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2007年1月

2007年1月31日 (水曜日)

友を選ばば書を読みて。

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『ソーネチカ』 リュドミラ・ウリツカヤ著/沼野恭子 訳(新潮社)

私は翻訳ものが苦手だった。いや、今でも苦手だと思う。
面白いよ、と云われて買って読み始めて途中で止まったまんまの翻訳ものが数冊ある。
なにが原因なのかは自分でもわからないのだが、特にミステリーがダメなのだ。ミステリーは大好きなのに。
そんなことを友人たちに話したことがあった。
そのときに薦められたのが新潮社から発刊されていた“新潮クレスト・ブックス”だった。
「このシリーズだったら、菊ちゃんも最後まで読めるんじゃあないかなぁ」と云われて初めて読んだのが『朗読者』。
かなり評判になった本なのでご存知にかたもいるかと思うが、私も涙がじゅるると出てしまった。
それと本の装丁が素晴らしくて感動した。
BARでたまにバッタリ逢っていろんなお話をするお兄さんに、ちょうど持っていた『朗読者』をバッグの中から取り出して、「この装丁や造本が素晴らしいのぉ~」と説明したくらいだ。

それから、少しづつだけど翻訳ものも読めるようになった。
そんなある日、「菊ちゃんにオススメなんだよ~」と云われた。
「どうしようかなぁ~、今度のお給料日にでも買って読んでみようかなぁ~」と考えていると、ちょっと早いクリスマスプレゼントとして2冊のクレスト・ブックスが届いた。
とっても嬉しかったので、お気に入りの江戸千代紙でカバーをつけた。
先日、そのうちの一冊『ソーネチカ』を読み終えた。
静かに本を閉じるときの幸福感はいったい何だったのだろう。

帯やカバーに書いてあるコピーは、
「本の虫で容姿のぱっとしないソーネチカ。
  最愛の夫の秘密を知ったとき彼女は‥‥。」
「神の恩籠に包まれた女性の、静謐な一生の物語。」

内容は好き嫌いがあると思う。
感動したひとがエライわけでもなく、そうじゃないひとがいて当たり前だと思うのだ。
主人公のソーネチカは、世間でいうところの「勝ち組み・負け組」や損得で考えると、明らかに負け組みで損な人生かもしれない。
ひとによっては、「容姿がぱっとしないから私はこれで十分」ってことじゃあないの?と云うかもしれない。
しかし、所詮どれもこれも他人の眼からみたことなのだ。
それなら、精神的に豊かってことか?と考えるかもしれない。
誰しも心のどこかに「精神的に貧困」な部分を持っているから。
私はソーネチカはそんなことすら考えていないようにさえ思えた。
そんなひとの人生を小説とはいえ自分の引き出しに入れてしまったのだ。
賞賛もせずに、つきはなしもせずに自然に生きてきただけ。ただそれだけ。
自分はそんなふうには到底生きられないからこそ、この静かな余韻が心地よいのかもしれない、と思った。

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本でも映画でも音楽でもなんでも、すべてが気の合うひとなんているわけがない。
でも、ココロのずっと奥にある振り子がカチカチカチとなることがあって、それが好いふうに振動しあうことがある。
男だの女だの愛だの恋だのでは計れないもの。
いろんなひととのそんなものが少しずつでいいから増えていくといいなぁと思っている。

せぇの、って背中をポンと押してくれたSクン、ありがと。
風邪、早く好くなるといいなぁと遠く鹿児島の空を見ながら思った午後。

2007年1月29日 (月曜日)

日本のみなさんこんにちわ。

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前回、持っているハギレを紹介した。
正直いって “宝の持ち腐れ”状態でなかなかハサミを入れられないのだが、だからといって墓まで持って行く気もないので、少しずつ使ってはいるのだ。
以前、自分のために作った巾着コロコロバッグなど‥。
ほかにも少し作ったものがあるので集めてみた。

