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2009年7月30日 (木曜日)

旅三昧

09042

5月の旅では出発したときには母と一緒だったのだが、帰ってきたのは私ひとり。
母は名古屋の叔母のところにしばらく居たのだ。
約3週間、私はひとり暮らしを楽しんだ、というか、帰ってきたら仕事もビジーなうえに旅行疲れも出てきて体調もイマイチだったので、できるだけ静かに暮らしていた。
なので友人に「ママがいないから遊びに来てね」というのもあえて云わずにいたのだ。
だって、うちに遊びに来られたら私が料理しないとなんないし~。
お部屋の片付けもしないとなんないし~。

Photo 由比町さくら海老通り(叔父と叔母)

誕生日も今年はひとりでひっそりとお祝いするべ~と思っていたのだが、わざわざ来てくれるひとがいて、仕方がない(?)ので少し料理をした。
が、しかしっ、旅行のあとデジカメの充電をするのをすっかり忘れていて料理の写真を撮ろうと
思ったけれどシャッターが押せないのだ~( ̄□ ̄;) !
ま、いっかぁ~、てことで美味しく食べて喋って楽しんだ。
昼間は姉が「ひとりで誕生日だから‥」とお寿司を買って置いといてくれた。
昼・夜とちょっとしたご馳走三昧。MOKUのケーキも食べたし~。
ちなみに友人がロゼのシャンパーニュを持ってきてくれて美味しくって少しヘロヘロになった。

その後、誕生日に買って食べた生ハムと鶏のレバーパテが忘れられなくて、また買いに行った。
シャンパーニュは高くて買えない(ってわけでもないがひとりだし~)、スプマンテの小さいサイズを買った。
一日では食べきれず、二日続けて食べた。
二日目は違うスパークリングワインのハーフサイズを買った。そして飲んだ。
土曜の夜だったので、少し酔っ払って気持ちよくなってそのまんま茶の間で寝ていたら、
気がつくと夜中の3時くらいでテレビだけが元気よく映っていた。

095291 誕生日の夜は右のサラダが‥
097 鶏の香味ソースかけだった

095293 パテと生ハムshine すんごく美味しいのぉ~heart04

お昼は、お惣菜屋さんで買ったり、お弁当を買ったりすることも多かったのだが、なぜか夜には
妙に頑張って何かしら作っていた。
母がいるときにはあんまりしないのにね。

Photo_3 富士山と河口湖(ママと叔母)

料理番組を見ていたら、バターも小麦粉も生クリームも使わずに牛乳とジャガイモのでんぷんだけでホワイトソースになっちゃう、というのがあり、「おぉ、これだ!」と思い、さっそく作ってみたら美味しかったのだ。
なので、また、頼んでもいないし誕生日でもないのにわざわざ友人がやってきたので仕方がないので作ってあげた。

097_2 ジャガイモとミートソースのグラタン
0973 美味しかったのだ~delicious

他にもカルパッチョやサラダも作ったと思うのだが食べたあとに「あ‥写真‥」と思い出したので、これだけは忘れまいと撮ったしだい。
母が帰ってきてからも、このグラタンや他に作ってみたものも作ってあげたら
「あら、美味しいがね」と喜んでいたもよう。
今度、パテや生ハムも買ってきて食べさせてあげよう、と思っている。
もちろん、スパークリングワインもね。(私しか飲まないが‥)

Photo_4 石亭にて(ママ)

そんな母は、約3週間何をしていたかというと、名古屋の叔母夫婦や岐阜の叔父夫婦と一泊二日の小旅行を何度も楽しんでいた。
河口湖のほとりのホテルでは富士山の見える露天風呂に入り感激し、桜海老づくしを満喫し、
岐阜の長良川の鵜飼が見える旅館で楽しみ、なんとか島やなんとか温泉へも行き、
蛍を見にいったり、バラ園に行ったりして、出かけては少し休み、
また出かけるというのを繰り返していたようだ。
名古屋を出発する前には従兄妹たち(母からすると甥姪)も集まり、
少し早めのお誕生会を開いてもらい、そのあと名古屋の叔母と広島へ行き、
広島の叔母と合流して高級旅館でご馳走を食べ、宮島へ行き、
瀬戸内ナイトクルージングをしながらおフランス料理を食べ、
最後は広島の叔母が母を博多まで連れてきてくれた。

私は博多まで母を迎えに行ったのだが、少し早めに行き、4月から福岡で生活している友人と
ランチをして、お店をブラブラと巡って一緒に博多駅まで行った。
友人にどうしても広島の叔母を見せたかったのだ。
なぜなら、母とソックリだから~。
母と広島の叔母は17歳も年の差があるのだが、本当にソックリで少し笑ってしまうくらい。
友人も待った甲斐があったようで「ホントにそっくり~~」と喜んで帰っていった。

Photo_5 宮島にて(ママ)

昨年の11月に母が脊椎を圧迫骨折したと聞いてから叔父や叔母たちは、もう母は名古屋や
広島に旅行に来ることはできないんだろう、と思っていたそうだ。
それが杖をついてはいるが自分の足で歩いてやってくると知り、喜んでくださった。
いろんなところへ連れていってくださり、美味しいものもたくさん食べさせてくださった。
本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱい。
母は帰ってきてからは少し足腰がまた痛くはなっているのだが、それはあれだけ歩いたので仕方がないそうで、また少しづつよくなってくれたらと思う。

ただ、母の持ち帰ったフイルム(自分で撮ったものと叔父が撮ったもの)をプリントしてみると
ヒジョーに残念なのだ。
っというのも、「カメラマン(私)がいれば‥」という写真が多すぎるのだ(-_-;)
美しいと思われる景色や美味しそうかもと思われる料理が「どこにピントを合わせたのか?!」と思う場所にピントが合っていたり、ひとを撮っているのに写真の半分が地面だったり、と残念でならない写真だらけ。
そんななか、「100枚撮れば一枚くらいはいい写真が撮れる」という見本みたいな写真があった。

Photo_6 ビュリホ~shine

2009年7月 7日 (火曜日)

