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2007年3月31日 (土曜日)

舞い降りてくる。

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だいぶ前のことだが、或るとき、フト天使のくまを作ってみようと思った。
背中にはオーガンジーで羽をつけた。
最初から座った状態になるように作った。
なぜなら、『ベルリン・天使の詩』のように、いろんなひとの肩に座らせたかったから。

カエルの帽子をかぶって写真を撮らせて、と頼むと男のひとは結構イヤがるのだが、
天使のくまさんを肩に乗っけて写真を撮らせて、と頼むと案外OKなのだ。
しかも、みなさんいい顔なのだ。嬉しいらしい。
なぜだ?カエルの帽子をかぶると髪の毛のシークレットな部分がバレるのか?!

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きっと、ヴェンダースも喜んで肩に乗っけさせてくれるだろう。
映画にも登場させたい、と云われたらどうしよう~、といらん妄想も少しだけした。

友達が結婚することになった、と聞いたときに、「彼女はくまさんが大好きだったから、お祝いに天使のくまさんを作ってみよう!」と思い、それを入れるちょっとだけサプライズなボックスも作った。

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箱のフタになる部分を持ち上げると、中箱が十文字に開き、ハートがいっぱい溢れ出すようにしてみた。
くまさんの鼻もハートのビーズなのだ。
結婚披露宴の受付に置いてあったのだが、なぜだかハートを持って帰ろうとするひとが何人もいるのだ。

仲良しのⅠちゃんが結婚する、と聞いたときには、これ以上カワイイものは作れません、というくらいラブリーなくまさんを作ろうと思った。
時間がかかった分、手放すのがイヤになるくらいラブリーなくまさんが出来たような気がした。

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スカートも思い切って全円でパールビーズをチクチクとたくさん縫いとめた。
眼はブルーのガラスでできたものを、お鼻にはお花の絵がついたビーズをつけた。
ハートの数はⅠちゃんの年の数だけ作った。
くまさんの手に持っているハートはこれからカレと作っていくハート。
受付でやはりハートを持っていこうとするひとが何人もいた。
シアワセのおすそわけは、当人たちの笑顔から貰ってね。

最近は、結婚しそうなひとは、ほとんどしちゃったので、天使のくまさんやあみぐるみを作る機会がない。
頼まれて作るのではなく、「○○ちゃんのために作ってあげたい」から作る天使のくまさんは、もう作らないのかもしれない。
でも、私のなかにまた何かが舞い降りて来たときには、そのときの私が出来る限りのカワイイくまさんを作ろうと思う。

それまでは、しばらく休憩なの。
でも、肩には乗っかりにくるから、笑顔で写真を撮らせてネ。

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2007年1月29日 (月曜日)

日本のみなさんこんにちわ。

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前回、持っているハギレを紹介した。
正直いって “宝の持ち腐れ”状態でなかなかハサミを入れられないのだが、だからといって墓まで持って行く気もないので、少しずつ使ってはいるのだ。
以前、自分のために作った巾着コロコロバッグなど‥。
ほかにも少し作ったものがあるので集めてみた。

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この2つのトートバッグはそんなに古い布ではないのだが、家に前からあったハギレで作ったもの。
上のは大島紬で2種類の布ではなく左右の柄がくり返すパターンだったので、バッグの表と裏にしたのだ。
下のグリーンのは最初、真ん中の花柄はちょっとダサイ、と思っていたのだがバッグに仕立ててみるとあら不思議、案外OKなのだ。
ふたつとも同じ形で大島紬のほうは脇をつまんでいるだけ。
どっちも母や叔母たち世代向きだと思うのだが、大島紬のほうは結構若いひとも大丈夫かも、とも思った。
他に白紬で作ったり縞で作ったりした。

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左から大島紬、紫の古布、子供の着物の古布を使った携帯ケース。
持ち手は皮で片方が取り外し可。
大島は現代のもの。紫のはかなり古くてお店のかたが言うには昭和初期かもという話しだった。
子供柄のは向かって右側の布は小さい子供の着物を買ってほどいたのでたくさん持っているので、結構いろんなものに使っている。
とってもお気に入りの布。水玉ベースなのだ。