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この2つのトートバッグはそんなに古い布ではないのだが、家に前からあったハギレで作ったもの。
上のは大島紬で2種類の布ではなく左右の柄がくり返すパターンだったので、バッグの表と裏にしたのだ。
下のグリーンのは最初、真ん中の花柄はちょっとダサイ、と思っていたのだがバッグに仕立ててみるとあら不思議、案外OKなのだ。
ふたつとも同じ形で大島紬のほうは脇をつまんでいるだけ。
どっちも母や叔母たち世代向きだと思うのだが、大島紬のほうは結構若いひとも大丈夫かも、とも思った。
他に白紬で作ったり縞で作ったりした。

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左から大島紬、紫の古布、子供の着物の古布を使った携帯ケース。
持ち手は皮で片方が取り外し可。
大島は現代のもの。紫のはかなり古くてお店のかたが言うには昭和初期かもという話しだった。
子供柄のは向かって右側の布は小さい子供の着物を買ってほどいたのでたくさん持っているので、結構いろんなものに使っている。
とってもお気に入りの布。水玉ベースなのだ。

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その水玉を使ったのをあとふたつ作った。
これはそのひとつの裏表。
それぞれの右側のピンクの布はいろんなお花、玩具などの柄でかわいいのだ~。
でも、子供柄によくあるピンクや水色って色褪せやすく、シミも目立つので使える部分でこういう小さめのもの(携帯ケースなど)を作るのにはいいかもしれない。

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これは持ち手をそれまでの皮ではなく、布地でつくって、くるみボタンにかけるようにしたもの。
皮のはお値段も高めなのと、着物地には少し重たかったので、布地の持ち手にしてみたのだが、もっと早くこうすればよかった、と思った。
やわらかく仕上がってとっても好かったのだ。
小さい布は水玉のだが、大きめのほうはオレンジベースので、両方とも、それぞれ、菊と竹の柄にしてあるのだ。
これも、上のふたつのも底の鹿の子柄は現代の布。

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これは、少し古い帯をほどいて作ったバッグ。
きれいなサーモンピンクに丸型の文様が刺繍してある。
試しに作ってみたのだが、ちょっと普段には持てないタイプに仕上がった。
中布は最初の写真のバカボンのほっぺ柄のクルクル~。
帯だからまだまだ布があるのだ~。
今度は四角にしてみようかなぁ~。
ちなみに前、紹介した巾着の底のアップリケはこの布の刺繍部分。
Photo_300 ←参考資料

Photo_301 カゴバッグの口布

これも以前紹介した、かごに毛糸を編みこんでいったバッグだが、口布がお気に入りの水玉の布なのだ。
ちなみに中袋は羽織裏のチェック柄(ちょっとチャイナ風)。

他にもいくつか作ったのだが、写真を撮らずにあげちゃったり、プライベートシークレット(なんだそれ?)だったり‥。
すべては見せられない。なにもなくなってしまうのが怖いから。なんつって~。
今年は何を作ろうかなぁ~。ワクワク。

2007年1月25日 (木曜日)

ポップ&モダン

Photo_282 ラブ☆菊柄

古い着物のハギレをちょっとだけ持っている。
私が持っているのは、いわゆる『古布』というようなものというよりも『ボロ』に近いかんじ。
貴重なものではなく、日常的でお値段もリーズナブルなものばかり。
たまにどうしても欲しくて私にしては「高いが‥」と悩んで買うこともあるが‥。
私が特に好きなのは、子供の着物柄。
女の子のものが好きなのだが、時々、男の子のもので妙にグッとくるものがある。

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左のは羽織裏だったのかなぁと思う。
汽車や飛行機の間に『月のなかのウサギ』みたいな柄があったり水玉があったりして、
かなりそそられた布。
ただし、かなり古くシミや穴が多し。
右のは小さい男の子とサルとおもちゃ柄。
男の子のものは柄にチェックが入っていることが多い。
男の子の赤ちゃん用だったのかなぁ。

Photo_285 Paris

これも男の子のもの。リス柄なのだが、よ~く見ると「PARIS」の文字が‥。
おパリの公園でリスさんが遊んでいるイメージなのかなぁと思った。
昭和30年~40年の頃の子供柄には着物に限らず、よくリスさんが出てくる。あとバンビ柄ね。