Take me home  5月の旅 ⑧

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京都3日目の朝になった。
前の晩に食べられなかったケーキをおめざに食べた。
あとで荷物は送ってもらうので手荷物は来たときと同じで少なめにして、まずは朝飯を食うべ、と部屋を出た。
え?さっき食べたケーキは、って?!
あれは、あくまでも「おめざ」で、朝ごはんはちゃんと食うのだ。
私は朝ごはんはしっかり食べます派(?)なのだ。

Photo_2 いただきま~すdelicious

錦市場から横に入ったところにある喫茶店(カフェと書いてあったが)でモーニング。
これから祇園方面へ歩くのだ。しっかり食わねば~。

この日は、お昼過ぎには新幹線に乗って帰るので、近場のところへ、ということで、天井画が観てみたかった建仁寺へ行くことにした。
その前に行ってみたいお店を覘いてみようと思っていたのだが、どこもかしこも開店が10時半~11時でシャッターが閉まっているのだ。

2 祇園の街も朝は静かだ

友人が通勤のときに歩いているというところを歩いたので、いわゆる観光客がよく通る祇園の道筋から一本二本と外したところで、それが逆に趣きがあるようなカンジさえした。

Photo_3 着いたのだ~。
Photo_4 何門かは、わからず‥

事務所みたいなところを通って中に入ると目の前に『風神雷神』が現れるのだが、残念ながら本物の『風神雷神図屏風』は現在、京都国立博物館の収蔵庫に寄託してあるそうで、お寺にあるもの(入口近くにある陶板のものと書院にあるデジタル複製のもの)はレプリカだそうだ。
ちなみにもうひとつ奥に置いてあったこれも複製かな‥?

Photo_5 少し古めなかんじだワン

風神雷神と天井画のことばかり頭にあったのだが、中に入ってすぐのところにある小さなお庭を観て、「あ~~~~っっ!!」と声に出してしまった。
以前、『新日曜美術館』の京都のお庭の特集のときに紹介されていた、とっても気になるお庭があったのだ。
気になるとはいえ、すっかり忘れていたのだが‥coldsweats01
それは、『○△□の庭』。「まるさんかくしかく」ね。
写真に撮ってもあまりわからないカンジだったので、気になるかたは実際行って観てネ~。

         moon3 くわしくは建仁寺のHPへどうぞ→ クリック moon3

Photo_6 左にちょこっと写っているのが『○△□の庭』

2_4 2_2
お庭を見ているのだワン→ 2_3

方丈の中庭は『潮音庭』といわれるお庭で、「海の波の音」という意味のほかに、「仏の説法の声があまねく聞こえている」という意味もあり、仏の教えが渦をまいて大きく広がっていく様子がこの庭には表現されているとのこと。(気になって直接、建仁寺に問い合わせた)
こちらも、新日曜美術館で紹介されていたのだった。
思いがけず(すっかり忘れていたのにもかかわらず)、観てみたかったお庭が観られてラッキーだった。

       Photo_9 こちらのお庭も有名らしい
Photo_8 Photo_12
         Photo_10

新緑のまぶしいお庭を観たあとに、枯山水のお庭を観たのだが、静かに思える枯山水のほうが動きを感じるのが不思議だった。

2_5

奥へと行くと、天井画のある法堂へたどり着いた。

Photo_14 最初の写真のこちら

中にはお釈迦様の坐像が居られて、上を見上げると 小泉淳作の双龍図がこちらを見下ろしていた。
撮影はOKだそうで、小さくしゃがんで撮ってみたが、どうしても斜めに撮れてしまうので、以前、美術館の天井を撮るときに一番きれい撮れたときと同じように‥

Photo_15

床に直接仰向けに寝そべって撮ったのだ。
もちろん、お釈迦様には足を向けないようにね。
友人には「あなたのその姿を写真に撮っておきたい」と云われた。
が、撮ってはくれなかった。携帯のカメラが壊れると思ったのか?!

Photo_16 誰もいなくてよかった

建仁寺を満喫した私たちは、宮川町へと向かった。

Photo_17 小さな横筋に入って‥
2_6 奥へと行くと
Photo_18 そのお店はある

2年前のときには定休日でショボ~ンとなった『裏具』なのだ。
がっ!しかしっ!!開店時間が12時からぁぁぁぁ~~~。
私たちが行ったときにはまだ11時半~~~~~ shockオーマイガッ
開店まで待っていたら新幹線に乗り遅れるかもしれないのだぁぁ~~~~sweat02
どうも、店内の奥にはひとがいるようだった。
電話が鳴って出たのがわかったので~。
っというわけで、友人が店の前から携帯で電話をかけて、事情を話したら開けてくださったのだ~~~crying

Photo_19

店内にはステキすぎるハガキやレターセットなどがたくさんあり、ウットリ菊ちゃん。
買うのはもちろん自分用。
気になるかたはお店を探してぜひ行ってみて欲しい。
お店のある宮川町はとっても雰囲気のあるところなわりに観光客は少ないのでオススメなのだ。

四条通に戻り、和装小物の『井澤屋』で母や叔母へのお土産を買い、バスに乗って京都駅へ行った。

Photo_20

乗る新幹線を30分くらい後に変更して、車内で食べるお弁当を選ぶために地階食品売り場をキョロキョロ~。
どれもこれも揚げ物が入っていて、少しヘビーなかんじがしたのと、ちょっとくらいお値段が高くても京都っぽいのが食べたかったので、京懐石のお店のお弁当にした。
もちろん食後のデザートもコーヒーも買った。

乗車時間が近づいてきて、友人ともお別れのときがきた。
前のときと同じように改札口を挟んで手を振った。
ポカンと寂しくなる。
ふるさとから離れた街で夢を持ち、その夢に向かって頑張っている友の姿に励まされ、何よりも楽しい3日間だった。
鹿児島にいたときに、こんなに長い時間一緒に過ごしたことがあっただろうか。
新型インフルエンザの影響で友人が思いがけず連休が取れてよかった。
3日間ずっといっしょに歩いてくれてありがとう。

Photo いっぱい歩いたね

新幹線が発車すると、さきほど買ったお弁当をさっそく食べた。
Photo_21 『田ごと』のお弁当
2_7 包みをあけて
      3_3 
おいしかったどすぅぅぅ~~~~~~heart04
これを選んで正解だった、と思いながら、小声で「おいしいぃぃ~」とつぶやきながら、ゆっくりと味わっていただいた。