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その水玉を使ったのをあとふたつ作った。
これはそのひとつの裏表。
それぞれの右側のピンクの布はいろんなお花、玩具などの柄でかわいいのだ~。
でも、子供柄によくあるピンクや水色って色褪せやすく、シミも目立つので使える部分でこういう小さめのもの(携帯ケースなど)を作るのにはいいかもしれない。

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これは持ち手をそれまでの皮ではなく、布地でつくって、くるみボタンにかけるようにしたもの。
皮のはお値段も高めなのと、着物地には少し重たかったので、布地の持ち手にしてみたのだが、もっと早くこうすればよかった、と思った。
やわらかく仕上がってとっても好かったのだ。
小さい布は水玉のだが、大きめのほうはオレンジベースので、両方とも、それぞれ、菊と竹の柄にしてあるのだ。
これも、上のふたつのも底の鹿の子柄は現代の布。

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これは、少し古い帯をほどいて作ったバッグ。
きれいなサーモンピンクに丸型の文様が刺繍してある。
試しに作ってみたのだが、ちょっと普段には持てないタイプに仕上がった。
中布は最初の写真のバカボンのほっぺ柄のクルクル~。
帯だからまだまだ布があるのだ~。
今度は四角にしてみようかなぁ~。
ちなみに前、紹介した巾着の底のアップリケはこの布の刺繍部分。
Photo_300 ←参考資料

Photo_301 カゴバッグの口布

これも以前紹介した、かごに毛糸を編みこんでいったバッグだが、口布がお気に入りの水玉の布なのだ。
ちなみに中袋は羽織裏のチェック柄(ちょっとチャイナ風)。

他にもいくつか作ったのだが、写真を撮らずにあげちゃったり、プライベートシークレット(なんだそれ?)だったり‥。
すべては見せられない。なにもなくなってしまうのが怖いから。なんつって~。
今年は何を作ろうかなぁ~。ワクワク。

2007年1月25日 (木曜日)

ポップ&モダン

Photo_282 ラブ☆菊柄

古い着物のハギレをちょっとだけ持っている。
私が持っているのは、いわゆる『古布』というようなものというよりも『ボロ』に近いかんじ。
貴重なものではなく、日常的でお値段もリーズナブルなものばかり。
たまにどうしても欲しくて私にしては「高いが‥」と悩んで買うこともあるが‥。
私が特に好きなのは、子供の着物柄。
女の子のものが好きなのだが、時々、男の子のもので妙にグッとくるものがある。

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左のは羽織裏だったのかなぁと思う。
汽車や飛行機の間に『月のなかのウサギ』みたいな柄があったり水玉があったりして、
かなりそそられた布。
ただし、かなり古くシミや穴が多し。
右のは小さい男の子とサルとおもちゃ柄。
男の子のものは柄にチェックが入っていることが多い。
男の子の赤ちゃん用だったのかなぁ。

Photo_285 Paris

これも男の子のもの。リス柄なのだが、よ~く見ると「PARIS」の文字が‥。
おパリの公園でリスさんが遊んでいるイメージなのかなぁと思った。
昭和30年~40年の頃の子供柄には着物に限らず、よくリスさんが出てくる。あとバンビ柄ね。

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私はよく、中国雑貨屋さんに売っている針山、唐子ちゃんが手をつないで10にんくらいくっ付いたやつ、その唐子ちゃんに似ていると云われる。
だからというわけではないが、唐子ちゃんのような、丸々した子供の柄にも弱い。
もちろんこけしちゃん柄も。
こけしちゃん柄は今、すぐ手の届くところにないのでまた別の機会に紹介しようと思う。

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カタバミ柄やひょうたん柄も好きだ。
カタバミって少し和風クローバーみたいでしょ。
ひょうたんはおしゃれなひとの長襦袢や羽織裏によく使われているのかなぁと思ったりもした。

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たちばな柄も好きだ。カタバミといい、たちばなといい、図案化されたときがとってもキュートなところと楚々としたところが好き。
京都の平安神宮にはカワイイたちばなと桃のお守りが売っている。
機会のあるかたはぜひ手にとってみてネ。
器の柄も好きなのだが、これはあまりないのと、たぶん根強いファンがいるからだと思うのだが、なかなか安いお値段では出てこない。
右の写真のものも、ちいさいハギレ。