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私はよく、中国雑貨屋さんに売っている針山、唐子ちゃんが手をつないで10にんくらいくっ付いたやつ、その唐子ちゃんに似ていると云われる。
だからというわけではないが、唐子ちゃんのような、丸々した子供の柄にも弱い。
もちろんこけしちゃん柄も。
こけしちゃん柄は今、すぐ手の届くところにないのでまた別の機会に紹介しようと思う。

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カタバミ柄やひょうたん柄も好きだ。
カタバミって少し和風クローバーみたいでしょ。
ひょうたんはおしゃれなひとの長襦袢や羽織裏によく使われているのかなぁと思ったりもした。

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たちばな柄も好きだ。カタバミといい、たちばなといい、図案化されたときがとってもキュートなところと楚々としたところが好き。
京都の平安神宮にはカワイイたちばなと桃のお守りが売っている。
機会のあるかたはぜひ手にとってみてネ。
器の柄も好きなのだが、これはあまりないのと、たぶん根強いファンがいるからだと思うのだが、なかなか安いお値段では出てこない。
右の写真のものも、ちいさいハギレ。

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壺の柄が少しあるというだけで買ったハギレ。
手触りからすると絹ではなく木綿っぽいかんじがした。
私は壺といい器といい、置物っぽい柄も好きみたい。

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そんな私の超・超・お気に入りの布!
たぶん、男ものの羽織裏と思われるカッコいい煙草柄。
色も茶と濃紺に薄荷色でお気に入り。
はじめて見たときからクラクラした。
値段も見ずに買ったので、またクラクラしたのだが後悔はしていない。

こういうハギレたちを眺めていると、日本ってこんなにカッコよかったんだぁ、と思う。
それに気がついたからこそ今、私のように買い求めて再利用したり、お気に入りのハギレを額に入れて部屋に飾ったりしたりするのだろう。
きっと、そんな今もカッコいいんだ。うんうん。

2007年1月23日 (火曜日)

ユーミンからユーミン♪

Kanariya UMINさんのイラスト

ずっと愛読している同人誌がある。
UMIN'S CLUB のUMIN(ゆーみん)さんの素敵な本だ。
最近はマンガの商業誌は全くといっていいほど読んでいないのだが、UMINさんの本は何かしら自分のなかの琴線にふれる部分があって読み続けている。
昨年出された『半夏生』はかなりビンビンと鳴っていた。
ほかにも素敵な本ばかりなので、気になったかたはUMINさんのHPをご覧になってほしい。

そのUMINさんから先日、CDを頂いた。
3年くらい前に松任谷由実、ユーミンのデビュー30周年を記念して発売された
『Queen's Fellows~yuming 30th anniversary cover alubm』だ。
出たときに気になってはいたのだが、こういうトリュビュートものは全部が全部好きなアーチストというわけではないことが多いので聴かずにいたのだが、聴いてみてビックリした。
もちろん多少の好き嫌いはあるが、かなりの完成度だと思った。

Queens カッコイイ写真!

中でもお気に入りは、大好きな『セシルの週末』をaikoが唄ったのとマッキーの『春よ、来い』と
田島貴男の『時のないホテル』。
どの曲もそのアーティストの曲になっていて楽しい。
井上陽水なんて、これってユーミンの曲だったけ?と思うくらいだった。
不思議ともともとの曲のイメージを壊すというものがないように思えた。
それってたぶん、唄うユーミンではなく作詞家作曲家としてのユーミンのクオリティの高さなのでは、と勝手に感じた。
私はサザンも大好きで桑田さんも大好きなのだが、他のアーティストが桑田さんの曲を唄うと
「あぁ、違う~!」と思いっきり感じる。
サザンの曲は桑田さんのあの声じゃあなきゃイヤなのだ。
たとえば、カラオケで唄うとしたら、私の年代だと昔だったら聖子ちゃんで、森高千里でプリプリでドリカムで竹内まりやなのだが、あんなに昔から聴いていてもユーミンを唄うことは少ない。
以前、何かの雑誌のなかでユーミンの歌詞を少し特集していたときのいろんなユーミンファンの有名人(ミュージシャン多し)のみなさんが云っていたことを思い出した。
当時、ドリカムの勢いがすごかったのだが、「ユーミンを超えた」と云われていたこともあった。
それでも、ドリカムの曲は聴いていたひとたちが、ある時期を過ぎると聴かなくなってしまうだろう、と。
そして歌唱力だけだったらもちろんドリカムのほうが上だけど、歌詞は今までもこれからもかなわないだろう、と。
(注意※私はドリカムは好きなのです。)
でも、それも30代くらいから上の世代かもしれないが‥。