Photo_22 デザート

デザートは『zinzin』のグレープフルーツのプリン。
こちらもおいしかったどすえ~。

おなかいっぱいになったあとは読書をしながらウトウト‥。
3時間弱で博多駅に着いて、いったん駅を出て天神まで行き、三越と大丸でパンを買った。
なぜなら、家には何も食べ物がないので次の朝食べるパンを買わねばならないのだ。
それと、続けて列車のイスに座っているのは腰にもよくないので、ワンクッション置いたのだ。

2時間くらい間を置き、『つばめ』に乗って鹿児島へと向かった。
九州新幹線はまだ熊本の新八代から鹿児島中央駅までしか通ってなく、博多から新八代までは『特急リレーつばめ』というのに乗るのだが、新幹線と比べるとトンネルが少なく、車窓から外の景色が見えてホッとする。

Photo_23 夕日が美しい

明日からは何もなかったように、いつもの毎日が始まる。

2009年6月30日 (火曜日)

私たちが歩く理由  5月の旅 ⑦

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おいしいランチでお腹いっぱいになった私たちは地下鉄の四条駅まで歩き、そこから二つ目の
丸太町駅まで乗って、京都御所に沿って烏丸通をテクテクと蛤御門のあたりまで歩いた。
お目当ての神社がその向かいあたりにあるのだ。

2 Photo_3

足腰の痛みにご利益がある神社があると聞き、これは行かねば!とやってきたのだ。
狛犬の代わりにイノシシが『あ・うん』とたっている。
足腰の痛みだけではなく、長距離短距離のランナーが試合前にけっこう来るそうだ。

Photo_4 あたしもお参りするんだかニャ

お参りしたあとに、お守りを買って、境内を見学した。
ちなみに、ネコは友人宅から持ってきたのだが、友人は
「似たようなのを作って鹿児島からわざわざ持ってきたんだ~。ご苦労なこと~」と
思っていたらしく、「あなたの部屋から持ってきたのよん」というと、
「いつの間に~」と云いながらネコを持ってくれた。
「もっとネコを外へ持ち出して京都の街と一緒の写真を撮ってよ~」という私の切なる願いは
あまり聞き入れてはもらえないもよう~。ショボ~ン。

Photo_5 これが君が代の「さざれぇ~いしのぉ~♪」
Photo_6 手水もイノシシ
Photo_7 一緒におならプ~にゃの

いつも思うのだが、お寺と比べると神社ってポップなかんじがするのだ。
この神社もそう。少し楽しそうなのだ。
なので、つい、ごぶれさぁ(鹿児島弁で「ご無礼様」)なことをしているようなそうでもないような‥。

神社を出て、来た道を戻っているとウワサのカフェがあった。

Photo_8 フリーカフェ?!

おかきの播磨屋のフリーカフェで、フリーということはタダ、無料ということで~、
トイレ休憩もかねてちょっと覘いてみることにした。
ビルの2階にあり、中は広々としたかんじだった。
席が空いているかなぁと思っていたのだが、ちょうど少し席が空いている時間帯だったようでよかった。
普段は満席のことが多いようで、新型インフルエンザの影響で観光客が少なかったのが幸いしていたのだろう。

ドリンクは5~6種類くらいあった。おかきも同じくらい。
ドリンクはお替り自由だが、おかきはお替りナシの1回きりなので、ちょっと寄ったつもりが
ついつい全種類取ってしまうのだ。

2 友人の少々取りすぎたと思えるおかき

おかきを食べて、ほうじ茶飲んで、喋って、トイレに入って、ほうじ茶お替りして、
おかきを食べて喋って‥とフリーカフェを満喫した私たちだったのだが、
これがあとあと腹にズドーンと重く圧し掛かるのだった‥。

3 御所の緑を見ながらのおかきタイム

      cafe 播磨屋ステーションのサイトはこちら→

 
食べた分は減らさねば、おいしい晩ご飯は食べられない~というわけで、
またテクテク歩き始めた。
この辺りはレトロな建物も多かった。
特に気になったのが‥

3_2 塀のなかにヴォーリズの建物が
4 大丸ヴィラ(非公開)

数年前までは、大丸のイベントなどここで開かれていて中に入ることができたらしい。
前日に行った大山崎山荘と同じような造り(チューダー様式)のようだった。
中の家具もすっごくいいらしい。
また公開してくれないかなぁ~。

Photo 見た~~い

同じく烏丸通沿いにはステキな教会や学校(女子高?)もある。

Photo

丸太町駅のあたりで曲がり、丸太町通を東にテクテクと歩いていると、
友人が時々行くらしい雑貨屋さんがあり、そこを覘いてみた。

Photo_2 フレンチテイストの雑貨や服がある
Photo_3 おフランス気分だニャ

アンティークの漆器を扱うお店を覘いたあとに、寺町通に入り下っていった。
お茶の一保堂や骨董品屋さんがあり、ブラブラを歩いていても楽しいのだ。
『紙司 柿本』という紙モノを扱うお店があり、そこで少々お買い物。

歩けば歩くほど、お腹のなかでは餅米が膨らんできているようなかんじがしていて、
気になったカフェがあってもお腹いっぱいで入れないのだ。
私たちはけっこうな距離を歩いているのだ。
腹を減らすためには歩くしかないのだ~~weep

地下鉄でいえば、3駅分くらい歩いたので、夕方になる頃には腹も減り、ノドも乾いてきた。
友人の部屋の近くにできたというお菓子屋さんへ寄り、部屋に帰ってから食べようね、と
ケーキを買った。

Photo_4 小さなカワイイお店

夕食のお目当てのお店が定休日で、「あ~ぁ」となっていたところ、
最近できたらしい洋食屋さんをみつけた。

Photo_6
Photo_7 これにしてみよう

「どうかなぁ~」と思いつつ、入ってみたのだが、失礼な言い方だが意外にも味はちゃんとした
洋食屋さんだった。

Photo_8 サラダ
Photo_9 前菜
Photo_10 山芋と京壬生菜のミニグラタン
Photo_11 鳴門金時とえんどう豆の冷製スープ

おいしいのだが、ここにきてまたおかきの影響がでてきて、
メインが来る前になんだかお腹いっぱいなのだ。
いや、私たちってきっと食が細くなったのかも~、昔の自分たちからすると~。