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壺の柄が少しあるというだけで買ったハギレ。
手触りからすると絹ではなく木綿っぽいかんじがした。
私は壺といい器といい、置物っぽい柄も好きみたい。

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そんな私の超・超・お気に入りの布!
たぶん、男ものの羽織裏と思われるカッコいい煙草柄。
色も茶と濃紺に薄荷色でお気に入り。
はじめて見たときからクラクラした。
値段も見ずに買ったので、またクラクラしたのだが後悔はしていない。

こういうハギレたちを眺めていると、日本ってこんなにカッコよかったんだぁ、と思う。
それに気がついたからこそ今、私のように買い求めて再利用したり、お気に入りのハギレを額に入れて部屋に飾ったりしたりするのだろう。
きっと、そんな今もカッコいいんだ。うんうん。

2006年12月17日 (日曜日)

そこがポイント☆

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    Photo_223 犬のアップリケ

以前、『お坊さんのお勤め用巾着』というのを紹介したことがあった。
あれは、もともと昔からある『仏供米袋(ぶくまいぶくろ)』からヒントを得て作ったものだった。
それを今風にアレンジして、底は四角よりも丸いほうが好きなので丸くして、お気に入りの布をアップリケしてみた。
8枚はぎの下のチェックが少しカゴのように見えるといいなぁと思って作った。
ちょっぴりボーイッシュなイメージの巾着。

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これは純粋にお坊さんのためのお勤め用。
底の黒い布以外はすべて大島紬で、アップリケも大島のカットでした。
父が亡くなってからずっとお世話になっていたお坊さんが今年退職されてご自分のお寺に戻られたので、お礼に差し上げたものだ。
コットンと比べて紬は意外と縫うときキシキシして縫いにくかった。
だけど、仕上がると光沢がありシャンとしているのにやわらかいのだ。

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これは親友の化粧ポーチだ。
お化粧品を入れるので中底に“板”を入れて欲しいというリクエストに答えて、楕円にカットした底板をキルト綿で包み、中布のグリーン系のひし形模様と同じ色の水玉の布でくるんでみた。
表布はすべて犬柄で、底のアップリケも犬。
友人は赤とかピンクとかいうイメージではないのでブルー系にした。
ちなみに同じく親友のために作ったケーキバッグもブルー系で中板入り。

2_105 ホールケーキが入るよ~ん

 
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これは仲良しSちゃんの巾着。
大好きな水玉コレクションで作ってみた。
底にはちょっとレトロな柄でアップリケをして、全体的に懐かしく少しだけ上品なカンジにしたかった。
この巾着もだが、底にアップリケをしているタイプは底にはもちろんキルト綿をはって丈夫にしているのだが、8枚はぎの下の部分にもキルト綿をはり、その上をキルティングして少しでもシャンとするようにしてある。
自分で作った型紙で、しかもすべて手縫いなので、勝手に手間をかかる作り方をしているのだが、一針一針縫うのも楽しいし、出来上がったときの嬉しさもひとしおなのだ。 

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っが!!只今我が家は床下等の修理中で、手作りの道具も大移動した。
住んでいる家の修理は終わって、今は裏にある物置にしている家の修理をしているのだが、片付けがまったくといっていいほど捗っておらず、一体、おいらの布は何処に?状態なのじゃあ~。
早く片付けないと正月が来てしまう~~。
いろいろ作りたいのにんにん (>_<。)ノ

2006年11月27日 (月曜日)

キャンペーン中

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  菊ちゃんのためなら・・・

2006年11月25日 (土曜日)

妄想手芸クラブ

Happydasy

私は手芸の本や雑誌を見るのが大好きだ。
そして見ながら頭のなかで「こんな風にして作って~」といろいろシュミレーションするのが好きなのだ。
もしかすると、作るよりもこういうシュミレーションのほうが好きなのでは?と思うくらい。
そんな私も頭のなかだけで考えていたモノをたま~に作ることもある。
 