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私は25年以上の間ユーミンを聴きつづけてきた。
それでも、以前ほど新しいアルバムには魅力を感じなくなってきたことも事実だ。
4~5年くらい前からは新しいのは買っていない。聴いてはいるが‥。
だけどファンであることには違いないと思う。
コンサートも数え切れないくらい行った。
でもアリーナサイズになってからはあまり行かなくなった。
もともと音楽を聴くのが好きで、いろんな衣装を観るのは好きだけど、いわゆる装置にはあんまり興味がないからだと思う。
ユーミンがアリーナサイズのコンサートになってから一度、普通のホールでのコンサートがあった。
そのときには久々に出かけた。
なんだか手の届きそうなところで聴けて楽しかった。
いつもに増して客の年齢層がやや高めだなぁと思っていた。
アンコールのあと、2回目のアンコールがあり、会場も明るくなり終了のアナウンスも流れた。
帰る人もパラパラ。それでも、拍手は鳴り止まなかった。
何かが観客をそうさせたのだ。
昔読んだ、くらもちふさこの『アンコールが3回』だぁ~とちょっとだけ思った。
少し経ってからユーミンが登場した。
「うれしいです‥」と涙ぐんだユーミンが声を詰まらせて云った。
そして弾き語りで『卒業写真』を唄った。
きっとずっと拍手をしていた人たち全員が歌詞と同じことをユーミンに感じていたと思った。
「あなたは私の青春そのもの」

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もしかすると、そのシーズンのコンサートはそうだったのかもしれないのだが、そういう思いが現役のミュージシャンのなかにもあるからこそ、『Queen's Fellows』が出来たんだなぁと思ったのだ。
ずっと聴いてきて好かったなぁと思った。
だって、このアルバムのなかの曲は全部一緒に唄えるんだもの。

ちなみに去年から私がやたらと聴いているユーミンのは荒井由実の頃のもの。
『海を見ていた午後』を聴きながらせつなくなり、『天気雨』のなかの「優しくなくていいよ、クールなまま近くにいて」という歌詞にときめいていた頃を懐かしく思い出しながら涙を流しているのだ。
(ちょっとウソ)
けっして懐古主義じゃあないけどね。
今があるからこそ、懐かしく思えるものがあることはシアワセなこと。
気になったひとは聴いてみてネ♪

2007年1月21日 (日曜日)

新年会で逢いましょう♪

Photo_274 韓国料理『幸』にて

夕べは、このシナプスブログで知り合ったひとたちとの新年会だった。
実際お逢したことのあるのはclusterさんだけで、あとのひとたちとは初めてお逢いした。
clusterさん、totto*さん、べにこさん、春さん、にょろさん、そして、カワイイお子ちゃまたち5人の計11人。
中央駅西口近くにある韓国料理の『幸』で美味しく楽しい時間を過ごした。

Photo_275 美味しい石焼ビビンバ

元々私は、最初はフレンドリーなカンジで間口が広く、何事もウエルカムに思われがちなのだが、案外、玄関まで入れといて部屋には入れさせないところがある。
ブログを始めたのは、昔コピーで作っていた冊子に書いていたような謎のコラムのようなものを書き綴っていければなぁと思っていたことが理由のひとつだった。
友達は自分のなかではもう十分なくらいいるような気がしていたし、あえてムリして作らなくてもいいかなぁと思っていた。