Photo_12 Photo_13

メインはそれぞれ違うものを頼み、もちろん半分づつなのだ。
ちなみに、これにご飯がついてきた‥。

Photo_14 肉汁ジュワ~

滅多に残さない私たちもさすがに少し残した。
おいしいのに、おかきの餅米がこれでもかこれでもか、とお腹で膨らんでいるのだ。
トホホ‥crying
さらにすっかり忘れていたのだが‥‥

Photo_15 デザートがぁぁぁぁ~~~

小さなアップルパイとほうじ茶のシャーベットだった。
もちろんコーヒーも付いている。
これで、1980円はかなりお手頃だと思った。
お腹が空いていれば‥‥。

Photo_16

お店から友人の部屋はゆっくり歩いても10分とかからない距離だったのだが、
またもやお腹いっぱいになった私たちは少しだけ遠回りして帰った。
部屋に帰り着くとバタンキュ~で、トドのようにゴロンゴロンとなった。

ちなみに、かわいいお菓子屋さんで買ったケーキは食べられるわけもなく、
次の朝、おめざとして頂いた。

ひとは食べるために歩くのか、と気づかされた(?)一日だった。

2009年6月23日 (火曜日)

C'est Tres Bon!  5月の旅 ⑥

Photo_2

朝、シャワーを浴びて、「きょうはどうする~」と話をしながら友人が作ってくれたフレンチトーストとコーヒーで朝食なのだ。
「昨日、休みだった手芸店などに行って、あとはおいしいものが食べられればいいのぉ~」ということで、まずはテクテクとデパートに行き、お仏壇用の和ろうそくを買った。
お東さんの近くにある和ろうそく屋さんに行こうかと思っていたのだが、絵ろうそくじゃなくてお仏壇用だったらデパートにも売っているよん、と友人から教えてもらったので、そんじゃあ近場で~ということなのだ。

そのあと、きょうは開いていると電話で確認してから、お気に入りの手芸店へ。

2 ボビンロビンどす~heart04

選ぶのに少し時間が掛かると思ったので、友人には近くの書店で待ってもらった。
店内は、めくるめくラブリー手芸な世界~shine
あれも欲しい、これも欲しい、でもサイフのなかは限られている~、とヘラヘラ笑いながら選んでいたような気がする。
レジで会計をしていると、横に友人がいるのに気づいた。
「あれ?いつからいた?」と聞くと、さっきからいたというのだ。
小さなお店で友人が入ってきたことにも気づかないくらい夢中になっていた私。

Photo_3 また行きたいなぁ~

1 2_4
ボビンロビンで買った布。右の青い薔薇のは少し古いネルでお気に入り。

ちなみに前日には、同じく三条通りにある古いビルのなかに入っている、ボタン&ビーズのお店『イドラ』でボタンを少し買い、同じビルにある糸屋さん(編み糸)の『アヴリル』で編み糸を買った。

Photo_4 idola
Photo イドラやボビンロビンで買ったボタンたち
2_3 街角で見つけたボタン

とっても欲しいボタンはとってもお値段も高く、見るだけで充分なので、私の買ったのは使えそうなお手頃なものばかり。

Photo_6 アヴリル で買った糸たち
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これは、小さなポンポンがついた糸と水色の糸を合わせて作ってもらったもの

アヴリルは、ステキな糸がたぁ~くさんあって、選ぶのも楽しかった。
私が各手芸店で選んでいる間、じぃ~と待っていてくれた友に感謝なのだ。

お店を廻っているうちにランチの時間になり、行ってみたいお店が「予約でテーブル席はいっぱいですがカウンターなら空いています」ということでテクテクとお店へと向かった。

Photo_7 フレンチどす

3 前菜その1
2_6 前菜その2

美しく盛られたおいしすぎる前菜にふたりして「おいしいねぇ~」とニコニコ顔。
そして次に出されたスープで、すでにノックアウト‥‥

Photo_8 グリンピースの冷製スープ・オレンジ風味

「オレンジ風味?!」と思ったのだが、ひとくち飲んでクラクラ~~。
飲み終えるのがこんなに残念なんてぇぇぇぇ~~~。

Photo_9 友人はメインは魚を
Photo_10 私は肉(鴨肉)を

もちろん半分づつ食べるのだ~。ふふふ~。
どちらも本当においしかった。
パンでお皿に残ったソースをきれいに食べた。
そしてデザートが‥‥

Photo_13 クレームブリュレとマンゴシャーベット

少し大きめの平べったいココット皿なので、半分以上がカリカリのカラメルなのぉぉ~~~heart04
私がアメリなら、卒倒しそうなくらい。
あとで友人が、他のテーブルでは違うデザートだったから、ひとつづつ違ったのが頼めたかもね、と云った。
そうかぁ~、そうだと、あと2種類デザートが食べられたのか~。
でも、ここはまた来たいから、い~んだぁ。

Photo_14 食後のエスプレッソにもプチ・フールが

こじんまりとして接客担当の男性もかんじがよく、なんといってもお店のかたの無駄話がいっさい聞こえてこない。
私たちはカウンターに座っていたので、かなりキッチンに近かったのだが、食器やお鍋を洗う音さえもほとんど聞こえないのだ。
そのキッチンもとっても清潔なかんじで、掃除が行き届いているのがみてわかる。

会計を済ませてお店を出るときには、オーナーシェフのかたと接客のかたが外まで出来られて挨拶をされた。
久々に心身ともに満たされたお店だった。

満足顔でホクホクとなった私たちは次の目的地へとまた歩き始めた。

2009年6月22日 (月曜日)

会話のない夜  5月の旅 ⑤

Photo_2 

デパートの地階のお菓子売り場でお土産を買い、きょうの目的は終了したので、
晩ご飯を食べるのだ。
少しだけ歩いて高瀬川の先にあるブラッスリーへ。

Photo_3 ONZE 11

店内はカウンターといくつかの小さいテーブルとイスで、かっこいいフランスの居酒屋ってかんじだった。
メニューを見るとかなりこだわっているのがわかる。

Photo_4 ワインとビールでカンパ~イshine

腹も減っていたが、ノドも乾いていたので、グビグビと飲んじゃったのだ。
はぁ~、美味しいなぁ~。

Photo_5 Photo_6
       Photo_7 パテ・サラダ・ガレット

一皿づつがそんなに多くないので、いろいろ頼めて嬉しい。
他にもエスカルゴなどもあり、グラスワインも安いかも~。
デザートもあったのだが、せっかくなので食後のコーヒーは違うお店で、ということで、高瀬川の向こうへ歩き、乙女の殿堂(?)の喫茶室のひとつである『フランソワ』へ。

