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2007年7月

2007年7月31日 (火曜日)

ふたりぼっち

075243

『誕生日は、この世に産んで、それまで育ててくれた母親に感謝する日です』

もう15~6年くらい前だったかもしれないのだが、淀川長治さんの本に書いてあった、その言葉を見てから、「そうだよねぇ、いい加減、誕生日だのクリスマスだの、誰と過ごすだの、イベントに一喜一憂するのもカッコ悪いような気がする。生きていれば、年に一度は必ずやって来るんだし、毎日、年に一度はやって来る誰かの記念日だ。だけど、プレゼントは嬉しいけっどー。」と
何故か思うようになり、誕生日に特別に何かしなくてもいいようになった。
でも、母に感謝の言葉を云えるようになったのは、ここ数年のことだ。

きっと誰もが、親から貰ったあふれるほどの愛を返せないまま親を亡くして、「何にも返すことできなかった」と感じるのだと思う。
よく、子供が生まれてから3歳くらいまでに、親はそれからの苦労に値するくらいの幸せを子供から貰う、という話を耳にする。
子供はそう思うことで、「何も返すことができなかった」気持ちを和らげているのだ。
そうでも思わなきゃ、後悔ばかりが押し寄せてしまうから。

「今年も元気に誕生日を迎えることができました。ありがとうございました。」
口に出すのはとっても照れくさい。
でもね、黙っていても分かり合えることって、そんなに多くないと思う。
まだ、20歳になったかならないかの頃、ありがとう、と、ごめんなさい、は声に出して云うものだと云ってくれたひとがいた。
今になって、そういうことを云ってくれたひとがいたことを本当に感謝している。
母は、「いいえ、どういたしまして~」と今年も笑いながら答えてくれた。

20074 春に甲突川沿いの桜の写真を撮るママ

私の誕生日のちょうど2週間後が母の誕生日だ。
母は今年で80歳になった。
自分のことだけではなく、今でも私のご飯を作ってくれて、お針子さんもしてくれる。
眼鏡は持っているのだが、たいがいのことは今でも裸眼でOKだ。
自分の足で買い物にも病院にも行く。バスにも電車にもひとりで乗って行く。
母くらいの歳になったら、今度はやはり周りが「元気でいてくれてありがとう!おめでとう!」と祝うべきだろう。
ふたりで静かに懐石料理でランチをした。とっても美味しかった。
旅行に良さそうな服をプレゼントした。
「こんなのが欲しかったのよ~」と喜んでくれた。

9人兄弟の長女で今でも弟妹たちから頼りにされている。
私が母の兄弟から可愛がられているのは、母あってのことだ。
その母の弟妹たち、私からすると叔父叔母たちが、母の80歳のお祝いをしたいから、というとこで、母を連れて名古屋の叔母宅へ行くことになった。
付き添い、という名のまさしく便乗して旅行しようというちゃっかり娘が付いてネ。

Photo さぁ!出発よ~ん♪

2007年7月18日 (水曜日)

ただいま!

Photo

台風も地震も微妙にすれ違って何事もなく帰ってきました~!

2007年7月11日 (水曜日)

Buon Viaggio !

      She

   一週間ほど留守にします。

   チャオ!

2007年7月 3日 (火曜日)

落ちつくところ

Photo

仲良しのSちゃんは私より九つ下で今は結婚して熊本に住んでいる。
なので、今は年に数回しか逢えないのだが、久しぶりに逢っても、昨日も一昨日も逢っていたようなかんじでいられる。

この間は、美容院で待ち合わせて逢った。
美容院でマッサージやトリートメントをしてもらうと気持ちがいい。
しかも、パーマをかけているのにサラサラになるのだ。
たま~に、自分にちょっとだけ贅沢なプレゼントをするのもいいよねぇ、と思いながら気持ちよくなる。
精神的に(髪の毛も)気持ちよくなったあとは、胃袋もキモチよく、ということで‥
最近のお気に入りの『ピッコロ・モンド』でディナーなの。

1 3 2
前菜なのれ~。生ハムは切りたてでとぉ~ってもヴォーノ・ヴォーノ☆

   Photo_2 Photo_3
    魚料理と肉料理。鴨肉が美味しかったワン。

Photo_4 Photo_5
2種類のパスタとデザートとエスプレッソ

   

以前、近くで働いていたこともあり、城山界隈をブラブラするのも好きだ。
博物館の入り口には、現在開催しているテーマにあわせた巨大なオブジェ(?)がある。

Photo_7 このときは『てふてふ』

Photo_6 なので巨大な蝶々や
Photo_8 巨大なトンボや
Photo_9 巨大な蛾がいた。

これ、って毎回誰かが作っているんだよねぇ、と考えると楽しい気分になる。
そんな気分でテクテク歩いていると、カフェの看板をみつけた。
昔、『木の上のテラス』があったところがスィーツカフェになっていた。

2_2 美味しそう~~♪
1_2 盛り付けもラブリーどす~。
4_4 タルトが何種類かあった。

お菓子教室もしているそうだ。
お一人サマでも、お二人サマでも心地よさそうなカフェだった。

  

マッサージに行ったときは、よっぽどでない限りテクテクと1時間以上かかって歩いて帰る。
途中、どこかのカフェに寄って休憩するのも楽しいし、いろんなお店を覗くのも楽しい。
川沿いを歩くのが好きで、涙が出そうになることもある。
暗くなったときの水面にうつる明かりを見ながら橋を渡るのが好きだ。

誰しも、『落ちつくところ』があるだろう。
それは、場所だったり、モノだったり、人だったり、それぞれとある。
私は表立って、いわゆる『癒し』を表現したり、それを求めたりするのはあまり好きじゃあない。
何にしても、「知らず知らずに」というほうが好きだ。

そんな私も誰かの『落ちつくところ』になっていることがあるのか。
いや、本当はそんなことはどうでもいいのかもしれない。
大好きな寺田寅彦が云っていたことがある。

   「ある問題に対して『ドーデモイイ』という解決法のある事に
    気づかぬ人がいる。何事でも、ただひとつしか正しい道が
    ないと思っているからである」

そうかぁ~と思いつつ、『落ちつくところ』のなかには、「落ちつくことば」もあるのかも、と思ったりもした。

そして、親友の住んでいる町へ出かけてみたいなぁと少し思った。

070629 マッサージのあとは、chibichibiのデザートセット!

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