でも、いざブログを始めて知り合ったひとたちは、なんだかみんな楽しく誠実でそしていい意味で頭のキレがいい温かいひとたちばかりだった。
段々と歳を重ねていくと薄っぺらじゃあない新しい友達というのは、なかなか出逢えなくなってくる。
ましてや、結婚してない、子供もいない、となるとお母さんネットワークさえない。
あえてそれでもかまわない、付き合いをこれ以上広げなくない、という気持ちが以前はあったのだ。
正直言っていろんなことに対して少々面倒くさくなっていた。
だけどブログを始めてしばらくして気づいた。
それはかなり自分自身の奢った考えだったと。
ゴメンなさい。

昨日は本当に楽しい夜だった。
みんな思っていた以上に私よりもしっかりしていた大人の女性ばかりだった。
初めて逢ったのに初めてじゃないみたい。
どうしても知り合えたことに感謝の気持ちを伝えたくて、専属お針子(ママ)にもムリを云って、毎晩少しだけ夜なべしてプレゼントを作った。
家を出る30分くらい前に出来上がった。
間に合ってよかったぁ~。
気にいってもらえただろうか‥。
でも、お土産をいろいろ頂いたのだ!

Photo_276 べにこさんちのお漬物

母が「コレ美味しいのよ~ありがとう」と云って台所に持っていってしまった。
自分のものだと思っているらしい。

Photo_277 clusterさんちの豚みそ

ウワサの『さちのや』の豚みそなのじゃ~。
温かいご飯のなかにグリグリと入れて食べると美味しいよ~ん。

そして、前回のシフォンケーキが食べたい病のもとになった(?)、totto*さん手作りのシフォンケーキも頂いたのだ~!

Photo_279 ごちそうさまでした♪

二次会まで行って気が付くと12時くらいになっていた。
楽しい時間はあっという間に過ぎていくのだ。
また逢えるときがとっても楽しみ♪
ちなみに料理の写真がひとつだけなのは、みんな食べることに一生懸命ですっかり写真を撮ることを忘れていたのだ(>_<。) トホホ‥。

Photo_280 気になる看板発見!
Photo_281

歩いているときにコケコッコーな看板を見つけた。
今度、映画を観にきたときにでもちょっと歩いて買ってみようかなぁ~。

2007年1月18日 (木曜日)

シフォンケーキを求めて。

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totto*さんのブログを見てから、ムショウにシフォンケーキが食べたくなった。
私んちのオーブンレンジは高さがないので、膨らむケーキは作りづらい。
あぁ~食べたいなぁ~と思って、酒屋に行くついでに近くにある、mollyに行ってみた。
すると、定休日じゃあない日なのに臨時休業‥(-_-;) ううぅぅ~。
そうなると、さらに食べたくなるものだ。
次の日、マッサージに行った。
その帰りにテクテク歩いて、荒田にある『fu・fu・fu』へ寄った。

Photo_269 パインのロールケーキ

ゆっくりお茶をしようと思い、ロールケーキのセットにした。
散歩をの途中に、ちょっと休憩して読書をするのが大好き。
マッサージして肩と首のコリが軽くなって気分も好かった。
『fu・fu・fu』はトイレもお気に入り。
お店がいっくらオシャレでもトイレに入ってガックリくるときがある。
某百貨店も、もう少しトイレをどうにかしてくれないかなぁと思う。

Photo_270 帰りにはもちろん‥

Photo_271 シフォンケーキを買うのじゃ~!

シフォンケーキを買ってホクホク顔の私は、またテクテク歩き始めた。
途中、雑貨屋さんでスープカップを買った。
ちょっとポテっとした形だけどプレーンでリーズナブルなもの。
今度、キノコのスープを作ろうかなぁと思った。

Photo_272 2_121
3_45 4_22 

途中、公園で立ち止まってしまった。
なんだか影絵のような景色が広がっていたのだ。
まるでヘンゼルとグレーテルがでてきそうなカンジ。
ちょっぴりラッキーな気分♪

2_122 私の心臓の血管

お店のかたが、おまけにカットしたシフォンケーキにクリームとお豆をのっけたものがカップに入ったのをサービスにくださった。
買ったシフォンケーキは次の日に食べようと思っていたのだ。
ロールケーキを食べちゃったし。
でも、「本日中にお召し上がりくださいネ」と云われたのだ。
母はお腹いっぱいでいらない、って云うし、食べました、わたくし‥。
晩ご飯はサラダだけにしたしだい。