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私はちょっとだけトリさんのモチーフが好きだ。
本や雑誌でトリさんの鍋つかみを見てから、ずっと頭のなかで「おいらもおいらもっ!」とトリさんの鍋つかみを描いていた。
でも、また違う手芸本をみたら違うモノに目が行き、トリさんはどこかへ飛んでいってしまう。
そういうことを繰り返しているうちに突然「作るべ!」と作り始めた。
もちろん型紙は自己流で作って、チクチクと縫い上げてみたら、あらラブリーじゃあないのぉ~。
ただ、あくまでも私サイズのため、手をいれるポッケが小さいと手にした友人知人に云われた。
なので、そのあと少し改良した型紙を作った。
でも熱い夏が来てしまい、そのまんま~~。
いつの日か、2羽、3羽と仲間を作ってあげたいんだけどなぁ。
そして、大好きな人たちのもとへ羽ばたかせたいのだ。

 
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ず~っと文通している友人がいる。もう20年くらい。
その友人にはどうしてもティーコゼをプレゼントしたかった。
でも、コレといった布が決められずに随分たった。
その間も「イニシャルを刺繍したい」「デイジーをいれたい」とシュミレーションを繰り返していた。
ある日、布地屋さんで「コレ!」と思った布を見つけた。
花柄で子供っぽくなくってちょっと上品なカンジの布。
作っているとき、なんだかとってもシアワセだった。
特に刺繍してるとき。
これは自分でもすぅっごく気にいっているモノのひとつだ。
シアワセのお裾分けはいつのまにか自分自身をハッピーにするのだと気づいた。

 
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小さい頃からチロルチョコが好きだった。
大人になってからも、いろんなチロルが出てきてワクワクした。
包み紙は集めようと思っていたわけではなかったが、気が付くと家にあった。
自分だけのノベルティグッズを作りたかった。
数年前に美術館で 『アート!新スタイル展』 という鹿児島出身の現代アート作家数名によるコラボのような展覧会があった。
そのなかに藤浩志さんのビニプラコーナーがあり、頼まれてもいないのに「コレもビニプラかも~」と勝手にチロルバッグを作った。
この世でひとつのチロルのノベルティバッグ。
そのときは次も作ろうと思っていたが、けっこう面倒くさかったのでそのまんま~。
でも、チロルの包み紙は今だにとってある。目的は不明。
 

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たま~にあみぐるみの注文がくる。
なので領収書を作った。
必要なのか?と聞かれると「いや全然」と答えるだろう。
でも、ずぅ~っと作りたかったのだ。
っといってもパソコンで作ったので10枚くらい。
しかも注文するのは知り合いが多く、領収書はいらない、って云われるのだ。
みんな、領収書は貰ってくれぇ~。税金は変わらないと思うが。

寝る前に布団のなかで手芸本を見る。
至福のひととき。
夢見心地で眠られるのだ。

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2006年10月30日 (月曜日)

愛用品を作る。

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時々、思い出したように自分のために手作りする。
自分のものなので急いで作る必要もないので、他のものを作りつつ、ちまちまと作っていく。
上のバッグは、ちょうどA4サイズで雑誌を買ったときに重宝している。
帆布にいろんな刺繍糸でチクチク水玉とお花を刺繍した。
簡単なステッチだけど布が厚いうえに接着芯も張っているので結構指が痛くなった。
中布は大きめの赤いギンガムチェックでポケットもつけた。
これを持っているときに、「この布はどこで買ったの?」と何度か聞かれたことがある。
裏表を見せて、「自分で刺繍したんです~」と答えると、「えぇ~?!」と云われて、ちょっぴり嬉しい菊ちゃんなのだ。f(*・_・*)ポリポリ
   

Photo_156 ←いつも持ち歩いている巾着

なんてことはない普通の巾着なんだけど、ものすごぉぉ~く、お気に入りの布なのだ。
ちょっと高かったので少ししか買えなかったから、大事に使っている。
中布はグリーンのギンガムチェック。
ヒモの先はチュウリップのようにしてありま~す。

 
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古布(主に子供の着物の)のハギレをつなげて作った巾着。
底は古い帯をほどいたモノの丸い柄に合わせて作った。
中布は着物の裏地をそのまま使っている。
ちょこんと置いた姿がカワイイでしょ?