Photo_8 明かりもステキ

Photo_11 Photo_10
      Photo_12

コーヒーはカップにたっぷりでスプーンの上に角砂糖がふたつ乗っかってくる。少し熱め。
ふたりでパウンドケーキをひとつ注文したのだが、お腹いっぱいだったことをすっかり忘れていて、いつもなら、かなり好きなスドーンとしっとりしたケーキなのだが、ふたりでやっと食べた。
デザートは別腹だった頃(?)がなつかしい~。
しかも、私は午前中に山崎でワインのパウンドケーキ食べてるし~。(←注文してから気づいた)

Photo_14 店内の照明もステキ
Photo_15
思っていたよりも店内は広く、外国の客船をイメージした内装だと聞いたことがあったので、
トイレに奥へ行ったときに「なるほど」と思った。
ウエイトレスのお姉さんたちも昔ながらの制服を着ていてかわいい。
今度はもう少しお腹が空いているときに、ゆっくりと本でも読みながらコーヒーを飲みたいなぁ。

Photo_16 外から見た窓 

友人のマンションまでテクテクと歩いて帰った。
15分くらいだったと思う。
でも、私たちはかなり足にきていたので足取りは重かった。
しかも、私の腰を大事に思ってくれて、荷物をひとつは友人が持ってくれているのだ。

部屋に着いた私たちは床にバタンキュ~となった。
明日の行動の計画をしよう、と話していたのだが、そんなことはすっかり忘れて爆睡状態。
途中、さすがに化粧を落として布団に寝たのだが、それすらもうっすらとしか記憶していないほど、またバタンキュ~~。
気がつくと朝になっていた。
ちなみに次の夜も同じようにバタンキューで、友人の部屋でまともに会話をしたのは朝だけだったような気がする。

3 昼間見た新緑も夢のよう

2009年6月21日 (日曜日)

もう階段は昇られない  5月の旅 ④

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四条駅の改札を出たところで、友人と待ち合わせていた。
地上へ出てすぐの “COCON烏丸” に行き、まずは『LISN』へ。

Photo_2 モダンな店内

私は、白檀やムスクなどは苦手な香りなのだが、このリスンには、
「こんな香りのお香があるんだ~」というのが多数あり、ちょっとお気に入りなのだ。
今回は、これからの季節によさそうなさわやかな香りのものを買った。

2 『水と蘭』と『サボテンの透明感』

そのあと、上の階にあるお店に行き、雑貨を少し買った。
お腹も空いてきたので、どこかランチに行こうと、お目当てのお店に連絡を取ってみたのだが、
どこも予約でいっぱいと断わられてしまった。
ブログなどで人気のお店は軒並み予約でいっぱいなのだ。
そうじゃないところは、「本日は定休日」なのだ。
あとあと歩いていると、食事のところだけではなく、日曜日が休みのお店がけっこうあることに気づいた。
時間もランチ時間を過ぎそうだったので、近くにブックカフェがあったなぁということで、
そこでランチをした。

Photo_3 久しぶりぶりっ。
Photo_4 サラダを食べて喋って
Photo_5 パスタを食べて喋って

友人と、カフェのランチの話になり、カフェのランチはやはりカフェのランチで、味よりも雰囲気が優先で、心から「おいしかった~」というところは少ないとか、そういうなかではこのブックカフェはおいしいほうだ、とか、いつもながら「おまえら何様だ?!」と云われそうなことをボソボソと云っては、「私たち、以前からすると食が細くなったよね~」とか、「インフルエンザのお蔭で観光客が少なくってよかったね~」とか話ながら、ごちそうさま~。

お腹いっぱいになった私たちは、またテクテクと歩き始めたのだが、私は坂道ですでに足の裏にマメができる手前で、友人も少し足を痛めていて、ふたりとも老体にムチうって状態で、目当てのお店がエレベーターのない3階にばかり何故か集中しているのを、ブツブツ云いながら昇っては降り、のくり返しだった。
しかもたどり着いたら定休日というのも数件あり、「菊ちゃんが暴れだすかも~」と云われたが、私もだいぶオトナになったので暴れはしないのだ。暴言は吐くけど~。

Photo_6 途中通った六角堂で‥
Photo_7 気になる看板を見つけた

以前、私は久留米にある石橋美術館でエサをあげようとして鴨に噛みつかれそうになって怖い思いをしたことがあるのだが、そうかぁ、白鳥も噛みつくんだぁ~と思った。

Photo_8 逆に噛んじゃえ~!

六角堂には小さなお地蔵様が並んでおられ、みなさんカワイイ帽子や胸当て(よだれかけ?)をされていた。
私も帽子を編んであげたいなぁ~。
手のひらに乗るくらいの小さな小さなお地蔵様もちゃんと被っておられるの。
いろんなかたが子どもへの思いを込めたのだろう。

2_2 お地蔵様が愛らしい

ちょこちょっこと買い物もしながら、三条大橋のところまで歩いてきた。
なにゆえに私たちはバスもタクシーも使わずに歩いているのかナゾだったが、ランチのあと、お腹いっぱいになっていたので、夕食までに減らさねば、と思っていたのかもしれない。

Photo_10 鴨川だワン
Photo_19 南座だワン。愛之助さんに逢いたいワン。

テクテクと歩いて着いたのは、がま口屋さんの『まつひろ商店』。
友人オススメのお土産スポットなのだ。

      Photo_15 にぎわう店内
Photo_16 Photo_14

あまりにも種類がありすぎて困ってしまうくらい、いろんながま口があるのだ。
友人が「案外、印鑑入れがいいよ~」というので、印鑑入れをいくつか買った。
袋に入れる前にひとつひとつ、口金の部分の閉まり具合をチェックしていた。
他にも、もちろんがま口を扱ったお店はあるのだが、昔の着物の布を使っていたり、
作家ものだったりするので、えらくお値段が高いのだ。
こちらのお店は元々が口金屋さんなので、お手頃価格で種類も豊富なのだ。

