母が大量に食材を買ってくることがある。
たいがい、叔母たち(母の妹たち)へ送りものをするときだ。
今回は新タマネギがたくさんあった。
しかも、一袋(25~30個くらい)でなんと300円!!
それと格安のイチゴを4パック。
っということで、週末、私はずっと台所にいたのだ。
『Hawaiian Slack Key Guitar Masters』
土曜日の午後ということもあってか、軽やかなハワイアンギターを聴きながら、イチゴを洗い、
ヘタを取り、四つに切っていった。
鍋にイチゴと砂糖とレモン汁を入れて一晩置くのだ。
一粒づつ洗っていたのだが、母が仏壇に一日お供えしていたパックは半分以上が傷んでいて
「ゴメンねぇ」と三角コーナーへと。
気温が高い日は29度くらいあるのだから仕方ないのだが‥。
『BUENA VISTA SOCIAL CLUB』
大好きなブエナビスタを聴きながら、今度はタマネギを刻むのだ。
5個のタマネギを繊維にそって薄切りにしていく。
涙と鼻水が出るけど、ひたすら切った。
『赤い薔薇ソースの伝説』のようにおまじないをしても涙も鼻水も出る、と知った。
いや、ホントは知っていたけど、もしかして‥と思ってやってみたのだ。グスン( ┰_┰)
フライパンから溢れそうなタマネギ
段々と水分が出てくる
水分がなくなると少しづつ色づいてくる
←PACO DE LUCIA
パコ・デ・ルシアを聴きながら、一時間くらい炒めていた。
パコ・デ・ルシアはスペインのフラメンコギタリスト。
カウロス・サウラの映画『カルメン』はフラメンコはもちろん、パコ・デ・ルシアの音楽も素晴らしい。
また観たくなっちゃったなぁ~、と思っているうちに、フライパンのタマネギから甘~い香りがしてきた。
タマネギペーストの出来上がり♪
この日の夕食は、このタマネギペーストを使って作ったスープ。
カリカリのガーリックトーストを作って、スープの上にそれをのせて、チーズをのせてオーブンでこんがり焼いた、おなかいっぱいになるスープ。
サラダもあったが、メインディッシュはスープなのだ~。
美味しかったよ~ん(@⌒ー⌒@)
お気に入りのアルバムをMDに録れて、ヘッドフォン用のMDプレーヤーに小さいスピーカーをつないで聴いている。
ジャムを作る前の果物の下ごしらえや、鍋の近くを離れられない料理のときには台所にそれを持ってきて聴きながら作業をするのが大好きだ。
明けて、日曜日は午前中に、一晩置いていたイチゴを煮詰めてジャムを作った。
途中で大さじで3杯くらいのイチゴを取り出しておいた。
『LAKATOS NO MOVIES』
ラカトシュはフランスのジプシー・ヴァイオリン奏者で、この映画音楽のアルバムは心地よくてお気に入り。
中でも『マダム・ボヴァリー』のはウットリとして好きだ。
私は楽器では弦楽器が好きで、ギター、ヴァイオリン、チェロ、と聴くのだが、特に好きなのが
ギターだ。
いわゆるロックなギターではなくって、クラシックやシプシーなギターのほう。
しかも、なんとなく好きなのでくわしくないのが特徴(←いろいろ聞かんでくれ~ということね)。
そんな私のお気に入りの一枚が『Stephane Grappelli 1938~1942』というアルバム。
ギターがきっとジャンゴ・ラインハルトだよ、と教えてくれた友人が云っていた。
ちょっぴり『ギター弾きの恋』の気分~♪
→
すっかり、おフランス気分の私はコンフィチュール・ド・レ・オ・サレを作った。
なんじゃ、それ?というカンジだが、掻い摘んで云うとミルクジャムなのれ~。
ちょっぴりカッコつけて云ってみたのだ。
牛乳と生クリームと砂糖を煮詰めて仕上げにひとつまみの塩を入れて作る、練乳なのけ?みたいなモノ。
焦げやすく、固まりが出来やすいので、弱火でコトコト、混ぜ混ぜ‥と鍋から一時も離れられない。
この仕上げの塩が入ると入らないとでは味が大違いなのだ。
さらに、そこに大さじ3杯分のつぶしたイチゴちゃんたちを混ぜた。
小さい頃、イチゴに練乳をかけてガツガツつぶして食べた、あのイメージのイチゴのミルクジャムなの。
ヨーグルトやチーズではなく、焼いたパンにとっても合うと思う。
ただし、これだけは要冷蔵。クール便でしか送れまへん。2瓶しかないし~。
夕べの残りのタマネギペーストは‥
キーマカレーになったのじゃ~。
最初は甘いが食べていくと結構辛いのだ~。( ̄□ ̄;) HOT!
パンにのっけてチーズと一緒に焼いて食べても美味しいよ~ん。
また、ブエナビスタを聴きながらキーマカレーは作ったのだが、ブエナビスタを録音したMDはあまったところに『パリ、テキサス』のなかのお気に入りの曲が入っている。
週末のノルマ(?)を無事達成した私は、朝仕込んであった水切りヨーグルトを食べながら、それを聴いていた。
なんだか、帰ってきた、ってカンジ。
何故そう感じたのかはわからないのだが、私はもともと、根性とか努力とかいうものから遠いところで生きてきた。
なのに、たま~に「美味しくなるんだったらっっ(>_<。)ノ」と、柄にもなく頑張るときがある。
「手間隙惜しみません」状態になるのだ。
でも、基本的にグータラなので、夢だったんじゃないかなぁとさえ思うくらい。
見渡すと証拠品(ジャムやカレー)があるので、夢ではないらしい。
そして、いつのまにか、ずっと続いていた頭痛も治まっていた!
ブラボー♪
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