私たちが歩く理由 5月の旅 ⑦
おいしいランチでお腹いっぱいになった私たちは地下鉄の四条駅まで歩き、そこから二つ目の
丸太町駅まで乗って、京都御所に沿って烏丸通をテクテクと蛤御門のあたりまで歩いた。
お目当ての神社がその向かいあたりにあるのだ。
足腰の痛みにご利益がある神社があると聞き、これは行かねば!とやってきたのだ。
狛犬の代わりにイノシシが『あ・うん』とたっている。
足腰の痛みだけではなく、長距離短距離のランナーが試合前にけっこう来るそうだ。
お参りしたあとに、お守りを買って、境内を見学した。
ちなみに、ネコは友人宅から持ってきたのだが、友人は
「似たようなのを作って鹿児島からわざわざ持ってきたんだ~。ご苦労なこと~」と
思っていたらしく、「あなたの部屋から持ってきたのよん」というと、
「いつの間に~」と云いながらネコを持ってくれた。
「もっとネコを外へ持ち出して京都の街と一緒の写真を撮ってよ~」という私の切なる願いは
あまり聞き入れてはもらえないもよう~。ショボ~ン。
これが君が代の「さざれぇ~いしのぉ~♪」
手水もイノシシ
一緒におならプ~にゃの
いつも思うのだが、お寺と比べると神社ってポップなかんじがするのだ。
この神社もそう。少し楽しそうなのだ。
なので、つい、ごぶれさぁ(鹿児島弁で「ご無礼様」)なことをしているようなそうでもないような‥。
神社を出て、来た道を戻っているとウワサのカフェがあった。
おかきの播磨屋のフリーカフェで、フリーということはタダ、無料ということで~、
トイレ休憩もかねてちょっと覘いてみることにした。
ビルの2階にあり、中は広々としたかんじだった。
席が空いているかなぁと思っていたのだが、ちょうど少し席が空いている時間帯だったようでよかった。
普段は満席のことが多いようで、新型インフルエンザの影響で観光客が少なかったのが幸いしていたのだろう。
ドリンクは5~6種類くらいあった。おかきも同じくらい。
ドリンクはお替り自由だが、おかきはお替りナシの1回きりなので、ちょっと寄ったつもりが
ついつい全種類取ってしまうのだ。
おかきを食べて、ほうじ茶飲んで、喋って、トイレに入って、ほうじ茶お替りして、
おかきを食べて喋って‥とフリーカフェを満喫した私たちだったのだが、
これがあとあと腹にズドーンと重く圧し掛かるのだった‥。
播磨屋ステーションのサイトはこちら→ ☆
食べた分は減らさねば、おいしい晩ご飯は食べられない~というわけで、
またテクテク歩き始めた。
この辺りはレトロな建物も多かった。
特に気になったのが‥
数年前までは、大丸のイベントなどここで開かれていて中に入ることができたらしい。
前日に行った大山崎山荘と同じような造り(チューダー様式)のようだった。
中の家具もすっごくいいらしい。
また公開してくれないかなぁ~。
同じく烏丸通沿いにはステキな教会や学校(女子高?)もある。
丸太町駅のあたりで曲がり、丸太町通を東にテクテクと歩いていると、
友人が時々行くらしい雑貨屋さんがあり、そこを覘いてみた。
アンティークの漆器を扱うお店を覘いたあとに、寺町通に入り下っていった。
お茶の一保堂や骨董品屋さんがあり、ブラブラを歩いていても楽しいのだ。
『紙司 柿本』という紙モノを扱うお店があり、そこで少々お買い物。
歩けば歩くほど、お腹のなかでは餅米が膨らんできているようなかんじがしていて、
気になったカフェがあってもお腹いっぱいで入れないのだ。
私たちはけっこうな距離を歩いているのだ。
腹を減らすためには歩くしかないのだ~~
地下鉄でいえば、3駅分くらい歩いたので、夕方になる頃には腹も減り、ノドも乾いてきた。
友人の部屋の近くにできたというお菓子屋さんへ寄り、部屋に帰ってから食べようね、と
ケーキを買った。
夕食のお目当てのお店が定休日で、「あ~ぁ」となっていたところ、
最近できたらしい洋食屋さんをみつけた。
「どうかなぁ~」と思いつつ、入ってみたのだが、失礼な言い方だが意外にも味はちゃんとした
洋食屋さんだった。
サラダ
前菜
山芋と京壬生菜のミニグラタン
鳴門金時とえんどう豆の冷製スープ
おいしいのだが、ここにきてまたおかきの影響がでてきて、
メインが来る前になんだかお腹いっぱいなのだ。
いや、私たちってきっと食が細くなったのかも~、昔の自分たちからすると~。
メインはそれぞれ違うものを頼み、もちろん半分づつなのだ。
ちなみに、これにご飯がついてきた‥。
滅多に残さない私たちもさすがに少し残した。
おいしいのに、おかきの餅米がこれでもかこれでもか、とお腹で膨らんでいるのだ。
トホホ‥
さらにすっかり忘れていたのだが‥‥
小さなアップルパイとほうじ茶のシャーベットだった。
もちろんコーヒーも付いている。
これで、1980円はかなりお手頃だと思った。
お腹が空いていれば‥‥。
お店から友人の部屋はゆっくり歩いても10分とかからない距離だったのだが、
またもやお腹いっぱいになった私たちは少しだけ遠回りして帰った。
部屋に帰り着くとバタンキュ~で、トドのようにゴロンゴロンとなった。
ちなみに、かわいいお菓子屋さんで買ったケーキは食べられるわけもなく、
次の朝、おめざとして頂いた。
ひとは食べるために歩くのか、と気づかされた(?)一日だった。
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