Photo_17 ラブリ~

となりをフト見ると、辻留の看板が眼に入った。

Photo_18 いつか食べてみたいワン

なんだか腹へってきたなぁ~。もう歩けないよ~。
歩き疲れた私たちは、その日初めてバスに乗った。
デパートの地階でお土産を買うために~。
晩飯はまだなのじゃ~~crying

2009年6月18日 (木曜日)

歩くこと。歩けること。  5月の旅 ③

  3

次の朝、叔母の家を出て名古屋駅まで行き、新幹線に乗り換えて京都へと向かった。
名古屋から京都はアッという間で、ウトウトするひまもなく着いた。
京都駅から在来線に乗り換えて、山崎へと向かった。

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小さい駅の周りはこんなカンジ。

Photo_2 プチホテル
2 利休の茶室(国宝)があるという妙喜庵
3_2 入館は予約制らしい
Photo_3 ここで少し待つのだ

今回の旅行の一番のお目当てといっても過言ではない、『大山崎山荘美術館』へは歩いても行けそうなのだが、途中までの送迎バスがあったので、これに乗ることにした。
10時からの開館にあわせて待っている客は私を含めて10人弱。
送迎バスに乗って、美術館がある天王山の急な坂道を登ること3分。
バスが入れるのはここまでで、あとはテクテク歩いて行くのだ。

1 バスを降りるとすぐに小さなトンネルが
2_2 坂道をてくてく
3_3 緑のカーテンのなかを歩く

さわやかな新緑のなかを歩きながら、時々立ち止まり深呼吸をしてみる。
耳を澄ますと木々のサワサワ~という音と前を歩く人たちの話し声が遠くで聞こえるだけ。

2_3 途中、レストハウスがある
Photo_5 右側にはバラがたくさん植えてあった

私は途中で何度も立ち止まってボンヤリしていたので、一緒のバスに乗っていた人たちにはとっくに置いていかれ、下から歩いてきた人たちにも追い抜かれていたのだが、なんだかさっさと歩いて行くのがもったい気分だったのだ。

4 あともう少しかな
3_4  門が見えてきた
2_4 遠くに建物が見える
   
 Photo_7 門柱の外灯

胸がわくわくしてくるのが自分でもわかった。
私のすぐ後ろから来たお兄さんが、「あぁ」と呟いたのが聞こえて少しうれしくなった。

Photo_9 ドキドキ
     2_6
             大山崎山荘美術館

私は、一度は行ってみたいあこがれの美術館というのがいくつかあり、少しづつだが機会があったら出かけている。
この、大山崎山荘美術館もそのひとつで、2年前に京都へ行ったときには時間がとれずに行かれなかったので、今回の京都はどうしても行きたかったのだ。

       * 大山崎山荘美術館のHPはこちら →

Photo_10 入口

中に入ると、時を重ねたあめ色の内装が眼に入ってくる。
入ってすぐある暖炉の小さいスペースや当時としてはめずらしい二重窓、サンルーム、それぞれの部屋の照明などなど、ただただウットリするばかり。
特に、こういった洋館は階段まわりが本当にステキで、昇降するたびに手すりをなでるように触りながら、「当時のひともこんなふうにこの手すりをさわっていたんだなぁ」と思い、うれしくなる。
中は撮影禁止なのでお見せできないのだが、気になったかたは機会があったらぜひ出かけて、ご自身の眼でそして手で確かめて欲しい。

Photo_13 1階のテラスより
Photo_14 テラスから見た温室
2_9 睡蓮のある小さな池

本館では、ちょうど 『濱田庄司の眼』 という企画展が開催されていて、濱田庄司がコレクションしたものと濱田庄司の作品を観ることができた。
本館につながって、安藤忠雄が作った新館があるのだが、地下へもぐるように建っていて、さらに屋上は植物が植えてあるので、外からは本館をじゃますることなく存在している。

          Photo_15 新館へ
2_10 Photo_16
       3_5

この円状の下が展示室になっていて、モネの睡蓮の数点展示してある。
まるで、自分が睡蓮の池にもぐっていったような、そんなかんじなのだ。

本館、新館の展示を観たあとは、本館の2階にあるカフェで休憩。
室内の席もあるのだが、テラス席もあるのでもちろんテラスへ。

Photo_17 涼しい空気のなかで
       Photo_18 オリジナルのワインケーキ
Photo_20 テラスからの屋根
Photo_21 テラスからみた外壁

        
Photo_19 早く食べたいワン

ここでも、売店で買った絵はがきで友人たちに旅のたよりを書いた。
流れてくる風がとても気持ちよく、こんなに落ち着いた気分になったのは久しぶりだった。

約1ヵ月前には腰椎ヘルニアからくる坐骨神経痛が悪化して激痛が続き、手術入院も覚悟していた。
そうなると、仕事も辞めなくてはならないし、当分は歩くことも出来ないだろう、と思い、あまりの痛みと不安で涙がとまらない夜を幾晩も過ごした。
母は私があまりにも痛がるので何度も「救急車を呼ぼうか」と云った。
痛いと声に出さずにはいられない状態が続いたので声も嗄れてしまった。
そんな日が4~5日続き、少しづつ薬が効き始め、痛みも治まってきた。
それでも、きっと手術しないといけないんだろうな、と思って、いったんブログも休むつもりで整理し、少しでも動けるうちに、と入院の準備も少ししていた。
が、しかし、連休明けに母が通っている整形外科の先生に相談したところ、今の状態(薬や注射で痛みが数日で治まる状態)だったらすぐに手術する必要はない、と云われ、旅行も大丈夫ですよ、と云われて、これからいろいろと気をつけることなど指導してもらった。
なんだか気が抜けたようなかんじになった。
バッグにはキャンセルするつもりでいたので、飛行機のチケットが入っていた。
今回は4月に母が、「今、すごく体調がいいから今のうちにどうしても名古屋に行きたい」と云い、計画してチケットも取った矢先に私のヘルニアが悪化してしまい、キャンセルになりそうで申し訳なく、さらに落ち込んでいただけにホッとした。

Photo_22

この美術館は自分で歩いていかないと行かれないところにある。
だからこそ、京都へ行くのだったらぜひここに来たかったのだ。

五月の風のなか、美しい新緑の森を見ながらハガキに書いているうちに、「ここまで歩いてこられたんだ‥」と胸があつくなった。
友人たちには本当に心配をかけたので、感謝の気持ちも少しだけ添えて書いた。