 
Photo_160 ←ちびマフラー

薄茶の別珍の両端に赤頭巾ちゃんとリバティの布をつなげた、私の首サイズのちびマフラー。
チロリアンテープやレースや小さいポンポンテープもつけてラブリー全開。
裏面は首にあたるところはダブルガーゼにして、あとは花柄をつなげてみた。
この歳で赤頭巾ちゃん‥と思ったりもしたが、似合ってるしなぁ~(*^ー^*)ヘヘッ

 
Photo_161 ←かごニットBAG

冬にもカゴが持ちたかった。
でも、温かいカンジのが好かった。
なので自分で作ってみたのだ。
毛糸をカゴに編みこんでいくのだが、それがあなた、とっても大変なのだ。
苦労の甲斐あった、とはこのバッグのことだと思う。
中布は、前に紹介したスカート(道行き)の裏地で、中底にはキルト芯をいれてクッションをつけた。
口布は、子供の着物をほどいたお気に入りの布だ。
コサージュみたいのは、実は網目の段差を隠している。
持ち手はやわらかい皮。

お店には、素敵なモノ可愛いモノが溢れていて目移りしてしまう。
あれもこれも欲しくなるが、お財布に相談しないといけない。
だからといって手作りしているわけではないのだ。
私はなんでもかんでも手作り、ってのはあまり好きではない。
生活のなかに、ちょこっと手作りのモノを、といったカンジが好きなのだ。

街で、写真で見た 『愛用品』 を持っているポッチャリ倶楽部の私を見つけて、「菊ちゃん?!」と声をかけても、一瞬怪訝そうな顔をすると思うけど、めげずに「オダギリジョーと寺島進、どっちが好きなの?」と聞いたら、その日の気分で答えると思うので、試してみてネ。

2006年10月 8日 (日曜日)

ポシェットが好き。

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↑ 暖かい雪のイメージのポシェット(ヒモは皮)

ポシェットを作るのが好きだ。
刺繍(ビース刺繍も)をするのにちょうどいい大きさなのと、
持ったときの可愛さが、自分の作るスタンスに合っているような気がする。
私の作るのはフタも付いていない形はシンプルなものばかりだ。
自分で型紙を作るので複雑なのは出来ないというか面倒くさいというか。
でも、中ポケットを付けたり、ヒモは調節できるようにしたりくらいはする。
刺繍だって簡単なものばかり。テクニックよりもセンスで勝負(?)かも‥。(本気か?)

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Photo_131 ←ポシェットの裏面は一緒

これは従妹の娘たち(6~8歳くらい)に作ったもので、ベースは麻で表の柄の部分は外ポッケになっていて、中ポッケも付いている。
ヒモがいろんな布の継ぎ合わせになっていて、片方を結んで長さを調節するようにした。
子供がポッケにいろんなものを入れているのって可愛いよねぇと思いながら作った。

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これはその娘たちのお母さん(従妹)のもので、上の子供用よりもひとまわり大きい。
少し大人っぽくシックな薔薇柄のハーフリネンで作った。
子供用と同じく外にも中にもポッケがある。
よ~く見たらわかるかもしれないのだが、花柄の布にはレースが縫い付けてある。
こちらもヒモはいろんな布(赤系)の継ぎ合わせ。

従妹がポシェットを着けた子供達の写真を送ってくれたのだが、ポシェットだけ見るよりも断然子供が身につけていたほうが可愛いのだ。
従妹の子供たちの従姉にあたる女の子の分も色違いで作ってあげたのだが、そのコはクマさんが大好きでポシェットにも何匹もクマさんを入れて手にも持った写真を送ってくれた。
うううぅぅぅ~、これなのよん、こんな風に財布でもハンカチでもない、子供の宝物をいれた状態をみたかったのよ~ん、と嬉しくなった。
手作りおばば冥利(?)につきる瞬間なのだ。(*^_^*)

