云っていたので、薄いカーディガンはバッグのなかに入っていたのだが、鹿児島ほど冷房がガンガン効いていなかったので着ずにいたのだが、さすがに夕方になると「寒いかも」と思っていた。
そんなとき、旅館へ行くためにバス停で待っていたら、地元のおばちゃんが自転車を停めて私に云った。
「暑いの?」
なので、「いえ。寒いのでカーディガンを着ようと思って~」と云ってバッグから取り出して羽織ったら、おばちゃんは安心したらしく、
「よかった。暑いのかと思って」と云って、自転車で去って行った。
そうなのだ。ここ諏訪湖周辺はこの時期の最高気温は22~23度。
とぉ~っても涼しいのだ。高原が近いので空気もサラサラ~。
本気で「夏はやっぱり避暑地で過ごしたい」と思ったくらい。

Photo_24 ラルバ諏訪湖

今夜のお宿の『ラルバ諏訪湖』に着いた。
全部で8部屋の小さな温泉旅館。
とってもアットホームな雰囲気でお食事も美味しくて、しかも安いのだ。
一泊二食で6500円くらい。
諏訪湖周辺は温泉地でもあるので、どこもたいがいカケ流しの温泉だ。
周りには立派な旅館やホテルがあるのだが、調べていて「ここだ!」と、ビビビッときたのだ。
それは間違いではなかったと思う。
すべては「ひとなり」なのだ。
きっとリピーターも多いハズ。
私もまた諏訪湖に来ることがあったら、ここに泊まりたいと思う。

夕食までの間に少しだけ湖畔を散歩した。

Photo_25 足こぎスワンボート
2_3 袋をかぶった「かりん」

湖畔沿いに黄色い袋がたくさん付いた木が植えてあるのだが、これは「かりん」で、諏訪市の花だそうだ。
諏訪湖も昔と比べるとかなり水質が悪くなっているそうだ。
それをキレイな湖に戻そうと頑張っていると何かでみた。

2_4 鴨の親子
Photo_26 気になる「ボ~ト」の文字

次の日は、台風が近づいていることもあり、早めに名古屋へ帰ることにした。
スワンバスに乗って5分のところにある美術館へ。

Photo_27 原田泰治美術館
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開催中の展覧会

特に原田泰治に興味があったわけでもないのだが、見てみると案外面白かった。
台風が近づいていたのだが、ちょうど星野富弘の展示があったのと、雨が降っていた、ということもあり、お客さんが割りと多かった。
見ていて思ったのは、こんなこと云うのはひじょうに申し訳ないのだが、相田みつをとは違うなぁ、ということ。
もちろん、星野富弘のほうがうんといい。
それでも、私は旅の途中じゃなかったら、こういう美術館も展覧会もなかなか見ることはなかったと思うのだが‥。
館内全体に丁寧さが感じられる美術館だった。

Photo_30 八ヶ岳プリン

カフェは諏訪湖が一望できるのだが、あいにくの雨で湖と空がつながった状態。
美味しそうなパンが売っていて、帰りの車内で食べるパンを少し買った。

Photo_31 岡谷駅前のマンホールのふた

スワンバスに乗って岡谷駅に向かった。
諏訪市から岡谷市に入ると小さい道をバスが通る。
その町並みというか家々がなんとも趣きがあって好かった。
古い家がそのまま、というだけではなく、新しく建てたであろう家もイマドキの家でなく、昔のように作ってある家が多いように思えた。
私の住んでいる鹿児島市よりも小さな街なのだが、何か「大切にしているもの」を家ひとつひとつから感じられたのだ。
なんだかとっても羨ましかった。

2_8 Photo_32 3
                駅前のタイルいろいろ

そういえば、信州そばを食べていない、ということに気づいた私は駅近くの蕎麦屋で、ざるソバを食べた。
シコシコしていて美味しかったよ~ん。
でも、ちょっとつゆが濃くて塩っぱかった。
私は鹿児島の甘いしょうゆに慣れているのだ。トホホ‥(^_^;)

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今度は各駅停車に乗って塩尻まで行き、特急しなのに乗り換えて名古屋へ帰った。
その日の夜から次の日の夜までは叔母の家には私ひとりなので、台風にも備えなくちゃ、ということで、名古屋駅にあるJRタカシマヤに寄って、デパ地階でお買い物なのじゃ~!

久しぶりに美術館巡りをして、湖と自然のなかで深呼吸してきて気持ちよくなった私なのだが、デパ地階に行くとなんだかね、ワクワクしちゃうの。
「帰ってきた~!」ってカンジ。てへっ f(。・_・。)

2007年7月31日 (火曜日)

ふたりぼっち

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『誕生日は、この世に産んで、それまで育ててくれた母親に感謝する日です』

もう15~6年くらい前だったかもしれないのだが、淀川長治さんの本に書いてあった、その言葉を見てから、「そうだよねぇ、いい加減、誕生日だのクリスマスだの、誰と過ごすだの、イベントに一喜一憂するのもカッコ悪いような気がする。生きていれば、年に一度は必ずやって来るんだし、毎日、年に一度はやって来る誰かの記念日だ。だけど、プレゼントは嬉しいけっどー。」と
何故か思うようになり、誕生日に特別に何かしなくてもいいようになった。
でも、母に感謝の言葉を云えるようになったのは、ここ数年のことだ。

きっと誰もが、親から貰ったあふれるほどの愛を返せないまま親を亡くして、「何にも返すことできなかった」と感じるのだと思う。
よく、子供が生まれてから3歳くらいまでに、親はそれからの苦労に値するくらいの幸せを子供から貰う、という話を耳にする。
子供はそう思うことで、「何も返すことができなかった」気持ちを和らげているのだ。
そうでも思わなきゃ、後悔ばかりが押し寄せてしまうから。

「今年も元気に誕生日を迎えることができました。ありがとうございました。」
口に出すのはとっても照れくさい。
でもね、黙っていても分かり合えることって、そんなに多くないと思う。
まだ、20歳になったかならないかの頃、ありがとう、と、ごめんなさい、は声に出して云うものだと云ってくれたひとがいた。
今になって、そういうことを云ってくれたひとがいたことを本当に感謝している。
母は、「いいえ、どういたしまして~」と今年も笑いながら答えてくれた。

20074 春に甲突川沿いの桜の写真を撮るママ

私の誕生日のちょうど2週間後が母の誕生日だ。
母は今年で80歳になった。
自分のことだけではなく、今でも私のご飯を作ってくれて、お針子さんもしてくれる。
眼鏡は持っているのだが、たいがいのことは今でも裸眼でOKだ。
自分の足で買い物にも病院にも行く。バスにも電車にもひとりで乗って行く。
母くらいの歳になったら、今度はやはり周りが「元気でいてくれてありがとう!おめでとう!」と祝うべきだろう。
ふたりで静かに懐石料理でランチをした。とっても美味しかった。
旅行に良さそうな服をプレゼントした。
「こんなのが欲しかったのよ~」と喜んでくれた。

9人兄弟の長女で今でも弟妹たちから頼りにされている。
私が母の兄弟から可愛がられているのは、母あってのことだ。
その母の弟妹たち、私からすると叔父叔母たちが、母の80歳のお祝いをしたいから、というとこで、母を連れて名古屋の叔母宅へ行くことになった。
付き添い、という名のまさしく便乗して旅行しようというちゃっかり娘が付いてネ。

Photo さぁ!出発よ~ん♪

2007年7月18日 (水曜日)

ただいま!

Photo

台風も地震も微妙にすれ違って何事もなく帰ってきました~!

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