Photo_273豆乳と黒豆のシフォンカップ

友達にもよく感心されるのだが、私は昔っから、食べ物をおまけしてもらうことが多いのだ。
お店のひとに「この子にはおまけしてあげないと!食べさせないと!」と思わせるオーラがあるのかどうかはわからないが‥。
それが血となり肉となり、さらに肉となり肉となり‥‥‥。
みなさんありがとう~(>_<。)ノ

2007年1月15日 (月曜日)

私を育てたもの。

Dscf0029_1 昇ったり降りたり

私は読書家のように思われがちだが、それは間違いであーる。
読書家に見えるように振舞っているだけで、そんなにたくさんの本を読んでいるわけではないのだ。
何事も、どちらかというと広く浅く、そして少々偏って派なので、思ったよりもこだわりはない。
ただ、昔から雑誌は大好きだった。
あれほど好きだったマンガはあまり読まなくなったけれど、雑誌は今だにいろいろ読んでいる。
それでもだいぶ減ったが‥。
mc Sister や Olive、装苑、私の部屋、ふたりの部屋、そして、ビックリハウス!
水害でほとんどなくなってしまったけれど、今考えても、私にとっては宝物みたいな雑誌たちだった。

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これは、mc Sister から出たカードブック。
これは当時の第一線で活躍しているイラストレーターたちを起用していて、今見てもちっとも色あせていない。
昔、友達にカセットテープを作ってはレーベルを手作りすることに夢中になっていた。
そんなことを懐かしく思い出した。

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これは、Oliveで連載されていた藤坂のりこさんの手作りのお人形の本。
いまでも書店に行くと、お人形の本は数え切れないくらい出ているが、この本のなかのお人形よりラブリーなものを私はみたいことがない。
Oliveの連載から出た本で一番の宝物は『のんちゃんジャーナル』だったのだが、これは水没した (>_<。)グスン
『のんちゃんジャーナル』は少しだけ切り抜きがとってある。
紙なのでもちろん色褪せてくるが、内容は今でも新鮮なのだ。

Book 懸賞で貰った本

『イラストレーション』という隔月で出るイラストやグラフィックアートの専門誌を高校生のときからずっと購読していた。
たまに愛読者カードを送ると、かなりの確立でプレゼントが当たって嬉しかった。
100冊くらいはあったのだが、これも水没した。
でも、今までいっぱい楽しんだからいいかぁ~と思って、また愛読者カードを出した。
そのときに「水害で今までのはなくなったけど、またこれからも読んでいきま~す」みたいなことを軽く書いた。
すると、ある日、イラストレーションの編集部から電話が来た。

「いつも購読してくださってありがとうございます。失礼かもしれませんが、編集部で使っていたものなので新品ではないし、少しだけ切り抜いてあるところがあるものもあるのですが、ずっと愛読してくださったかたですので、お見舞いにもなりませんが、それを送らせていただきます。」

ビックリした。いったいどういうことなのか、わからないまま「は、はい」と返事をした。
すると、ダンボール何箱かに分けて入った100冊近い『イラストレーション』が送られてきたのだ!
今でもそのときのことを思い出すと涙が止まらなくなる。

あれから何年も経ち、昔ほど一生懸命に読まなくなってきたなぁと思った。
しかも、部屋の収納量にも限界があり、どうにかしなくては、と思うようになった。
ほかの雑誌や本は必要なところを切り抜いて捨てることができるが、『イラストレーション』だけはそんなことはできないし、してはいけないと思った。
ましてやリサイクルショップに持っていくことなんてできない。
そんなときに、ブラフィックデザイナーの友人に相談したところ、美術系の学校へ寄贈することができた。
少しでもアートを愛する人たちのもとへ旅立たせることができた。
私は今までい~っぱい楽しいことをこの本から吸収してきたのだ。
「ありがとう!」と晴れ晴れとした気分だった。

Photo_267 ペーパートイ

不思議なことがある。
大人になってから知り合ったひと、特に男性は「昔、ビックリハウスを愛読していた」というひとが多いのだ。
でも、なんとなくわかる~、とほくそえむ私だった(*^ー^*)

水害で大丈夫だった雑誌が数冊ある。
そのなかに、林真理子がパリのシャネルで服をオーダーしてしまったときの『装苑』があるのだが、何故かそれは捨てられない^_^;
なんでだろう‥。      

2007年1月11日 (木曜日)

嫁入り道具?