1_54 ←ニットのポシェット

これはモコモコした毛糸で編んだものに、やはり毛糸で簡単刺繍したポシェット。
一番上の水色のお花はくるみボタンのようになっていて、フタの部分からループがかかっている。
中布はカラシ色。ポッケはなし。
ニットのポシェットはいくつか作ったのだが、写真を撮っておらず、初期に作ったこの赤のだけしかないのだ。
シマシマに編んだのとかモチーフつけたのとかあったのになぁ~。
これからは編み物の季節、また作ろうっと♪

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 *テクテク散歩*

2_56 コスモスさん、こんにちわ。

Photo_134 バックシャンな西郷さん

Photo_135 赤い水玉のイヌ

2_59 ゴロンと勝手に呼んでいるイヌ  

2_57 カシスのコーヒーゼリーグラッセ

2006年9月30日 (土曜日)

L’amore e’cieco

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すっかり、Love is blind な菊ちゃんと思われがちな私だが(そうじゃないのか?!)、
もう秋なんだし、そろそろ手作り再開しようかなぁと思っている。
夏にめっぽう弱い私は、ある意味、夏が冬眠というか夏眠というか、ジィ~ッと涼しくなるのを待っていたのだ。

フト、部屋の隅っこを見てみると紙袋がずっと置きっぱなしだ。
それは夏に作ろうかなぁと思っていたスカートの生地。
っといっても古い着物で、作る前にほどかないといけないのだ。
なので、ほっといていたのだが、見ていると作りたくなってきた。
そんなとき、楽しそうにサスペンスドラマを見ている母を発見!
「ママ上、ヒマぁぁぁ?」と聞いたら、ヒマじゃないというが、着物をほどくのは主に母の仕事(?)なので、着物を小さいハサミを渡して「プリーズ、マミィ」とお願いした。
ハサミを渡されてジッとしていられない母は、サスペンスを見ながら着物をほどき始めた。

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このスカートは母が20代の頃、昭和20年代に普段着として着ていた鹿児島紬で、水害のあと洗い張りにだしてあったのでほどく必要がなく、そのまま柄合せをして作った。
もともとは黒地だったそうだが、長い年月のあいだに色あせして茶色がかった黒になっている。
柄が意外にモダンで大胆な色あわせなのでスカートにしても負けない何かがある。
柄あわせをしなかったら2枚スカートが作れたのだが、それは譲れないので残った布は取っておいてまた何かを作る。
実際見ると絹独特の光沢があって、しかも軽い!

 
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これは京都の東寺の市(弘法さん)で買った古い道行をほどいて作った。
古いので今着ようとすると普通の体型の人でもやや小さいのだが、実はこの道行は表もさることながら、裏地がとぉっても気に入って買ったのだ。
昔の道行、羽織は裏地がステキなものが多く、特に男物はカッコイイ裏地があって、骨董市などでハギレの山から「いいなぁ~」と手にとってみると男物の羽織裏だったりする。
このスカートは黙っていたら着物地とは思えないくらいモダンな柄なので、「もとは道行なんだよぉ~」と云うとビックリされる。
そのままよりも裾に黒を持ってきたほうが締まるような気がしたので、黒のシャンタンをつなげた。
「きょうはパーティ?」と云われそうなスカートなのだが、結構普通に着ている。
見た目よりも軽くて、しかも暖かいのだ。
秋冬には着物地(絹)はとっても向いているような気がする。

紬のも道行のも、小さい穴やキズがあるのだが、そういうところはウエストのほうへもってきて目立たないようにしている。
あと裏打ちしているところもある。
縫う前には洗濯機の手洗いコースでジャブジャブ洗って、ある程度縮ませてしまう。
っといっても、そんなには縮まないのだが、あとあとも洗濯機の手洗いコースで洗うためには必要不可欠なのだ。
そうじゃないと、いちいちクリーニングに出さないといけなくなってしまう。
んな、もったいないことはしないのじゃ~。

 