Photo_24 ボクもいっしょだワン
    

建物の外のお庭も広く、天王山じたいもいいハイキングコースなので、お弁当を持ってきて食べると気持ちよさそう。
そういえば、一緒に山崎駅を降りた人たちはリュックを背負った人たちが多かった。

Photo_25 お庭には彫刻も点在している
Photo_26 頭なでてもらったワン

帰りは、ちょうどいい時間に送迎バスがないので駅まで歩いていくことにした。
ゆっくりと歩いていても、けっこう急な坂道が多いので、足早になってしまう。

Photo_27
坂道は登りよりも
2_12 下りのほうが足腰にくる

足の裏の土踏まずの上の部分に全体重がかかりマメができる予感と、ふくらはぎにビンビンきている予感は的中し、その日の夜からしっかりとマメと筋肉痛でアイタタ~状態になった。
しかし、時間がかからずに筋肉痛になったってことは、まだまだ若いってこと?!っていうことではなく、「あぁ、自分の足で歩いたから痛くなったんだなぁ」とちょっぴりうれしい気分でもあった。

Photo_28

ちなみに山崎は、羽柴秀吉と明智光秀の『山崎の合戦』のあったところ。
いわゆる「ここが天王山」ね。
他にも、宝積寺や観音寺などがあり、サントリーの山崎蒸留所もある。
次はぜひ、サントリーの蒸留所へ行って、モルトウィスキーを巡るツアーに参加したい。
観光案内にもハイキングの最後にサントリーの蒸留所には行くようにと書いてあった。
そりゃあ、そうだろう、と思った。
酔っ払ってハイキングは危険だもの~。

Photo_30 踏み切りを渡って

JRではなく、阪急の大山崎駅へと歩いていった。
阪急に乗って四条まで行き、親友と待ち合わせなのだ。

Photo_31 やっと上洛するよ~。

2009年6月15日 (月曜日)

菊ちゃんはどこへ行くのか  5月の旅 ②

Photo

いつまでも掛川にいるわけではなく、駅へ戻り、新幹線の時間まで売店を覘いてみた。
すると、なんだか緑色なのだ。
っというのも、静岡のなかでも掛川はお茶の産地で有名で、さらに静岡はわさびが名産なので、おみやげがグリーンなモノが多いのだ。
お茶は鹿児島も静岡についで産地なので、ナゾの『わさび塩』を買ってみた。
それと『柿の種・わさび味』も少し。ツーンなのだ。

列車のなかでお弁当やおむすびを食べるのが好きなので、なにか駅弁あるかなぁ、と思い見てみたが、どれもイマイチ量が多いので「どうしようかなぁ~」とうろうろしていると、小さめのおむすびのパックを見つけた。

Photo_2 おむすびとお茶を買って、こだまでGO!
2 桜海老・枝豆・天むす

正直いって、さほど期待せずに食べ始めたのだが、これがとぉ~っても美味しいおむすびだったのだ。
多分、小声で「おいしい~」と云いながら食べていたような記憶が‥。
3個でコンビニのおむすび1個半くらいの量だったのだが、大満足~delicious riceball

名古屋駅で在来線に乗り換えて、すぐ近くの金山駅で降りた。

Photo_3 駅前にある 名古屋ボストン美術館へ

2_2 ゴーギャン展だワン!

名古屋へ行くと決まったあと調べてみたら、ちょうどゴーギャン展を開催しているとわかり、
ラッキーだぁ~note と楽しみにしていたのだ。
私はゴーギャンが特別好きというわけではないのだが、あの絵を観られるチャンスはそうそうないのだ。
しかも、同時に開催されているのが、観たかったコレ!
Photo_5 ダブルラッキーなのだ。

      clover 名古屋ボストン美術館のHPはこちら→  clover

まずは、ゴーギャン展を観た。
土曜日の午後だったので、混雑は覚悟していたのだが、ちょうど新型インフルエンザの影響が
一番大きかった時期だったので、客足が土曜日にしては少なめだったらしい。
それでも話題の展覧会なので入場者は多かったのだが、人の頭越しに作品を観ることもなく、
順番にゆっくり歩きながら観られた。

細長い『ノアノア』の展示室を過ぎると、今回のメインである、『我々はどこから来たのか‥』が目のなかに入ってきた。
作品を目の前にして、「あぁ」と声にしたような気がした。
もっと、強さが前面に出てきて圧倒されるのかと思っていたのだが、静かにジワジワ~とスポンジが水を吸い込んでいくようにカラダのなかに沁みこんでいくかんじだった。
ちょうどいい高さで観るための台の上で観たり、その前に下りてきて間近で観たりしたのだが、そのあとに展示している他の作品を観たあとに、少し離れたところから『我々は‥』と観ている人々を含めて観ると、なんだか少し胸があつくなった。
何度も何度も振りかえり、また作品の近くへ行き、また離れる。
そんなことをしばらく繰り返して、会場をあとにした。

このあとに、『ノリタケ』を観て、大丈夫だろうか、と思っていたのだが、『ノリタケ』は想像以上に素晴らしく、こちらも時間が経つのも忘れて見入ってしまった。
目の前にある、(ガラスケースを壊せば)すぐ手の届くところにあるステキな器たちは持って帰りたいものばかり。
それと、昔の図案帖のなんて素晴らしいこと!
今度は、ノリタケの里に行ってみたいなぁ。
アウトレット品の販売もあるらしいし~。

どちらの展覧会も観ることが出来て本当に幸せだった。
なんだか「おなかいっぱい」な気分でニコニコしていたと思う。

Photo_6 感激だったワン

美術館の建物のカフェは満席で待っているひとも多かったので、名古屋駅へ移動してから休憩することにした。

Photo_7 金山駅構内

名古屋駅にある、ジェイアール高島屋に入ると、Lサイズバーゲンの文字が‥。
ついっ、バーゲン会場に行ってしまい、安かったチュニックを買ってしまった。
そのとき、気づいたのだが、鹿児島では見たことがないような柄のものがたくさんあったのだ。
ある意味、派手。ある意味、少々ヤンキー。ある意味、バブリー。
ちょっとワクワクした。