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以前、マイ・コレクションとして私の謎のコレクションを紹介したことがあった。
そのときに、すぐ届く場所に置いていないものは写真に撮れなくて紹介できなかったのだが、
今、少し手の届くところにあるので(片付け中)写真に撮ってみた。

Photo_252 2_117

電気ポットなのだ~。裏にも同じ絵柄。
コードをつなぐとちゃんと使えるのじゃ~。

Photo_253 何が入っているのかな~。
Photo_254 パジャマよ~ん。

これがウワサ(?)のサトちゃんパジャマなのら~。
フリーサイズと書いてあるが、私にとってはフリーではなく、ややタイト(T_T)
着て寝ると寝返りができなさそうなので、タンスのなかに大事にしまってある。
これは雑誌の懸賞で当てたのだ。えへへのへ~っ ヽ(^。^)ノラリラリ♪

2_118 サトちゃん&サト子ちゃん
Photo_255 新旧サト子ちゃん

真ん中のサト子ちゃんは少し前のタイプなので、やや下膨れで眼が離れている。
私はこっちのタイプのほうが好きだったなぁ~。

Photo_257 箸とレンゲ

お箸はプラスチック製少し長めで、レンゲは陶製。
サトちゃんがちゃんと中華っぽい帽子をかぶっているのだ。

1_97 サトちゃん以外のもの。

ケロコロやピョンちゃん、ゼリアちゃん。そして何故かカーネル。
ゼリアちゃんは友達の従妹で薬局グッズコレクターの子に貰ったのだ。

Photo_259 箱の中には!
Photo_260 サトちゃんトースター♪
Photo_261 中を覗くと‥

これは全くの未使用なので実際パンを焼いたことがないのだが、パンがサトちゃん模様に焼けるらしいのだ。
箱があったほうがいいと、北原さんが云ってたので箱の中に入れてしまってあるのだ。
といっても売るつもりはないのだが‥。

Photo_262 この箱は‥?

Photo_263 なに?なに?

Photo_265

じゃぁぁ~ん!!クロネコヤマトの宅急便のミニカーなのじゃあ~!
野郎ども、羨ましいでしょお~~?!(*^ー^*)ふふふ~♪
コレクションケース付だけど飾る予定はなし。
これは、たくさん宅急便を送ったひとが貰えるキャンペーンでポイントを貯めて貰ったのだ。
っといっても、送ったのは母で私は期間中一個くらい。
もちろん撮影後、すぐにまた箱にしまった。
だって北原さんが‥箱が‥。

友達に「菊ちゃん、コレを持ってお嫁に行くのぉ?」と聞かれたことがあった。
あ~、そんなことを考えたこともあったなぁ~と少々感慨深くなった今日この頃。
そして、ふっと遠くを見つめる菊ちゃんだった。

2007年1月 8日 (月曜日)

お家で新年会♪

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主治医に、あんまり外食しないように、と云われたのだが、時節柄どうしても多少は新年会があるのだ。
っと云うわけで、お家ですればいいんだぁ~と気づいた。
家で食べるのは私にとっては外食じゃあないから~。あったまイイ~(>_<)ノ

0701 卵のファルシーと白ワイン漬けのトマト

親友Mちゃんは、時々私んちに車を置いて仕事に行くことがある。
なので、仕事が終わったら私んちに帰ってくるのだが、夕べはその日にあたり、母を交えて3人で新年会をした。
友達の帰りが9時くらいになるので私はつい昼寝ならぬ夕寝をしてしまった。
メインの牛スジの煮込みしか出来ていないのに‥。
友達が帰ってくる10分くらい前にヌボッと起きだしてカルパッチョの準備をした。
でも大丈夫。野菜は切ってあったから~。