1_49 ←城山界隈

昔の博物館→2_51

昨日、久しぶりに美術館に遊びに行き、帰りに裏通りをブラブラ散歩した。
こじんまりとしたお店が並んでいる。
昔の博物館の写真を撮ろうと敷地へ入ると犬を放し飼いで散歩させている人がいた。
写真を撮っていると、土佐犬とブルドッグを足して二で割ったような苦みばしった顔の犬(種類がわからん)が寄ってくるのだ。
可愛くないけど、飼い主にとっては可愛いんだろうなぁと思いつつ、イヌに向かって「変な顔~」と呟いていたら、飼い主らしき女性が「そのケーキが気になっているんですねぇ~」と云ってきた。
変な顔のイヌもMOKUのケーキは気になるらしい。
もちろんあげないけど。
イヌは私が歩いていっても、まるで後ろ髪引かれるように私を見つめていた。
いや、MOKUのケーキの箱をか。

Photo_116 Photo_117
    Photo_118

ブラブラのんびりの散歩は、いい気分転換になったのかもしれない。
母は今度はチャングムを見ながら着物をほどいている。
明日はジャブジャブ洗ってアイロンをかけよう!

*追記*

晴れたのでジャブジャブ洗い、一時間くらいかけてアイロンもかけた!
なんだか少し麻が入っているような気がした。
夏向きかなぁ‥。でも冬もリネンっていいよね、きっと。

2006年9月 7日 (木曜日)

はんこをぺたぺた。

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そういえば、はんこも時々作っていた。
消しゴムだったり、版画用のゴム板だったりするのだが、彫るのは普通のカッターナイフだ。
しかも20年くらい前から使っている。
デザインカッターも持っているので使ってみたが、私には手に馴染んだ普通のカッターのほうが使いやすかった。
大きいところは彫刻刀も使う。彫刻刀は高校生の頃から使っているものだ。

Photo_57 ←YMOと晴臣くん

Photo_68 ←爬虫類両生類好きの友人へ

Photo_69 ←ジャニス好きの友人へ

ナンシー関も云っていたが、下書きが出来れば、半分以上出来たも同じで、彫るのは作れば作るほど慣れてくるので、確かに下書きのほうが時間がかかることがある。
似顔絵は男性のほうが描きやすい。
女性は正直いって難しいと思う。自分の似顔絵は別だが。

プレゼントすることのほうが多いので、やはり手もとにはあまり残っていないのだが、ハンコは押してとっておけるので、全部ではないが半分以上は小さいファイルに貼ってとってある。
多いのは名前のハンコで、友人知人が出産したあとに、その子供のハンコを作ったり、ただプレゼントしたくて勝手に作ったり、と。
あと、YMOのハンコは売ってないから作った。自分のためだけに。

Photo_70 ←2版作ったお気に入り

ハンコをぺたぺた押して、オリジナルの便箋や封筒を作って楽しんだりもする。
わら半紙や色付きの再生紙、クラフト紙だと、いいカンジで擦れた雰囲気が出る。
そういうレターセットも勝手に作って勝手にプレゼントする。

そんな私のハンコ作りのなかでも、素晴らしい(?)出来だと思っている、ふたつのハンコがある。
似顔絵なのだが、自分でいうのもなんだが、ソックリなので個人情報保護法にひっかかってしまうかも、とちょっと心配だし、当人を知らない人にとっては「誰?これ?」と思うモノなので、少し考えたが、やっぱり見せちゃおうっと♪

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どちらも当人の口癖を入れた。
いろんな色の紙に押して、ヒモでつないで旗のようにしたり、竹串につけてパタパタする旗にもしたりした。
あと、魔除札のようにしたり、本人の車のサイドミラーにいつの間にか貼ったりしたような気がする。(いや、したのだが‥)
失礼といえばかなり失礼な行動なのだ。
ブチ切れずにいてくれた、お二人に感謝!\(^o^)/

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フォトアルバム

DAISY0529DAISY

  • Instagram
    時々、アップしています。よかったら見てね。

*Handmade*

  • Happy Daisy * Handmade
    過去に作ったモノを集めて紹介しています。 見てみてネ。       

本棚 (時々増えています)

  • Daisy Books
    少しづつ置いています。覗いてみてネ。

映画の記録ノォト

  • BLUE MOON
    観た映画を忘れちゃう前にメモしておこう、と思っていたのにすでに忘れています‥。

どこから?

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