2_3 カフェで休憩 ♪

美術館で買った絵ハガキでさっそく、友人たちに旅の便りを書いた。
たのしいひとときだ。
しかし、名古屋で出すのをすっかり忘れてしまい、次の日にまったく違う場所のポストに投函したので、「名古屋にて」と書いてあるのに消印は違う県、ということになったのだが、ご愛嬌ってことでね。
そうなのだ。明日の朝には名古屋を出発するのだ。
「明日からはここにはいない」のだ。

Photo_8 美味しかったけど食べにくかったシナモンロール

2009年6月 8日 (月曜日)

菊ちゃんはどこから来たのか  5月の旅 ①

2

ぐっすり寝た私は少しだけ朝寝坊した。
っというより、他3名(叔父・叔母・ママ)が早起きで、私は自分ではけっこう早起きと思っていたのだが、「やっと起きたの~」と云われたしだい。
朝食をとって身支度をしたら、叔父に最寄のJRの駅まで車で連れて行ってもらった。
そこから名古屋駅まで行き、新幹線に乗り換えるのだ。

Photo

久しぶりに 『こだま』に乗った。何年ぶりだろう。
親戚は主要都市に住んでいるので、最近は『のぞみ』ばかりで、『ひかり』もたまにしか乗らない。
のぞみやひかりに何度か追い抜かれるのだが、それも楽しいものだ。
いつもは通過する駅に停まるのだから。
約一時間乗って、掛川駅に到着。

2_2 静岡県掛川市

浜松市と静岡市の間の小さな市だ。
お茶の産地なのと、掛川城と、『つま恋』が有名らしい。
タクシーに乗って5~6分(きっと歩くと20分くらい)で目的地に着いた。

Photo_2 ゆるやかな坂道を歩くと
2_3 緑の丘のうえに
3 資生堂企業資料館がある

お化粧品としては今ひとつ肌に合わない資生堂だが、デザインなど会社のトータルイメージなどは好きで、機会があったら行ってみたかったのだ。

  *くわしくは、こちらをごらんください →

資料館のなかは、創業時から現在にいたるまでの商品や広告などが展示してある。
昔の商品のデザインを見ていると、「もう一回同じデザインで作ってもらえないかなぁ」と感じ、自分が若い頃流行ったものを見つけると懐かしさのあまり、「シャワーコロン~~!パーキージーン!!」と声に出しそうになった。
小さい頃、母の鏡台のあったコンパクトと同じものを見ると、お粉のにおいを思い出した。

広告のデザインは、写真になる前のイラストの頃が特に素晴らしく、そしてカッコイイ。
山名文夫のイラストはもちろんだが、他の意匠部の方々のもステキでうっとりとしてしまう。
手をぬかずにエレガントさを保つデザインを作り続けていることはすごいことだと思う。
当たり前といえばそうかもしれないが、デザインとして一定のライン以上のものを作り続けているのだ。

資料館のなかには、TVCMを見られるコーナーもあり、それで観た超ロングバージョンのCMがいくつもあり、面白かった。
こんなに長いCMは、いつどんなときに放映したのだろう。

Photo_3 資料館の先には
2_7 アートハウスがある

こちらは、いわば美術館で、常設展示と企画展示があり、

Photo_4

企画展示は 『箱』、BOXたちを集めたものだった。
常設展示は彫刻も多く、資生堂らしい彫刻があるように思えた。

2_5 馬がヒヒーンでびっくりだワン
Photo_5 頭突きで仕返しだワン
(※展示室内ではなく、屋外彫刻です)

このステキな資料館&アートハウスにも、残念なことがひとつ。
カフェなど、ちょっとお茶でも飲みながら休憩できるスペースがないのだ。
建物のまわりにも線路以外見当たらない。
小さくてもいいので、資生堂パーラーがあったらいいのになぁ、でも入場者数からすると採算合わないかもなぁ、と余計なお世話なことを考えつつ、掛川駅に戻った菊ちゃんであった。

2009年6月 7日 (日曜日)

雲の上

Photo

旅行へ出る前夜、突然、ヒドイじんましんに襲われた。
以前は食べ物にアタルとお腹ゴロゴロぴーぴーになり、トイレとお友だち状態だったのだが、昨年から、たまにじんましんになることがあるのだ。
今回は顔のコワバリが出てきて、「顔面神経痛?!」と思うくらい変なかんじが2時間くらい続いた。
顔のコワバリが治まったとたん、首から胸と手足に湿疹が出てきて、かゆいかゆい~(>_<。)
やっと眠れたのは朝方5時で気がつくと朝だった。

クリニックでアレルギーの薬を貰って、仕事が終わったあとリムジンバスに乗って空港へ行った。
私は乗り物酔いがひどく、特に車・バスがダメなので酔い止めの薬を飲んでいたのだが、先生から「じんましんが強かったみたいだから、夜飲む薬を昼間に飲んでおきなさい」と云われて、それも飲んでいた。
おかげでバスのなかではグッスリだったのだが、なにしろ眠気を誘う薬をダブルで飲んでいるうえに睡眠不足の私は、空港についてから母とうどんを食べながらもウトウト~となって、箸を持ったまま眠ってしまうのだ。

2 4

どんぶりの中に顔を突っ込むんじゃないかと母が心配したくらいだ。

2_2 出発~!
Photo_2 足摺岬

飲み物を貰うときには何故かしっかり起きていたのだが、あとはグースーピーsleepy

Photo_3 気がつくと雲の上は日没中
3

そろそろ中部国際空港へ着く時間だった。
キレイな夕焼けを見ながら地上へ着くと飛行機の窓には雨粒がついていた。

叔母が迎えに来ていて、名古屋駅まで行ったあと乗り換えて15分もすると叔母の住んでいる町の駅に着いた。
叔父が車で迎えに来ていた。
私は電車のなかでも叔父の車のなかでもグースーピー。
叔母宅でご飯を食べたあともソファの上でグースーピー。
フト気がつくと、12時過ぎていて皆さん寝ていた。
久々に、睡魔におんぶオバケされた気分だった。
「地に足が着いていない」とは、このことか?!と感じたくらいだ。
でも、じんましが旅行中ではなく、その前で本当によかった、と思った。

2_3 雲のじゅうたん

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