0701_1 鯛と帆立のカルパッチョ

卵のファルシーは簡単に出来るので、あとは作っておいたトマトの白ワイン漬けを器に入れて、カルパッチョと一緒にテーブルに出してカンパ~イ♪
comaちゃんのブログで書いてあったのを見て、今まで赤ワインでシロップを作っていたのを白ワインにしてみたのだが、こっちのほうがトマトがスッキリしていてよかった。
カルパッチョは仕上げに昨年イタリア展で買ったレモン風味のオリーブオイルをかけて、松の実と海苔を散らして出来上がり。
美味しかったのら~。

あとは、母が作った小松菜のすり流しや、焼きネギを入れた牛スジの煮込み(醤油と赤ワイン)やチーズ2種、そして友達が買ってきた穴子の巻き寿司と小さいお稲荷さん、プラス生の冷酒~。
写真は?というと今手元に古いデジカメしかなく、それが調子が悪くて、途中で撮れなくなってしまったのだ。(>_<。)グスン

私は大勢でワイワイというのよりも、気の置けない仲間と普通の音量での会話が出来るくらいの小さいワイワイが好きだ。
ましてや家でゆっくりテレビを見ながら、ナゾの辛口コメント(?)しながら飲んで食べるのは楽しいものだ。
後片付けはあるけどね。そのあとゴロン~。シアワセ~ヽ(^。^)ノラリラリ♪

今朝は私は休みだったので、友達にしっかり朝食を作ってあげることが出来た。
休日の朝にコポコポとゆっくりコーヒーを炒れるのは大好きだ。
特に今朝のように空気が冷たいときは湯気と香りが体にふわ~とやってきて気持ちがいい。
夕べ寝たのが3時半くらいだったので、友達を送り出したあと『新日曜美術館』を見て、また布団に戻って寝た。
なんだかお腹が空いて目が覚めたのは午後3時半。
いーんだ、いーんだぁ、一日中寝巻きでも~。
ちなみに、牛スジは軟らかすぎて肉がホロホロなってきたので、カレーに変身して夜に3人で食べた。
明日は残ったものがカレーうどんになる予定♪

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従兄が買ってきた『花の子ぶた』まんじゅう。
桜あんと抹茶あん。

2007年1月 6日 (土曜日)

珈琲で新年会♪

Photo_241 仲間発見!

きょうは、clusterさんとデート♪
長島美術館に 『ボローニャ展』 を観に行った。

Photo_242

あいにくの天気だったが、桜島は見えた。
天気がいい日は、桜島と市内が展望できるので、城山よりもオススメ。
 

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会場の外には、原画展の書き割りがあって顔をはめ込んで写真を撮るようになっていたので
もちろん撮った。
clusterさんに撮ってもらったのだが、clusterさんに「撮らないの?」と云ったら、
「いや、私はオトナだから」とノー・サンキュ。
こんなに楽しいのにぃぃ~(>_<。)ノ
 

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鹿児島出身の画家たちの胸像が並んでいるのだが、clusterさんは「どれもハナ肇に見える」と呟いていた。
かくし芸大会、好きだったのかなぁ~。
 

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たくましい腕のなかに抱かれるイヌ。

Photo_245 ベッキーな携帯発見!
Photo_246 テヅカモデルノがいっぱい!

クールなオトナのclusterさんの携帯なのじゃ~(◎□◎:)!!
本当は書き割りに顔をはめて写真を撮りたかったのかもしれない。

Photo_247 『明日の地図』へ!

Photo_248 大好き!カフェオレ

毎週日曜日の夜にはジャズの生ライブがあるので、皆さんも是非♪
(ワンドリンク付き・1300円くらい)

マスターの奥さんのしんこさんも交えて楽しいお喋りが出来て楽しかったぁ。
楽しい時間って、あっという間に過ぎてしまう。
っというわけで、美味しいコーヒーを飲みながらのプチ新年会。
本番はこれからだ!

Photo_249 みかんをかじるボク。

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